小学校の入学に合わせて購入した勉強机。子供も大きくなって使っていないというご家庭も多いのではないでしょうか。まだ使えるのにもったいないと思っているならリメイクして再利用を考えてみてはいかがでしょう。ここでは勉強机のリメイクについてポイントと方法についてご紹介します。
「汚れてしまっている」、「デザインが子供っぽくて使いにくい」といった理由でそのまま使うことに抵抗がある人はこちらを参考に、勉強机のリメイクにチャレンジしてみて下さい。
<勉強机のリメイク>リメイクのポイントは?
まず、勉強机をリメイクする際のポイントについておさえておきましょう。
リメイクして使える机とは?
リメイクしやすい勉強机はどのようなものでしょうか。ポイントが3つありますのでご紹介します。
・シンプルなデザインのもの
勉強机として機能性の高いものはデザインが凝っていて複雑な作りになっているものもあります。リメイクする際はできるだけシンプルなものがおすすめです。本棚や、ライトなど固定式になっているものがあれば外してしまっても良いでしょう。
・品質が良いもの
勉強机は長期間使われることを想定して比較的丈夫につくられているものが多いことが特徴です。もちろん価格帯によって違いはありますが、使用されている木材や組み立てなど品質の良いものはリメイクしてからも長期間使い続けることができるでしょう。
・サイズ調整できるもの
勉強机は成長に合わせてサイズを調整できるものが多くあります。また、家具としては勉強机は大きいものなので、お部屋と使用時のサイズが合っているか、使いやすいサイズにできるかを確認しておくと良いでしょう。
用意する道具は?
リメイクする際に用意しておきたい道具についてもご紹介します。リメイク内容によっても違いはありますが、用意しておくと便利です。
・電動ドライバー
勉強机は基本的にネジで留められていることが多いので取り外しの際に電動ドライバーがあると便利です。もちろん普通のドライバーでも使用は可能ですが、作業効率があがりますのでぜひ用意しておきましょう。
・サンドペーパー(紙ヤスリ)
木の表面を整える際に使います。キズを慣らしたり、ペンキで着色する際の下地つくりに使います。サンドペーパーは目の大きさで番号がありますので違う番手のものを何種類か用意しておきましょう。
・カッターと定規
カッティングシートの切り出しに使います。定規は丈夫な金属定規がおすすめです。カッターを使う時に他のものにキズがつかないように段ボールや、カッティングボードも合わせて用意しておきましょう。
リメイクする方向性を考えよう
お部屋のイメージに合わせてどのようなリメイクをするのか考えましょう。着色する際のカラーを決めたり、デザインは何をイメージしているのか、しっかり考えをまとめてからとりかかりましょう。
<勉強机のリメイク>実践方法!
ではここからは実際のリメイク方法についてご紹介します。
ペンキでカラーチェンジ!
机のリメイクで大きく印象を変えたいならペンキを使いカラーチェンジに挑戦してみてはいかがでしょうか。
・油性?水性?
ペンキには油性と水性がありますが、どちらを選んでも問題ありません。油性は乾燥後の油膜が固く、耐久性に優れています。また、水性よりツヤがあり、仕上がりも良くみえますが、においを感じる場合もあり塗ると溶けてしまう素材もありますので注意が必要です。水性はにおいがなく、伸びがよいので初心者でも塗りやすいことがメリットです。
・下地の準備
そのまま塗り始めても大丈夫ですが、キズなどが気になる場合はサンドペーパーでキズを慣らしておきましょう。すでに表面がコーティングされている素材ならサンドペーパーで下地を出しておくとペンキののりも良くなります。
・塗り方
ペンキは缶のフタを開ける前によく振り、フタを開けたらしっかりかき混ぜておきましょう。はけやローラーにつけるときはつけすぎるとムラになるのでよくしごいてから使います。きれいに塗るには一定方向に一定のペースでゆっくり塗っていきます。
色はお部屋のインテリアに合わせてアイボリーやブラウン系の色でナチュラルに仕上げるのもいいですが、くすみのあるブルーや、グリーンなどの色に挑戦してみても楽しいのではないでしょうか。
カッティングシートで簡単リメイク!
ペンキでの塗装はハードルが高いという人にはカッティングシートでのリメイクがおすすめです。カッティングシートはホームセンターの他、100円ショップでも購入が可能です。机の形に合わせてシートをカットし、シールのように貼り付けるだけで机の印象が大きく変わります。気に入ったデザインのものを探してみましょう。
貼るときに空気を抜くためのヘラを用意しておくと便利です。用意できない場合は乾いたタオルや折り曲げた段ボールで代用も可能です。空気が入ってしまった場合は針で穴を空け、空気を抜くときれいに仕上がります。
真っ白なカッティングシートでかわいさを出したり、木目調のシートでアンティーク風に仕上げることもできます。また柄物とのミックスでおしゃれセンスをみせるのも良いですね。
小物を使ってイメージチェンジ!
引き出しの取っ手や金具、またフックを追加したりすることで雰囲気は大きく変わります。かわいい木目のつまみや、ビンテージ風の取っ手など雑貨屋で探してみましょう。今は100円ショップでも販売している場合がありますので探してみて下さい。
ワックス・ステインでビンテージ風に!
ワックスや、オイルステインを塗るとヴィンテージ感を出すこともできます。ペンキと違って木に浸透するので木の風合いがそのまま楽しめ、深い味わいとナチュラル感のある仕上がりになります。
・木材の表面をヤスリがけ
塗る前に表面のごみ、油分、カビなどをふき取り、ヤスリで保護してあるものをしっかりはがします。サンドペーパーの番手は#240から#400番くらいが良いでしょう。これによりオイルステインが浸透しやすくなります。#500番以上の細かいものを使うと表面が滑らかになりすぎ色が入りにくくなるので注意が必要です。
・木くずはしっかり落とす
サンドペーパーで研磨した木くずはしっかり布や紙でふいておきましょう。
・オイルステインを塗る
ワックスを塗る前に水性ステインを塗っておくと色が良くなります。これは塗らなくてもいいですが、塗っておくと仕上がりに差がでます。
・ワックスを塗る
布やスチールウールにワックスをつけて刷り込むように伸ばします。ワックスは油性なので手につくと汚れが落ちにくいのでゴム手袋を使いましょう。
<勉強机のリメイク>机以外の活用も!
机としてリメイクする以外にも方法はあります。主な活用方法もご紹介しておきますね。
ドレッサーとして使う
机の上の本棚などを取り外し、鏡をおけばドレッサーとしても活用できます。机上も広いので大きめのミラーもおけますし、引き出しもあるので収納スペースも十分に確保できます。おしゃれにリメイクすればメイクも楽しくできると思います。
本棚部分でブックシェルフを
机上の本棚を外し、キャスターをつければ可動式のシェルフになります。本以外にもガーデニング用の棚として鉢を並べてもかわいいと思います。
机の下に棚を作り収納スペースにも
椅子を外し、机の下にも棚を作り、収納スペースとしても良いでしょう。机上はディスプレイスペースとして植物を飾ったり、ちょっとした作業台として使っても良いでしょう。
【まとめ】アイデア次第でまだまだ使える!勉強机をリメイクしよう!
思い入れのある勉強机ですので、使わなくなったからといってすぐ捨ててしまうのはもったいないと思います。長く使用できる家具だと思いますので、リメイクで再利用の方法を考えてみてはいかがでしょうか。新しい利用方法が見つかるかもしれませんよ。