【2022年度版】リノベーションの意味とは?事例や費用も紹介

ポイント

住まいの改修のためにリノベーションするケースがあり、リフォームよりも大掛かりな工事で住まいを一新させます。今回は、リノベーションにまつわる情報を掘り下げ、理想の住まいに近づけるためのアドバイスをお伝えします。

リノベーションする意味①

和室

リノベーションとは、間取りから内装などをゼロから考え直し、大規模な改修で住宅に価値を付加させたり、機能を充実させることを指し、改装工事も含まれます。例えば仕切り壁を取り払って広々としたリビングにしたり、ファミリー用のお部屋をひとり暮らしに適した間取りや機能に改修するなどです。リノベーションが注目されている理由や、リノベーションを選ぶポイントなども説明します。

リノベーションが注目されている理由

リノベーションが注目されているのは、マイホーム購入の際、新築以外の選択肢があるからです。昨今は土地や建築資材などの価格高騰で、新築物件を購入しにくくなったため、中古物件をリノベーションするケースが多くなっています。マイホームを手に入れるために、わざわざ新築を購入しなくても、リノベーションでリーズナブルに住まいを手に入れられるのが魅力です。コスパの良さで、リノベーションの人気を高めているそうで、より多くの方がリノベーションを選択するのが予測できます。

リノベーションを選ぶポイント

リノベーションなら、新築を建てるより安く上がります。せっかく我が家を改修しても、高額な費用が掛かってしまっては本末転倒です。予算内でリノベーション可能なのかどうかよく検討しましょう。費用も含めて、施工前にどんな間取りにするのかを決めることも、リノベーションを選ぶポイントです。住まいの改修で住環境が大きく変わる可能性がありますし、家族みんなが賛成する間取りなのか、納得するまで家族としっかり話し合いましょう。

リノベーションの見逃せないポイント

リノベーションの場合、住まいの長所を生かして間取りを作成できます。安い費用で好きなように家を変えられるのが、リノベーションの見逃せないポイントです。自分の家に長く住むならば、リノベーションで自由度の高い住まいづくりをしたくなるのが、我が家を改修したい方の望みです。

リノベーションをするときの注意点

リノベーションをする場合、住まいの耐久性に問題がないか確認する必要があります。中古マンションだと築年数が長いため、耐久性に問題がある可能性が高いです。全面リノベーションの場合、スケルトン(構造躯体)にしてから工事開始後、初めて問題が出てくる可能性があります。動かせない物が出てきたり、電気や水回りの工事が大掛かりになったりするので、リノベーションする場合は気を付けましょう。

リノベーションの進め方

リノベーションを進めるには、まず物件を探して購入する必要があります。物件の引き渡しを済ませた後に住宅ローンの審査を受けて、工事部分に関する契約を結びましょう。中古住宅購入後のリノベーションの場合、リフォームローンを組まなくてはなりません。通常住宅ローンより若干金利が高くなる点にも注意しましょう。工事費用の調達のめどが立ったら、具体的にどういう設計にするかデザイナーと相談して、デザインが決まったら工事開始となります。

リノベーションする意味②

次にお伝えするリノベーション事例が、リノベーションする意味を明確にするきっかけとなるでしょう。具体的なリノベーション事例をご覧になることで、施工後の我が家をイメージしやすくなり、リノベーションへの期待感が膨らんできます。

リノベーションの事例

築100年以上の家をリノベーションした事例を紹介します。古民家をリノベーションした事例では、費用950万円、施工日数75日掛かりました。水回りの老朽化による設備交換と、バリアフリー工事で段差を解消しました。収納を増やして快適さを向上させています。明るくモダンな住まいになり、より愛着のある我が家で生活できますね。

別のケースでは、住まいに車椅子でも生活しやすいようにリノベーションし、施工に80日掛けて介護しやすい家に生まれ変わらせました。費用3750万円と高額でしたが、耐震補強も行って地震が来ても安心できる住まいにしてもらいました。地震が多い日本において、耐震補強で住宅倒壊のリスクを低くする施工も大事です。

施工後に付け足した建具や設備は、既存の柱や部材の色に合わせてコーディネートされています。住む人の立場を考えた住まいづくりも、リノベーションで大切なことです。

リノベーションする意味③

リノベーションで気になるのは、どのくらいの費用が発生するかです。費用の幅が大きいため、工事前にリノベーション費用を把握してから、住まいの改修を業者に依頼しましょう。

リノベーションの費用

リノベーションの場合、オーダーメイドで一から工事するため、価格はケースバイケースです。リノベーションで大幅な間取り変更や、最新の設備機器の導入などが可能ですが、費用が高額になる場合があります。基本的に面積が広いほどリノベーション費用が高いです。振れ幅が大きく同じ60m²でも、1000万円台から1600万円台まで費用にかなりの幅があります。リノベーションするのであれば、費用の変動をある程度予測しなければいけません。

フルリノベーションの場合、300万円から600万円掛かり、中古の住宅代を合わせても、新築で購入するよりも500万円から1000万円ほど安いです。カスタマイズしていくオーダースタイルと、㎡数で金額を決める定額スタイルに分かれています。㎡数の場合、基本的に10~17万円/㎡程度です。住宅の寿命や耐震基準を考慮して、リノベーション費用を把握しましょう。

古民家をリノベーションする場合、300~500万円掛かる可能性があります。柱や梁などの構造物が劣化していると、その分コストがかさんでしまいます。素材やデザイン、設備で2000万円以上になることもあるため、ある程度の資金を用意してから古民家をリノベーションした方が良いです。

リノベーション費用の内訳は、職人の工賃と資材・設備の費用、現場監督やデザイン費用、細かな経費です。住宅が完成するまでに、解体工事・木工事・電気設備工事など多岐にわたるプロセスがあります。各工程に固有の技術が欠かせないため、各工程ごとに専門の工務店・職人に工事を依頼する必要があります。その分費用も高くなることを想定して、リノベーション費用を捻出できるようにしましょう。

まとめ

我が家に長く住み続けていると、遅かれ早かれ住宅の至る所に支障が出てきて、住まいを改修する必要性が出てきます。そのため、リノベーションで問題箇所を修理する施工が注目されています。リノベーションで住まいの機能性を高めたり、新たな価値を住まいに与えることも可能です。改修するだけでなく、住まいをより良くするための施工も、リノベーションの大きな目的と言ってもオーバーではありません。いつまでも住み続けたくなるような理想の住まいの追求のために、リノベーションを選択するのも良いですよ。

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