夜に何かの影響で起きてしまった経験はありますか。
そういった夜の次の日は日中眠くなってしまったり、肩こりも感じてイライラがつのってしまいますよね。
本記事ではそういった睡眠妨害の原因や対策方法について解説します。
それではさっそくみていきましょう。
目次
睡眠が妨害され続けるとどうなるのか
睡眠不足が毎日続いたら辛いですよね。最初はちょっとした寝不足や疲れだったものでも放置すると大変なことになるケースがあります。
そこで睡眠が妨害され続けるとどうなるのか深掘りしていきます。
睡眠が妨害され続けた場合の症状
睡眠が妨害され睡眠不足の状態が続くと以下のような症状が見られます。
・ストレスが増える
・免疫力を低下させる
・肥満のリスク
・イライラなど気分の変動が激しくなる
・血圧が上昇する
・注意力散漫になり事故のリスクが増大する
たとえば睡眠時間が1時間長い人の方がコロナの感染リスクを12%低く抑えられるという調査も存在します。
睡眠不足においていいことはまったくありませんね。
睡眠障害の種類
睡眠不足の先に、睡眠障害になってしまう可能性があります。
主な睡眠障害は以下の通りです。
・不眠症:睡眠時間の長さではなく、目覚めた時のだるさや眠気、日常生活に支障をきたすレベルの症状
・過眠症:たくさん寝ているにも関わらず、3ヶ月以上に渡って眠気が生じる症状
・概日リズム睡眠障害:昼夜のサイクルと体内サイクルが整わず、活動に支障を及ぼす症状
・睡眠時呼吸障害:睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう状態を繰り返す症状
・身体疾患や精神疾患に合併した不眠
障害となってしまう前に、睡眠不足と気付いたタイミングで改善することが好ましいですね。
イライラがつのる睡眠を妨害する原因4つ
みなさんは睡眠の途中で何かに邪魔をされて起きてしまった経験はありませんか?
次はイライラがつのってしまう睡眠を妨害する主な原因を4つ紹介します。
同居する夫、妻、子どもに起こされる
同居される家族に起こされた経験がある人は多いのではないでしょうか。
夫婦で寝室が一緒のケースであれば、互いのいびき、寝相や物音で起きてしまったり、赤ちゃんがいる家庭では赤ちゃんの夜泣きで起きてしまうなどのケースがあります。
特に赤ちゃんの問題は、コントロールしにくいので大変ですよね。
お泊まりの際に彼氏、彼女に起こされる
普段、一人暮らしをしている者同士が慣れないお泊まりをすることで、ついつい寝不足になってしまうケースは多いです。
彼女が彼氏に朝まで腕枕をせがんできたり、彼氏が彼女をずっと抱きしめて寝たりすることで中途覚醒をしてなかなか寝られないことも多いです。
まだお互いのことを理解していない段階で睡眠がきっかけで台無しになるのはもったいないですよね。
近所の電車音や工事などの騒音
近所の電車音や騒音、または隣人がホームパーティーをしているなどでうるさくて寝られない経験がある方も多いのではないでしょうか。
そもそもマンションやアパートが鉄筋ではなく木造だったり、壁が薄かったりすると騒音の被害を受けやすいです。
家探しをする際には壁の厚さや外からの音の大きさは気にしたいところですね。
犬の鳴き声やペットによる睡眠妨害
犬やニワトリの鳴き声による騒音問題は多いです。
朝も夜も関係なく、鳴かれると気になってしょうがないものですよね。
飼い犬の場合は夜遠吠えなどをしてしまうケースもあります。
また犬に加えて、特に猫は寝室で寝ているところを顔を踏まれたりして眠っているところを邪魔されることもあります。
睡眠を妨害する音の大きさはどのくらい?
睡眠を妨害する音の大きさは40デシベルです。
40デシベルとは図書館や静かな住宅地の昼くらいの大きさです。
かなり静かだなと思ったかもしれませんが、このくらいの静かさが睡眠にとっては必要でしょう。
ちなみに家庭内でよく起きる音の大きさは以下の通りです。
つまり、人の話声でも睡眠妨害はされるものです。
これで熟睡!睡眠妨害の対応策3選
続いて辛い睡眠妨害から守る解決策を3つ紹介します。
防音加工のカーテンを設置する
外からの音のストレスを感じないために防音加工されたカーテンはいかがでしょうか。
防音カーテンとは音を遮ったり、吸収するカーテンのことです。
防音カーテンは主に中高音域の音を遮断する効果が高いようです。
中高音域とは以下の通りです。
・女性の声
・子犬の声
・工事現場の音
・電車や自動車などの通過音
また防音加工カーテンは断熱・節電効果もあるので一石二鳥ですよ。
睡眠に優れているタイプの耳栓をする
いびきや生活音を完全シャットアウトするアイテムとして、耳栓も非常に効果が高いです。
単なる耳栓ではなくて、睡眠用の耳栓がおすすめです。
耳栓は約20デシベルほど音を遮音してくれる効果があると言われています。
いびきは約40〜60デシベルなので、耳栓をすることで十分に安眠水域の40デシベル以下に抑えることができますよ。
寝室を家族と別にする
少し悲しく聞こえるかもしれませんが、あえて寝室を別にするのも非常に有効的です。
やはりいい睡眠とは一人で寝ることが一番です。
お互いのいびきや寝相や物音にも影響されずぐっすり寝ることができますよ。
もしかしすると夫婦円満の秘訣は別室で寝ることかもしれませんね。
睡眠を妨害した場合の刑法は?
騒音による睡眠妨害は刑法が適用になるのか確認していきます。
騒音問題は民事上のトラブルとなるため、騒音の発生主に対して損害賠償請求や差し止め請求といった対処を行うことができます。
しかし、騒音の状態によっては暴行と認められると、刑法208条の暴行について「人の身体に対し不法な攻撃を加えること」と解釈され、騒音も暴力の範囲と解釈されることもあります。
また刑事訴訟法第239条では、「何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。」とあり、これは騒音問題でも適用になります。
自治体によっても迷惑防止条例違反で取り締まられるケースがあるようです。
あえて睡眠を妨害!アメリカの高校生の断眠挑戦
1964年に、アメリカの高校生ランディ・ガードナーが264時間(11日間)まったく睡眠をしない挑戦をしました。
時間経過による主な症状は以下の通りです
断眠2日目:目の焦点が定まらなくなってくる
断眠4日目:幻覚が見えて記憶が曖昧になってくる
断眠7日目:ろれつが回らなくなってくる
断眠8日目:発音が不明瞭になってくる
断眠9日目:文章が話せなくなったり、指や眼球の震え
明らかに身体と精神ともに狂ってきそうですよね。
くれぐれもみなさんは真似をしないように睡眠をとってください。
【まとめ】睡眠は大事!妨害される原因を見極め対策しよう
いかがでしたでしょうか。
睡眠を妨害されると本当にイライラが募ってしまいますよね。
睡眠不足を放置していると重大な病気のリスクも増えてしまいますのでお気をつけください。
それではこの記事をきっかけに快適な睡眠のある暮らしをお送りください。