「引っ越しの段取りって何からやればいいの?」、「段ボールの開け閉めが多く、なかなか荷造りが進まない…」なんて方も多いと思います。引っ越しをスムーズに進めるにはコツがあります。ここではそんな「引っ越しのコツ」についてご紹介します。初めての引っ越しや、引っ越し作業の苦手な方は参考にしてみて下さい。
<引っ越しのコツ>段取りのコツ
引っ越しの際に一番大切なことは「スケジュール管理」です。やらなければいけないことをまとめて、各項目ごとにスケジュールを決めていく必要があります。進めていく中で追加する作業も出てくると思いますが、しっかりスケジュール管理ができていれば焦ることなく対処できるはずです。ここではスケジュールを決めていく際の主な内容を順番にまとめておきます。
早めにやっておくこと
引っ越しの準備は早めに進めておくに越したことはありませんが、荷造り等の生活に影響が出る作業は行うことができません。まず引っ越し決定後に進められるところから進めていきましょう。
・引っ越し先を決める
引っ越し先の決定は1か月以上前には決めておきましょう。不動産会社との交渉は時間をかけてしっかり行える余裕が大切です。これから生活をする住居に不満を感じることがあると生活の満足度に大きく影響があります。
特に引っ越しシーズンの2月から4月にかけては条件のいい物件はすぐに埋まってしまいます。会社の急な辞令交付など時間がない場合以外は、引っ越しが決まったらできるだけ早めに物件探しを始めることをおすすめします。
・引っ越し業者の選定
引っ越し先が決まったら引っ越し業者も早めにおさえておきましょう。こちらも引っ越しシーズンには混み合い、自分の希望日程がおさえられなくなる場合がありますので、日程に都合がある場合は特に注意しましょう。
引っ越し業者は1社ですぐ決めてしまうのではなく、複数社に見積をお願いし、内容を比べてみましょう。引っ越し業者によってサービス内容、金額など特徴がありますので、自分に合った引っ越し業者を選ぶことが大切です。また、サービス内容以外でも対応の丁寧さなども良い引っ越し業者を選ぶ上で重要な要素となります。
現在はネットで複数の引っ越し業者に見積を依頼できるサイトもたくさんありますので、こういったものを利用してみるのも良いと思います。
・不用品の処分
新居で使用しない不要品は転居前に処分しておきましょう。早めに整理しておくことは引っ越し荷造りの際に「これはどうしよう…」など頭を使う時間を短縮でき、さらに引っ越し作業のスペースの確保にもつながります。
特に大型のものは処分業者に引き取りをお願いしなくてはいけません。時期によっては1か月待ちということもありえますので、早めに引き取りの段取りをつけておきましょう。
1週間前までに確認しておくこと
・役所などへの手続き
転出届や転校手続き、郵便物の転送手続き、電話の移設手続き、電気、ガス、水道などのインフラ設備の解約、契約、住宅にかかる保険の契約、解約など引っ越し時にしなければいけない手続きは山のようにあります。こちらはリストをつくり、チェックシート化しておきましょう。
転出届など受付開始日が決まっているものもありますので、事前に確認して、あとで「忘れてた」ということがないように気をつけましょう。
・荷造りの準備
荷造りに必要な物がそろっているか確認しておきましょう。主なものはハサミ、カッター、ガムテープ、ビニールひも、新聞紙、マジック、軍手、ドライバー(工具)、ごみ袋、清掃用具などとなります。
段ボール・ガムテープなどは引っ越し業社で準備してくれる場合もありますので確認してから用意すると良いでしょう。
<引っ越しのコツ>荷造りのコツ
引っ越しの荷造りについてもスムーズに行うコツがありますのでご紹介します。
使用する場所でブロックごとに分ける
荷ほどきの際に地味に困るのが箱を開けた時に違う場所で使うものでまた段ボールを移動させなくてはいけない時です。リビング・キッチン・洗面所など使う場所で分けて梱包するようにしましょう。
梱包方法
・段ボールはしっかり組み立てる
段ボールに天地が記載してある場合は必ず確認して逆さにならないように組み立てましょう。逆さに積まれてしまい中身が壊れてしまうことがないように。また、底はしっかりガムテープを十字に組んで貼りましょう。底抜けしないように気を付けて下さい。
・段ボールの重さに注意
段ボールは一人で持てる重さが基本です。書籍や金物は思った以上に重たくなることがありますので、半分に分けて違うものと組み合わせて梱包するなどの工夫が必要です。
・重たいものを先に詰める
先に重たいものを詰めて、空いてるスペースに軽いものの順番で梱包しましょう。スペースが空くようなら新聞紙、タオルなどで隙間を埋め、なるべく中で荷物が動かないようにします。また段ボールを積み上げる場合も重いものを下にして積むようにして下さい。
<引っ越しのコツ>その他のコツ
この他にもちょっとした工夫で引っ越しがスムーズに行うことができます。ここでは一例をご紹介します。この他にもあると思いますので、事前に調べてみると良いでしょう。
便利グッズの活用
・布団圧縮袋
布団を運ぶ場合は布団圧縮袋が便利です。かさばる布団がコンパクトにまとまります。衣料品なども圧縮することができますがシワになりますのでシワが気にならないものは使用しても良いでしょう。
・ラップ・ジッパーバッグ
調味料やシャンプーなど口の空いている容器はラップで包んだり、ジッパーバッグに入れておくと段ボールの中で中身がこぼれたりせず安心です。
・ハンガーボックス
引っ越し業者によっては無料で貸し出してくれるところもあります。シワをつけたくない服はハンガーボックスを利用しましょう。
・段ボール
包丁などの刃物の梱包には段ボールを刃に巻いてテープで固定しておきましょう。
段ボールへの工夫
・段ボールはクローゼット・押し入れに
荷造りが進むと部屋の中に段ボールがあふれてきます。お部屋に余裕がない場合は収納スペースから荷造りを始め、終わったものはそのまま収納スペースに積み上げていきましょう。あふれてくるものは部屋の隅を荷物置き場として空け、できるだけ生活に支障のない空間を確保すると引っ越しのストレス軽減にもつながります。
・段ボールの中身を記入する
段ボールを梱包したら内容物をきちんと明記しておくことを徹底しましょう。めんどくさがって記入をしないと荷ほどきの際に困ることになります。特に新居ですぐに使うものはまとめて梱包し、分かるようにしておくことで、まず荷ほどきしなければいけないものがすぐに分かるので、「全部段ボールを空けてしまい、部屋が段ボールだらけで寝るスペースがない…」という事態を避けることができるでしょう。
【まとめ】
引っ越しの際に大切なのは「早めに段取りを決める」ことと、「荷物の梱包方法」です。これができていればだいたいの問題は回避することができます。引っ越してから旧住居での手続きもれや、新居の手続き漏れで困ることがないようにしっかりチェックし、荷造りのポイントをおさえ、荷ほどきの際の手間を解消しましょう。