勉強は社会人になってからがおすすめ！　大人が勉強するメリットとは？

学生の頃にたくさん勉強をしていた人でも「社会人になったら勉強しなくなった」という方は本当に多いです。
勉強したくてもできないという人もいれば、いまはできないけど時間ができたらやってみたい勉強があるという人だっているはずです。
いろいろな理由はありますが、社会人になってからの勉強は学生時代の勉強よりも実はその後の人生でとても重要な問題になってきます。
ではなぜ社会人になってから勉強をした方が良いのでしょうか。今回は大人が勉強をするメリットについてみていきましょう。

社会人になって勉強をしないのはなぜ？

社会に出てからもずっと勉強を続けているという人はとても少ないです。
学生の時にしっかり勉強をしていた人でも社会に出ると勉強をしなくなるのはなぜなのでしょうか。
勉強についての話をする前に、まずはなぜ社会人になると勉強をしなくなる人が増えるのか、その理由を見ていきましょう。

仕事が忙しくて時間が取れない

学生の本分は勉強をすることです。
ですから、学生のうちは無理をしてでも勉強をしていたという人も、社会に出てしまうと仕事に一生懸命になって勉強をしなくなる人が増えてきます。
働き方改革により就業時間が短くなったり、在宅ワークで通勤時間が減ったとは言っても、「毎日勉強をする時間を取るのが難しい」と思ってしまうのもある意味では仕方のないことかもしれません。
特に就職・転職したての時や部署が変わった時、年度末など仕事に追われている時は時間の管理をきっちりしていかないと日々コツコツ勉強をするのは難しいですね。

社会人になって勉強をする理由が見つからなくなった

「テストで良い成績を取りたい」
「〇〇大学に合格したい」
学生の時は具体的な目標があってそれに向かって勉強をしていたという人も、社会人になってしまうと仕事の関係でなにか資格を取らなければいけない時や昇進試験の時以外の勉強はしなくてもOKという会社も少なくありません。
無理に勉強をしなくても日々の仕事をしっかりこなしておけば問題ない、という状況になってしまうと自然と勉強に対する意欲をなくす人も出てきます。
誰かが目標を作ってくれれば勉強をするけれど、仕事も忙しい中で勉強をする必要性を感じなくなるという方も増えていくようです。

社会人になって勉強よりも自由な時間を優先したくなったから

学生時代と比べると自分の使えるお金も自由な時間も増えて、楽しいことも増えてきます。
面倒な宿題や課題もなくなって、仕事帰りにふらっとどこかに出かけることもできるようになりますね。
無理に勉強しなければいけないわけでもない。
遊ぶお金も自由もある。
そうなれば楽な方へと流れてしまうのは人として自然な流れなのかもしれませんね。

社会人こそ勉強を！　大人が学習することのメリットとは？

学生の時よりも社会に出てからの時間の方が何倍も長い時間が待っています。
必要もないのに勉強するなんて面倒だしもっとやりたいこともあるし・・・と思っている人は「なぜ社会人にとって勉強が必要なのか」という意味をわかっていないのかもしれません。
無理に勉強をすることはない、とはいっても、社会に出てからも勉強を続けていくのはとても重要なこと。
ではなぜ社会人にこそ勉強が必要なのでしょうか？ここで大人になってから学習することのメリットについてみていきましょう。

社会人として必要な教養を身につけられる

学生の時にした勉強は学業のためのものや資格・試験に合格するためのものがほとんどです。
しかし社会に出てから必要なのは仕事に必要な資格や知識だけではありません。
例えば社会人としてのマナーを身につけること。
大人としての教養を身につけること。
仕事に直接関係がなくても、マナーや教養をしっかり身につけることは人づきあいをしていくうえでとても大切なこと。
年齢を重ねるにつれて礼儀やマナーが重要な場面が増えてきますので、若いうちに知っておいた方が良いこともたくさんありますよ。

勉強をすることで仕事の幅が広がる

普通自動車の免許しかもっていない人は大型バスの運転はできませんが、大型バスの資格をもっていれば普通自動車の運転はできますね。
いま使うことはなくても何か目標をもって資格を取ってみることで、社内で新しい仕事にチャレンジできるきっかけにもつながります。
また、もし転職をしようと思った時には何となく取っておいた資格がきっかけで思いもよらぬ良い仕事に巡り合えることも出てきます。
社会に出てからの勉強はその人のスキルアップにつながるものです。
持っていて損な資格なんてありません。
自分の仕事や世界を広げるために、たくさんのことを勉強しておくのはとても良いことですよ。

昇進や昇給のきっかけになる

会社によっては資格取得を奨励しているところもありますし、職種によって会社から資格取得を義務付けられる場合もありますね。
会社が一部でもお金を出してくれる場合はそれを有効に利用して会社に対してアピールすることも大切です。
勉強を頑張っている＝仕事に対して前向きな姿勢がみられる、と上司からの評価がアップすることもあります。
純粋に資格を取ることが昇給や昇進の評価につながることもあります。
勉強は社会人として、会社の一員としての自分の評価をあげるための武器を身につけるという考え方もできますね。

社会人におすすめ　働きながら勉強するならこの資格！

これから何か勉強をしてみようかな、と思っている人でも具体的に何をやったらいいのかわからない人もいるかもしれません。
自分の興味があるものから勉強してみるのが一番身に付きやすいですが、どうせ勉強するなら役に立つ資格が欲しい！と思ってる方におすすめの資格を3つご紹介していきます。
仕事に直接関係がなくても、取っておくと社会のことが分かるようになる資格や将来の役に立つ資格ばかりです。

社会人の勉強におすすめの資格①　マイクロソフトオフィススペシャリスト（MOS）

まずはすぐにでも役に立つ資格を取りたいという方におすすめなのがマイクロソフトオフィススペシャリスト検定です。
データまとめや資料作成、メールやビジネス文書作成。
社会人として仕事をしていくうえでWord、PowerPoint、Excelなど様々なソフトが使えないと困る場面も出てきます。
日々の業務で使う頻度が高いOfficeを使いこなせるようになることは自分の仕事の効率を上げるためにもとても大切なことです。
MOSには一般とエキスパートの2つの資格がありますが、エキスパートの資格をとっておくとパソコンが使えますというわかりやすい指標になるので、どんな職種においてもおすすめの資格です。

社会人の勉強におすすめの資格②　ファイナンシャル・プランナー（FP）

金融系や保険関係、コンサルティングの仕事をしてる人たちが必ずと言っていいほど取得しているのがファイナンシャル・プランナー（FP）の資格です。
ファイナンシャル・プランナーの資格を取得するためには税金や年金、保険などお金に関する幅広い知識を持っておくことが必要です。
自分の仕事に直接関係がなくても今後の資産運用や転職をする時には絶対に有利になる資格。
ファイナンシャル・プランナーの資格は1～3級までありますが、この資格をもっていることは、金融や経済について知識があるという証になります。
これからの社会で生きていくためにお金のことを勉強しておくことはとても大切なことですね。

社会人の勉強におすすめの資格③　日商簿記

社会人が勉強してる資格の中で人気資格のひとつになっているのが日商簿記。
会社のお金の流れを把握するための帳簿のことを理解することは会社の経営をしていく上ではとても重要なことです。
経理や会計業務に携わる人はもちろんですが、将来管理職になった時にも簿記の知識は必要となってきます。
3級は比較的合格率が高いですが、1級になると合格率は約10％と格段に難しくなっていく代わりに1級を取得すると公認会計士への道も開けてきます。
なかには2・3級をダブルで受験する人もいるほど簿記の勉強を頑張っている人がたくさんいます。
日商簿記2級の資格を取っておけば転職の時にも有利になってきますので、先を見据えて取っておくという考え方もありですね。

最後に　社会人なってからも勉強を続けよう

いかがでしたか。
仕事が忙しかったり生活環境が変わったり、勉強をする時間を取るのが難しくなる時も出てきます。
それでも社会人になってから勉強を続けることはとても有意義で将来の自分の役に立つことになるのです。
毎日の通勤時間の中で10分だけテキストを読む、お風呂で勉強の動画を見る、それだけでも毎日続ければ必ず自分のためになります。
社会に出てからも日々勉強。
毎日コツコツつづけることで、勉強するくせをつけていけばうれしい結果が返ってくるかもしれませんよ。