最近、本を読みましたか?
「本を読む時間がない」とか「本を読みたいけど忙しすぎて」や「昔は読んでたんだけど最近は本を読めていない」など、本を読みたいけどそれどころではないという方が多いのではないでしょうか?
本を読むとなにが良いのか「読書することのメリット」と、本を読む時間をどう作るのか「読書時間確保のコツ」をご紹介します。
読書時間を確保するメリット
「読書したからって、なにがいいの?」「読書しなくてもテレビやネットがあるじゃん」と読書することに意味を感じていない人も多いと思います。そんな人に、1日の少しの読書時間を確保することで、あなたの今後を豊かにするメリットがあることをご紹介します。
語彙力、読解力が身につく
みなさんが一番に頭に浮かぶ読書をするメリットといえば、文章を読んで文字の意味するところを想像し自分の考えと解釈で理解していくことで、文章を読んで理解する読解力が身につきます。加えて、たくさんの文章を読むことで語彙力も上がり文章を組み立てる能力もあがるのです。
読書をせずに語彙力が不足している人は、社会でも書類や他人の意見の理解を間違えて理解したり、不適切な発言をして他人を不愉快にしてしまうことがあります。このように社会人としても読書時間を確保することは成長を助けてくれる大切な習慣です。
創造力や想像力が豊かになる
読書をするということは、読んでいる内容を思い浮かべたり、登場人物の気持ちをくみ取ったり、その後の展開を想像しながら読んでいます。そんな、読書しているときは自分の持っている想像力をフル回転させて楽しい時間を過ごしているのです。
そんな時間を繰り返し体験することにより、現実に社会の中でも相手が、なにを考えて、なにを期待しているか想像することができるようになります。なので、行動の予測、他人への配慮ができる人に成長することができることは読書時間を確保して本を読むメリットの1つです。
コミュニケーション能力向上
同じ本を読んだなど同体験で共通の話題ができたり、「読みたい」などの期待感があったりすると本の話題が口火となり話が盛り上がることがあります。初対面の人とも話すきっかけになったり、本の好みなどでその人の好みや人となりが分かるのです。
直接本の話をしなくても、ビジネス書や専門書それ以外の本でも、読むことで知識が広がり顧客や取引先担当者と円滑なコミュニケーションがとれることも多くあるので、仕事の成果につながることも読書時間を確保して本を読むメリットの1つです。
知識が増える
本は、時代も地域も多種多様です。昔の先人達の知恵の話から、現在の話、まだない未来の可能性の話、近い未来あるであろう話などどの時代の話もあります。加えて、小さな家庭の話や市内・県内の話、日本の話、世界の話、宇宙の話、その先の話など主人公も人間とは限りません。
ただ読んでいるときは楽しいだけでも、読書をすることで読んだ本の情報が知識として残ります。日常のいろいろな時と場所で、読書で得た知識を活かして生活することで自分の成長が感じられるのは、読書のうれしいメリットの1つです。
非日常の疑似体験ができる
読書の醍醐味というと「自分ではできないことを読書をすることで体験できる」という疑似体験ではないでしょうか?
なぜ読書をするのかを問われた時に「面白いから」と答える人が多いでしょう。なかには「勉強のため」や「見聞を広げるため」など自己能力向上のために読書をするという人も多いですが、それでも読書をする醍醐味は疑似体験になります。
その、面白い疑似体験がストレス解消や精神状態を維持することに役立っているのです。
気分転換になる
読書の醍醐味が疑似体験にあることはご紹介しましたが、読書は気分転換にも最適です。
ストレス解消になるのは当然ですが、会社や学校でアイディアが出ずに煮詰まっているときに読書をしてヒントが浮かんだ体験をしたことがある人も多いと思います。
読書をはじめると現実社会から一度リセットでき、読書をすることで考えられなかったヒラメキやアイディアが浮かんできて、目の前にある問題を落ち着いて見つめ直すきっかけになることが多いのです。
読書時間を確保し本を読むことのメリットをご紹介しました。単に知識が広がる以外に生活を豊かにして自分の精神状態もよい状態に保つなど読書のメリットがおわかりいただけたと思います。今までは「本を読むことがなかった人」や「本を読む時間がないと諦めていた人」も「読書がしたい!」と思っていただけたのではないでしょうか?
少しでも「読書がしたい」と思っていただけた人に「読書時間確保のコツ」をご紹介します。
読書時間確保のコツ
「読書したい」と思っても時間は1日24時間しかありませんから、時間を確保することは難しいかもしれません。しかし、長時間一気に読書時間を作る必要はありません。チョットした隙間時間を読書時間として確保してみませんか?
「読書をしたい」と思った時に「1日〇時間本を読む」とか「1ヶ月に〇冊本を読む」など目標を決めることはとてもよいことです。ですが、今まで忙しくて時間がなくて本が読めなかった人が、このような目標を立ててしまうとプレッシャーを感じてストレスとなり「やっぱり読書なんてできない」となってしまうかもしてません。
そこで、読書時間確保のコツはあるのでしょうか?
まずは簡単なことから、気負わずにはじめましょう。
いつでも手元に本を置く
「本を読みたい」「今なら本を読む時間がある」と思ったときに直ぐ読めるように、いつも手元に本を一冊以上持っておきましょう。
社内のデスクや、通勤バッグの中、自宅のリビング、寝室など同じ本を持ち歩いてもいいですし、置きっぱなしで複数の本を読む形でもいいです。「いつでも手が届くところに本を置く」ことが大切な読書時間確保のコツになります。
時間があったら本を開く
とにかく、空き時間があったら本を開く習慣をつけましょう。「時間があったら本を読む」ことを習慣づければ、無意識のうちに本を開くことになります。
いつでも、本を開く習慣がつけば読書時間を確保することが意識せずにできるので読書が習慣になるのです。
興味がある本を読む
自分が好きな本や興味があるものを読むと、続きが気になって読もうと思っていなくても無意識のうちに本に手が伸びます。
好きな作家の本でもいいですし、尊敬する人の本でもいいです。自分の興味があることでしたら自然と手が伸びます。無意識のうちに手が伸びる習慣がつくような本を探すことも読書時間を確保するコツの1つです。
電子書籍で読む
最近は、多くの電子書籍も読書時間の対象になっています。
電子書籍は本屋に行かなくても好きな本を購入できること、スマホやタブレットで読めるので荷物にならないことなどが人気の理由です。
満員電車や外出先で読書をしたいときには、直ぐに手に取れ、本を選ぶことが簡単なことから手軽に読書を生活の一部として生活するために活用したい電子書籍になります。
忙しい中で、生活の一部に読書時間を確保するコツをご紹介しました。
コツとしては、いつでも読めるように本を身近に置いておくこと、時間があったら本を開くこと、読みたくなる本を選ぶことが大切なコツとなることが分かっていただけたと思います。電子書籍も上手に利用して、身近に本を置いて読書時間を確保してください。
おすすめのすきま読書時間
本を身近に置いて開くと読書時間が確保できることが分かりましたが、実際にはいつ読書ができる「隙間時間」なのでしょうか?
おすすめのすきま読書時間のご紹介です。
学生でも、社会人でも、子育て中でも隙間時間は存在します。
「忙しいよ」との声が聞こえてきそうですが、1日のうちの5分でも15分でも隙間時間を見つけてみましょう。無理せず本を読める隙間時間を見つけることが、忙しいからこその息抜きになってくれると思います。
・朝活
もし、朝に強いのであれば少し早起きして、朝の皆が起きていない静寂の時間に読書をすると身体も心も起き出して一日の活力になるのでおすすめです。
・通勤時間
電車やバスの中は、うってつけのすきま読書時間です。最近はスマホでゲームをしている人をよく見かけますが、ゲームを電子書籍などに変えることで毎日の習慣になって、よい読書時間になりますよ。
・昼休み
社会人や学生の人は昼休みの食後や食事待ちの5分でもよいので読書時間になります。仕事や勉強の気分転換になるので、おすすめのすきま読書時間です。
・就寝前
寝る前の短時間に本を読むという人は多いと思います。
緊張したり興奮する本は、眠りの導入の妨げになりますのでリラックスできる楽しい本がおすすめです。ゆったり読書しながら眠りに落ちる時間は至福の時間になります。
・お風呂
入浴中もおすすめの読書時間です。ゆっくりと半身浴などの時はリラックスできて精神も身体もリフレッシュできます。
・トイレ
これぞすきま時間です。トイレは一人で落ち着ける場所なので本棚を取り付ける方もいるくらいです。
そのほか、自分のあいた時間がすきま読書時間になるので、自分の生活リズムの中で習慣になるように、すきま読書時間を探してみましょう。
まとめ
「時間がない」「時間がとれない」「むかしは読んでいたんだけど」などという人や「本は読まない」など、本を読めない読んでいない人に読書のメリットと読書時間確保のコツをご紹介しました。
読書はコミュニケーション能力や語彙力の向上など自分の能力向上ができること、気分転換やストレス解消になります。そして、すきま時間を活用して読書時間を確保することをおすすめします。
時間も場所も「義務化せず」に本を「読めるときに読む」こと、本を身近に置き「いつでも本を開けるようにする」こと「すきま時間を活用する」ことが読書時間確保のコツです。
この記事を参考に「本を読みたい」と思って、すきま時間読書をおこなってくれると嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。