ホテルに泊まったときに、その非日常的な空間にワクワクしたり、リフレッシュできたりした経験は皆さんあると思います。自宅のお部屋をホテルライクなインテリアに変えて、家に帰ると嫌なことを忘れてリフレッシュできる、そんな空間にできるとしたら…是非とも変えてみたいと思いませんか?
自宅に帰ってきてドアを開けた瞬間に、まるでホテルのようなリフレッシュできる空間か広がっていたら、きっと日常にもっとメリハリが出て、充実した日々を送ることができるのではないでしょうか。
ここでは、ホテルライクなインテリアの特徴や、ホテルライクなお部屋を作るためのポイントについて説明します。
ホテルライクなお部屋とは?
ホテルライクなお部屋と聞いてどんな空間を想像しますか?お部屋作りを計画する前に、ホテルライクなインテリアの特徴を掴んでおきましょう。
ホテルライクなインテリアとは?
ホテルライクなインテリアとは、ホテルのような非日常的なインテリアのことです。
統一感のある家具と清潔感が溢れるファブリックで作られたスタイリッシュな空間は、スッキリとした生活感のなさがポイントです。また、明るすぎない天井照明に補助照明をいくつか組み合わせることが、ホテルライクなお部屋を作るコツです。
【ホテルライクなお部屋作り】①家具選び
ホテルライクなお部屋を作るには、家具選びはとても大切です。家具が多いと生活感がでてしまうので、家具を必要最小限に抑えるのもポイントです。では、どんな家具を選べばいいのでしょうか?
統一感を出す
「ホテルライク」と聞くと、高級な家具を揃えなければいけない…と思う方も多いと思います。しかし、全部高級家具で揃えるのはお金がかかって大変ですよね。必ずしも高級家具でなくても大丈夫です。
ポイントは家具の色味を揃えることです。ガラス製のテーブルと木製家具のように、全く違う材質のものであれば色味を揃えなくてもOKです。しかし、木製家具の場合は色味を揃えないと統一感は出せません。テレビボードはナチュラルブラウンの木材、テーブルがダークブラウンの木材ではチグハグな印象になってしまいますよね。
可能であれば、シリーズ家具で揃えるのがオススメです。
壁の一面側に家具を並べる
ホテルライクなお部屋は、家具を壁の一面に並べるのがオススメです。隣同士に家具を並べる場合は、家具の高さや奥行きを合わせるのがコツです。高さや奥行きがバラバラだと落ち着きのない印象になってしまいます。なかなか奥行きや高さが揃った家具が見つからない場合は、同じものを2つ並べるという方法もあります。
また、ホテルライクなお部屋は低めの家具で揃えるとコーディネートしやすくなります。
おすすめの材質
家具の材質は木製やガラス製、大理石がオススメです。木製のものは、ダークなカラーの方がラグジュアリー感が出るので、空間をコーディネートしやすくなります。
テーブルは大理石やガラス製もオススメです。
隠す収納
ホテルのお部屋のようなスッキリした印象を自宅で再現するのはなかなか難しいものです。なぜかというと、ホテルは一時的に滞在するところなのに対し、自宅は生活するところ。どうしても物が多くなってしまいますよね。
ホテルライクな空間では家具を置きすぎないのがポイントなので、家を建てる際にあらかじめ収納を充実させておくのも1つの方法です。特にキッチンは物が多いので、収納を充実させておきましょう。
【ホテルライクなお部屋作り】②ファブリック
ホテルライクのお部屋を作るなら、ファブリック選びにもこだわりましょう。
素材や色味
枕やクッションカバーなどはラグジュアリーな印象を受ける光沢のある素材がおすすめです。また、色味は白やグレー、ベージュなどの無彩色を選びましょう。アクセントカラーを取り入れるならネイビーなどの濃いブルー系がマッチします。
ホテルライクな空間はシンプルが基本です。カーテンなどのお部屋の印象を左右する大きなファブリックは、無地のものを選ぶと落ち着いた印象に仕上がります。
コーディネートの仕方
ホテルのお部屋は、ベッドに枕が大小複数並んでいたり、ソファにクッションがたくさん並んでいるイメージがありませんか?
自宅でも枕やクッションは多めに並べると、ホテルのような印象に仕上がります。
【ホテルライクなお部屋作り】③照明使い
ホテルのお部屋に入ると、「少し暗いな…」と感じたことはありませんか?現在の私たちは明るい空間に慣れてしまっているため、天井照明1つで明るさを確保できないと、物足りなさや不便さを感じてしまうことがあります。
しかし、その薄暗さがホテルライクなお部屋を作るカギなのです。
天井照明は明るすぎないものを
天井照明は明るさを抑えるのがコツです。天井から空間全体を照らす役割を持つシーリングライトでは、どうしても明るくなりがちです。おすすめはダウンライトやペンダントライトです。
■ダウンライト
天井に埋め込んで取り付ける小型の照明です。1つでは明るさを確保できないので、複数取り付けて使うことが一般的です。
■ペンダントライト
天井からコードやチェーンで吊り下げて取り付ける照明です。低い位置から照らしたい箇所をピンポイントで照らすため、陰影が生まれ立体感を楽しむことができます。ホテルライクなお部屋には、大きいペンダントライトを1つ吊るすよりは、小型のペンダントライトを複数取り付ける方がおすすめです。
多灯使いがマスト
天井照明で明るさを抑えるので、補助照明で明るさをプラスする必要があります。補助照明にはブラケットライトやフロアライト、テーブルライトがおすすめです。
■ブラケットライト
壁に取り付けられた照明です。取り付け方によってはスポットライトのように照らしたい箇所に光を当てたり、間接照明として楽しむこともできます。
■フロアライト
フロアライトは床に置いて使う照明です。コンセントに差し込むことで使うことができるので、手軽に取り入れることができます。部屋の隅やソファの横などに置くのがおすすめです。
■テーブルライト
卓上に置いて使う照明です。こちらもコンセントに差し込むことで使うことができるので、手軽に取り入れることができます。サイドテーブルやローチェストの上、ベッドサイドに置くのがおすすめです。
間接照明を取り入れる
ブラケットライトや棚下灯を間接照明として取り付けると、ムードのある空間を演出することができます。また、間接照明の優しい光はリラックス効果もあるので、1日の終わりにホッとくつろぐことができます。
スポットライト型のフロアライトで壁や天井を照らすと、手軽に間接照明を楽しむことができます。
まとめ
まるでホテルに泊まっているかのようなオシャレな空間を、自宅で叶えられたら素敵ですよね。
家具やファブリック、照明の使い方で、ホテルのようなラグジュアリー感やリラックスできる空間を演出することができます。中でも照明は、デザインだけでなく光の明るさや色味によって、空間の雰囲気をガラッと変えることができます。
毎日慌ただしくすぎていく中で、自宅でホテルにいるような特別な時間を過ごせたら、それだけでリフレッシュできるはずです。
是非、お部屋をホテルライクなインテリアに変えて、自宅で過ごす時間を特別なものにしてください。