引っ越しの準備で大切なことは、やることをリストにしておくこと、段取りをスケジュールでまとめることです。引っ越しの日程が決まったら、その日に合わせてスケジュールを組み、やることを時系列でまとめておきましょう。
後になって終わっていなかったり、引っ越し当日に間に合わなかったりすると余計な時間や、労力を費やすことになります。ここでは引っ越しの際、一般的に行う必要のある項目を順番にまとめています。
スムーズな引っ越しのために自分の内容と照らし合わせ、確認してみてください。
目次
引っ越し準備はいつから始める?引っ越しが決まったら
引っ越しが決まったらまずやらなくてはいけないのは新居を決めることです。新居の契約が終わらないと引っ越しの日程を決めることはできません。そして新居を決める際に確認しておくのが、「エレベーターの有無と大きさ」、「入口(ドア)の大きさ」、「建物の前の道幅」、「部屋の広さ(間取り)」となります。
引っ越し先が遠方の場合、簡単に確認することが困難となりますし、荷物の搬入の際に思いがけないトラブルがおこる可能性があります。引っ越し業者とのやり取りをスムーズに行うためにも、この4点は頭に入れておきましょう。
引っ越し準備は早めの準備を心がける
引っ越しの日程は余裕をもって最短でも2か月前には準備を始められるようにしましょう。特に解約・契約などの事務手続きや、役所への届け出などは遅れるとトラブルの元となってしまいます。解約の手続きが遅れ、二重家賃が発生したり、役所の手続きのため旧居の区役所に再度足を運ばなくてはいけなくなったりということがないように気を付けてください。
引っ越し準備で事前にできることはやっておく
幼稚園・保育園・学校の転園・転校手続き
学校などの転校には手続きが必要です。引っ越しが決まり次第、学校と役所に行くことになります。高校は編入の際、試験が必要になる可能性もありますので、早めに行動しておくことで準備ができると思います。
引っ越し業者の決定⇒見積依頼
現在はネットで引っ越し業者選びもできますが、できる限り複数の業者に見積をとっておきましょう。業者によっては料金の交渉ができるところもありますし、業者ごとに付属のサービスが違っていたりしますので、自分の要望にあった業者を選択することができます。
<引っ越し準備>1か月前にすること
引っ越し1か月前には実際の作業に入っていきます。旧居から新居へ荷物を移動させるための準備をしていかなくてはいけません
荷物の仕分け準備
梱包用の資材の準備をしておきます。ほとんどの場合、ダンボール、ガムテープなどは引っ越し業者さんで用意してくれます。不足分や、マジック、ハサミ、新聞紙などはホームセンターなどで購入しておきましょう。
大型ごみの廃棄方法の確認
廃棄する大型のごみは公共機関の粗大ごみや、不用品回収サービス等へ依頼することになります。特に粗大ごみで出す場合は回収の日程が決まっていたりしますので、早めに予約しておくと良いでしょう。程度の良いものはリサイクルショップに売却するといった方法もあります。
<引っ越し準備>2週間前にすること
引っ越し2週間前になると本格的に荷造りや、手続きの処理に動き出す必要があります。項目は多くなりますが、時間をつくってひとつづつ終わらせていきましょう。
梱包
衣類や、食器、書籍、など、生活に差支えないものから順番に始めていきます。開封時のことも考えて分類ごとに分けて、混ぜる時は「同じ部屋で使うもの」ごとや、「すぐに必要となるもの」などわかりやすいように梱包していきます。
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各種手続き
転出届
転出届は引っ越しの14日前から提出することができます。また、同一市内の場合は必要ありません。市役所・区役所の市民課・住民課で受け付けています。
印鑑登録廃止
他の市町村への転出で、印鑑登録している場合は廃止の手続きをする必要があります。忘れがちな手続きとなりますので注意しましょう。
児童手当変更
他の市町村へ転出する場合で中学生以下のお子さんがいる場合、児童手当の住所変更が必要になります。民生課・子供課で児童手当受給事由消滅届を提出し、引っ越し先の役所で改めて申請します。
原付自転車・二輪車の廃止、変更
こちらも市町村を越えての引っ越しの場合、ナンバープレートの返却と廃車証明書の発行が必要です。廃車証明書は引っ越し先で提出し、新しいナンバープレートを発行してもらえます。
ガス・水道・電気の解約、移転手続き
解約方法は電話連絡や、インターネットでの手続きなど方法は地域によって違いますので確認してください。ガスの開栓は立ち合いが必要となりますので早めに連絡し、引っ越し日に合わせて使用できるように予約しておきます。
電話回線・インターネット回線の解約と契約
インターネット回線は引っ越し先によって、利用しているサービスがそのまま利用できる場合と、対応しているネット回線に変更する必要がある場合がありますので、新居契約の内容を確認しておきましょう。
<引っ越し準備>1週間前にすること
引っ越し1週間前にはおおよその梱包と移転の手続きを終わらせておいた方が良いでしょう。当日まで必要なもの以外は梱包しておきます。また各種手続きもすすめておきましょう。
日用品の梱包
引っ越し当日に利用するもの以外は全て梱包します。
NHKの住所変更
電話・インターネットで手続きできます。
衛星放送・ケーブルテレビの住所変更
アンテナやチューナーの取り付け、取り外し、ケーブルの撤去作業が必要になる場合もありますので早めに連絡しておきましょう。
新聞の移転手続き
こちらも電話・インターネットでの手続きが可能です。
郵便物の転送手続き
旧住所に届いた郵便物を新居へ転送してくれるサービスです。引っ越し前に申し込みしておきましょう。
クレジットカードの住所変更
電話・インターネットでの手続きが可能です。忘れずに変更しておきましょう
銀行口座の住所変更
銀行からの大事なお知らせなど郵便物の不届を防ぐためにも忘れずに変更しておきましょう。
家電の梱包
トースターや、コーヒーメーカーなどの小さいものは段ボールに梱包しましょう。壊れる恐れのあるものは内容物がわかるように段ボールに種類を記入しておきます。
パソコンデータのバックアップ
運搬の際のショックでパソコンのデータが消失する場合がありますので、当日までにはデータのバックアップをしておきましょう。
旧住居の掃除・ごみだし
退去時の掃除は必須ではありませんが、きれいにしておくことで退去後のハウスクリーニング代を安く抑えることができます。
挨拶用手土産の準備
引っ越し先での挨拶用に用意しておきましょう。
引っ越し業者との内容確認
当日にトラブルが起こらないように、引っ越し業者と当日のスケジュールの確認をしておきましょう。
<引っ越し準備>前日にすること
冷蔵庫・洗濯機の水抜き
冷蔵庫の中身は空にします。コンセントを抜いて電源を落として水抜きと霜取りをしておきましょう。洗濯機もコンセントを抜いて中に水が残っていないことを確認しておきましょう。
荷物の個数確認
荷物の梱包が終わったら、全部で何箱になるか数えておきます。これは紛失のトラブルを避けるためです。段ボールにマジックで番号をふっておくと確認がしやすくなります。
貴重品の荷造り
貴重品については引っ越し業者とのトラブルを避けるためにもできるだけ自分で運ぶようにしましょう。当日に支払いが必要になるものもありますので現金も用意しておくと良いと思います。
<引っ越し準備>当日にすること
引っ越し当日には荷物の搬出と引っ越し先での搬入の作業になります。旧居はもちろん空にしなくてはいけませんので最後の確認はしっかり行いましょう。特にベランダの物干しざおや、下駄箱やクローゼットの中は忘れやすいので注意が必要です。
また新居ではすぐ生活に必要なものは当日中にやっておくことになりますので段取りよくすすめていきましょう。
最終梱包
当日まで使用していた荷物を梱包します。引っ越し業者によっては荷造りの遅れで時間がかかってしまった場合、追加料金が発生してしまう場合もあります。時間に余裕をもって行動しましょう。
料金の支払い
引っ越し料金の支払いは作業のスタート前か引っ越し終了時か業者によって違いがあります。現金のみの業者もありますので事前に確認しておくか、現金の準備をしておきましょう。
電気・ガス・水道の停止~新居の開始
事前に業者に連絡してあると思いますが、ガスについては閉栓時に立ち合いが必要になりますので閉栓を確認してから新居に向かって下さい。電気についてはブレーカーを落として退去します。
鍵の返却
引っ越し作業が終了したら、不動産屋、管理会社、大家さんなどの訪問を待ち、部屋の状況確認に立ち合います。後々のトラブルを避けるためにもしっかり話を聞いておきましょう。確認が終わったら鍵を返却し、明け渡しを終了します。
荷ほどき
新居に荷物が着いたら荷ほどきを行います。日用品などのすぐに必要なものから始めましょう。大がかりな作業になりますので、無理に当日で終わらせることは考えず、必要なもの、必要なスペースを確保しながら順序良くおこなっていきましょう。
【まとめ】スケジュールを決めてスムーズな引っ越し 準備を!
ここで取り上げた項目は一般的なもので、人によってさらにやることがあると思います。引っ越しは生活の基盤をかえるおおきな行事です。時間には余裕をもって取り掛かりましょう。やることが多くなりますので、必要なこと、必要なものがあった場合はメモを残し、スケジュールに落とし込み準備しておくことが重要になります。引っ越しで失敗しないための参考にしてみてください。