対面式のキッチンの場合キッチンライトは来客時にも目につきやすく「おしゃれにしたい!」と思いますよね。キッチンライトの照明を変えたいけど何に変えよう?そもそもキッチンライトって何?そんな疑問にお答えしていきます。
おしゃれなキッチンライトを取り付けて、料理がより楽しくできると良いですね。
木目調ダクトレール用スポットライト
丸みがあるシンプルな形状で、コンパクトなスポットライト。光の方向を自由に変えることができ、壁に飾ってある絵やオブジェを照らすことができます。部屋の一部やインテリアを引き立たせるように照らすことができるのが特徴の照明です。
キッチンライトって何?
キッチンの照明にはベースライトとキッチンライト(手元灯)があります。ベースライトとはキッチン全体を明るく照らす為の照明器具で、新築の場合はダウンライトを取り付けることが多いです。キッチンライト(手元灯)とはキッチンのワークトップ上を明るく照らす照明器具のことで対面式キッチンの場合、ダウンライト・シーリングライト・ペンダントライト・スポットライトが主に使われています。
今回は対面式キッチンに選びたいおしゃれなキッチンライトについて説明します。
最新のおしゃれなキッチンライトはどんなものがあるの?
キッチンライト(手元灯)は特にオシャレな照明器具が多く、どんどん新しいものが出ています。その中でも便利な機能が付いているものをご紹介します。
①調光調色
調光とは照明の明るさを変えることができる機能です。リモコンまたはスイッチに付いているつまみを回してお好みの明るさに変更できます。生活シーンに合わせて、明るさがそんなに必要無い時には省エネ効果が期待できますし、子供や複数人で料理を楽しくするときにはいつもより明るくして作業しやすい空間を作ることができます。
調色とは照明の光の色味を変更できる機能です。電球の色は主に5種類あります。オレンジに近い順から、「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」があり、昼光色が一番青白い色になります。
電球色は暖色の温かみがある色で目が疲れにくく、リラックスしたい時に良いと言われる色です。料理がおいしく見える色とも言われています。昼白色は太陽の光に一番近い自然な色と言われており、どんなインテリアにもマッチしやすいです。昼光色はこの中で1番明るさを感じる色で、細かい作業に集中しやすくなると言われています。
調光調色の設定を調整することで、時間帯や作業内容に合わせた色や明るさに変更してキッチンでの作業がしやすくなります。
②LED
最近の照明器具はLEDに対応しているものがたくさんあります。もしどちらにするか迷ったときにはLEDを選ぶことをおススメします。メリットはまずはじめに寿命が長いことです。LEDは10年以上使えるので交換の手間が省けます。次に省エネです。白熱電球と比べると約6分の1と言われています。また発熱量も少ないため、暑い時期の空調代もおさえることができます。
③集光タイプ
キッチンライトは料理中の手元や食材をしっかりと照らす必要があります。ベースライトのように全体を照らすのではなく、ピンポイントでワークトップ上を照らす必要があります。ダウンライトを選ぶ場合には「集光タイプ」という真下に光を集中して照らすタイプを選ぶとしっかりと手元を照らしてくれます。また、LED電球でも「下方向タイプ」という同じ様に下方向に光を集中して照らすものがあるのでそちらを選ぶと良いです。
④スマート電球
スマート電球とは、Wi-FiやBluetoothを使用してスマートフォンでの操作ができるようになる電球のことです。その中でも音声アシスタントに対応する電球があり、アレクサやグーグルホームでの操作が可能となります。料理中に手が汚れてスイッチが触れない時に便利な機能です。
⑤ダクトレール
ダクトレールは照明器具を取り付けるバーのことで、キッチンライトを取り付けたいワークトップ上の天井に取り付けます。こちらにスポットライトやペンダントライトを取り付けて使用します。照明器具本体の位置をレール上のどこでも移動ができるので、照らしたい場所を変更したい時に使ったり、後から照明を増やしたい時にも簡単に増やすことができます。
またダクトレール自体がカフェ風のオシャレなインテリアの一部として取り付けることもあります。
キッチンライトによく使われるおしゃれな照明(ライト)の種類
対面式のキッチンライト(手元灯)で良く使用されている5種類をみていきましょう。
①シーリングライト
シーリングライトは天井の引っ掛けシーリングのある場所に直接取り付けるタイプの照明でいろいろな形のものがあります。キッチンライトとしてよく使用されるものはスポットライトが何個か付いているシーリングライトを真ん中に1台取り付けたり、小ぶりのシンプルな照明を3つ並べて付けたりするパターンがあります。床やワークトップから照明までの空間が空く為、開放的でスッキリとおさまります。
②ダウンライト
ダウンライトとは天井に埋め込んで取り付けるタイプの照明器具で小型のものを何個か取り付けて使用することになります。キッチンは油ハネなどで汚れやすい場所ですが、天井に埋め込まれたダウンライトは掃除などの手間がかかりません。またリビングとキッチンの天井の境が無くなるので、一体感のある広い空間に見えます。
③ペンダントライト
ペンダントライトは天井の引っ掛けシーリングにコードやチェーンの付いた照明を垂らすように取り付ける照明器具です。2個か3個並べて取り付けることが多いです。最近の対面式キッチンではよく選ばれています。
ペンダントライトは目線に入りやすい高さにある為、インテリアの要素が高くなります。
ガラス製のアンティーク風なもの、電球がアイアンで囲われているもの、シェードタイプのカラーのもの、電球型または電球がむき出しのもの、真っ白または真っ黒の小ぶりなシェードのシンプルなものなどが人気です。
ワークトップで作業をするときの邪魔にならないようにバランスを見ながら床から180~195cmくらいの場所に取り付けるのが良いです。
④スポットライト
スポットライトは小型のものを複数取り付けます。ダクトレールを使用する場合、スポットライトとの見た目の相性が良いです。またスポットライトのメリットである光の向きを自由に変えられるという点を最大限発揮することができます。
⑤間接照明
間接照明とは光が床や天井や壁を照らし、そこから反射した光で空間を明るくする照明のことです。キッチンの場合は天井や壁に間接照明用の窪みを作りそこに照明器具を設置したり、スポットライトを天井や壁を向けて取り付けし、その反射光で空間を照らします。間接照明で照らすことにより空間の奥行を生み出し、おしゃれな空間にしてくれます。間接照明の場合は手元を明るく照らすのは難しい為、ベースライトとして用いられます。
キッチンライトの交換方法
対面式キッチンのキッチンライトの交換方法は、簡単にできることが多いです。ダウンライトのように取り外して配線をさわるような場合は、電気工事士の資格が必要な為自分で交換ができません。電気工事のプロにお願いしましょう。
シーリングライトやペンダントライトのように取り外した時に引っ掛けシーリングと呼ばれるプラグが天井に付いている場合には資格が無くても簡単に交換ができます。
カバーやコネクタを外し、ロックボタンを押しながら反時計周りに回すとアダプタが外れます。
取り付ける場合は取り外した逆の手順で取り付けます。
気を付けることは照明器具の重さや今付いている引っ掛けシーリングに対応しているかを確認しましょう。
まとめ
対面式キッチンの場合、キッチンライトをどんなものにするかによってリビングの印象が変わってきます。どんなキッチンにしたいのかをしっかりイメージして照明器具を選ぶことが大切です。さらにキッチンライトが手元を照らすという役割をしっかり果たせる明るさのある照明器具や取り付け方法を選びましょう。