リビングの照明として補助照明や間接照明にも使えるダウンライト。
天井をすっきりと見せることができるので、最近ではリビングのメイン照明としてダウンライトを選ぶ人も少しずつ増えてきました。
そこで今回はダウンライトの基本と、リビングの照明として取り入れるためのテクニックの両方をまとめてみました。
リビング照明にダウンライトを使ってみよう
リビングの照明としてダウンライトを使う時のポイントは?
メリット・デメリットもそれぞれみてみましょう。
リビング照明にダウンライトを使うメリットは?
①見た目がすっきりする
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明なので、天井から出っ張っている部分がほとんどないのでとてもすっきりとした印象になります。
照明を目立たせたくない、なるべくシンプルな見た目にしたい、という方にはとてもおすすめです。
②お手入れが楽
大きなシーリングライトは明るくてきれいですが、カバーを外して掃除するのはとても大変です。また、中に虫がたまってしまうこともあるので、キレイな状態を保ち続けることは難しいです。
その点、ダウンライトは下向きにライトが付いているのでホコリも溜まりにくいですし、静電ハタキなどでさっと拭けば比較的きれいな状態が保てるのでお手入れがとても楽ですよ。
女性ひとりでも手軽に照明の掃除が出来るのは嬉しいですね。
③安全性が高い
シーリングライトの場合、カバーを外してはめ直した後にうっかり外れて落下してしまう、ということが時々起こってしまいます。
また地震の時にはシーリングや吊り下げ式のライトの場合は落下の危険性がありますが、ダウンライトの場合には埋め込み式なので照明本体が落ちてくるという危険がほとんどありません。
安全面を考えると、家族がいる時間が長いリビングにはダウンライトはおすすめの照明と言えますね。
リビング照明にダウンライトを使うデメリットは?
①自分でライトの交換ができない場合がある
ダウンライトには電球が交換できるタイプと本体と電球が一体になっているタイプの2種類があります。
最近の物は一体型になっているものが多いため、もしライトが切れた場合には本体ごと交換が必要になるので自分で交換することが出来ません。
電球を交換する場合には、業者に頼んで本体ごと交換をしてもらう必要が出てきます。
LEDタイプのライトの場合、寿命はだいたい10年程度。10年に1度、電気設備の点検を兼ねてダウンライトを交換してもらう、と思えば安全面もカバーできますが、費用の面ではデメリットともいえますね。
②設置する場所を慎重に考えないといけない
ダウンライトは天井に穴をあけてしまうので、数の変更や位置の変更が難しいというデメリットもあります。
自分でも交換できるような大きなシーリングライトの場合には、年数がたったからイメージのちがうものに交換しよう、というのも比較的簡単に出来ますが、ダウンライトの場合にはそうはいきません。
ダウンライトを配置する前にある程度、家具の配置も考えて設置しておかないと、イメージがくるってしまうことも出てきます。
また、将来的に模様替えをする時に「ライトの位置や種類を変えようかな」と思った時には、工事が必要になってくるので初めに配置する時にいろいろ考えてからライトの位置を決めることがポイントになってきます。
リビング照明にダウンライトを使う時のポイントは?
☆調光・調色ができるものを選ぶことがポイント
リビングの照明としてダウンライトを使う時には、電球の色選びがひとつのポイントになってきます。
昼間は太陽光に近い昼白色、家族でくつろいだりゆっくり食事をする時間には落ち着いた電球色と、時間帯や用途によって光の色を変えられるものを。
そして明るさの調整ができるものを選びましょう。
リビングの照明にもピッタリなダウンライトの特徴は?
ダウンライトはどんなふうに光が広がるの?リビングの照明にはどんなふうに使うといいの?
ここからはダウンライトの特徴をしっかり押さえて、効果的に使う方法を考えていきましょう。
ダウンライトは真下を照らすライト
ライトの周りに弧を描くように光が広がり、ライトの真下を照らすのがダウンライトの灯りの特徴のひとつです。
広い範囲に光を送ることはできないので、ダウンライトひとつで明るさを確保するのはとても難しいですが、ライトの向きを変えることでいろいろな方向に光を飛ばすことができます。
使い方によってはダウンライトにもスポットライトにもなる、という良い点もありますね。
ダウンライトは並べることでいろいろな表情を作れる
壁からの距離や壁紙の色によっても光の表情を変えるダウンライト。
壁際に間接照明として設置する。
リビングの真ん中に2列~3列で配置してメインライトとして使う。
並べ方やライトを設置する場所によって、同じ種類のダウンライトでもずいぶんと見え方が違ってきます。
ダウンライトはメーカーに因って多少の差がありますが、LEDライトの場合で1畳あたり300~400ルーメン(40~60W相当の明るさ)がちょうどよいです。
ダウンライトはどんな照明と組み合わせても楽しめる
ダウンライトはたくさん配置すればメイン照明としても大活躍する優れものですが、もちろんサブの照明としても存在感のあるおしゃれな空間を演出してくれます。
大き目のシーリングライト+ダウンライト
スポットライト+ダウンライト
など、ライトの配置によってどんな照明とも組み合わせが可能です。
ひとつではあまり目立たないダウンライトだからこそ、上手に使うことでどんなお部屋にもどんな照明にもフィットしますよ。
リビングの照明におすすめのダウンライト
ダウンライトの特徴や良さがわかったところで、ここでリビングの照明におすすめしたいダウンライトをご紹介します。
ユニバーサルダウンライト
ダウンライトの中には向きが自由に変えられるものと変えられないものがあります。
ユニバーサルダウンライトは向きを自由に変えられるタイプのライトなので、お天気や使う時間帯によっても気軽にライトの向きを変えることが出来ます。
模様替えをした時や新しい観葉植物を買った時など、「ここにスポットを当てたいな」というものにも使えます。
リビングにはちょっとここを照らしたいな、というものがいろいろありますね。
窓辺に配置すると季節の花やツリーなどの飾りもきれいに見せることができるのでおすすめです。
白枠のダウンライト
リビングのダウンライトとして多く使われているのが、白い枠が付いているタイプのダウンライトです。
天井は白、というおうちも多いので、照明器具を目立たせることなくすっきりと収めることが出来るところも人気の1つです。
白枠のダウンライトはいくつあっても邪魔にならないので、リビングのメイン照明としてもおすすめですね。
集光タイプのダウンライト
ダウンライトには光りを一点に集める集光タイプと広い範囲を明るくする拡散タイプの2種類があります。
リビングで使用する照明としては、部屋全体を明るくするのにもってこいの集光タイプで更に調光ができるものがおすすめです。
リモコン操作でダウンライト1つ1つの点灯を調整できるようにしておけば、更に快適にライティングをたのしめますね。
まとめ
ダウンライトはお部屋の雰囲気をどんな風にも変えてくれる素敵な照明です。
実用性とおしゃれな演出の両方が叶うダウンライトはリビングの照明にもピッタリ!
家を建てる時のリビングの照明計画に、ぜひダウンライトをとりいれてみてはいかがでしょうか。