シーリングライトを自分で取り付けたいけど、配線はどうなってるんだろう?
素人でもシーリングライトの配線接続できるの?
そんな疑問にお答えします。
シーリングライトの取り付けは、配線器具があれば電気工事を頼まなくても、自分でできますよ。
この記事ではシーリングライトの取り付けや配線について、詳しく解説していきます。
照明はインテリアの一部としてとても重要なものです。自分好みのシーリングライトを取り付けて、部屋を明るく居心地のよい空間にしましょう。
目次
シーリングライト取り付けの前に、配線などを確認すること
シーリングライトを購入する前に、まず取り付けたい場所に設置が可能かどうか確認しましょう。
天井にシーリングライト用の配線器具がついていれば、自分で買ってきたシーリングライトをつけることができます。
配線器具というのはシーリングライトを取り付ける差込口のようなもので、古い建物にはまれについてないことがあるようですが、ほとんどの場合はついています。
配線器具が現在使用中の照明で見えないときは、一度取り外して確認しておいてください。
設置場所は、傾斜や凹凸のない、平らな天井であることが条件です。
シーリングライトを天井に取り付ける時の配線器具について
配線器具というのは「引掛けシーリング」と呼ばれるもので、形は様々ですがどれも同じようにシーリングライトを取り付けることができます。
一部特殊な照明は取り付けられないこともあるので、念のため確認しておいてください。
ここでは引掛けシーリングについてご紹介していきます。
引掛けシーリングとは?
引掛けシーリングには下記の5種類があります。メーカーによって多少名称が異なりますが、基本の種類形状は同じです。
・角型引掛けシーリング
・丸型引掛けシーリング
・丸型フル引掛けシーリング
・フル引掛けローゼット
・ 引掛け埋込ローゼット
耐荷重はフル引っ掛けローゼット、引っ掛け埋込ローゼットが10kg、その他は5kgまでとなっています。
取り付けたい場所にある引掛けシーリングの種類と、取り付けたいシーリングライトの重さを確認しておきましょう。
シーリングライトを取り付ける前の準備と配線の確認
早速取り付けにかかりたいところですが、その前にきちんと準備を整えておきましょう。
見切り発車で始めて途中でつまずいては、照明をつけられないまま暗い夜を過ごすはめになります。
取り付けは2人1組で行うことが望ましいです。
シーリングライトの本体、パーツ
買ってきたシーリングライトの、本体とパーツがきちんと揃っているか確認しましょう。
箱や説明書に、梱包品が記載されていますので、照らし合わせてみてください。
本体は一体型と分離型とあり、分離型は引掛けシーリングに取り付けるアダプタが取り外せるようになっているものです。
型によって取り付けの手順が変わることもあるので、注意が必要です。
取扱説明書を読む
取扱説明書は、よく読んで理解しておきましょう。
図解が載っていたり、気をつけるべきポイントが書かれていたりするので、見落としのないように確認しておいてください。
シーリングライトの取り付けは天井に向かって腕を上げたまま行うことになるので、途中で読み返したくてもなかなかうまくいきません。
事前に頭に入れておくことが成功のコツです。
脚立を用意する
床に立ったままではどんなに腕を伸ばしても天井には届きません。
必ず平らな場所に脚立を置いて、安定していることを確かめてから上りましょう。
よく椅子の上に立って作業する人がいますが、椅子は不安定でとても危険です。
安心して作業ができるように、脚立を用意するようにしてください。
また、脚立周辺にあまりものを置かないようにしてください。
万が一落下した場合、ケガの原因になります。
照明のスイッチを切る
取り付け作業の前に、必ず照明のスイッチは切っておいてください。
作業中に電気が点いては、感電の恐れがあり大変危険です。
オンオフがわかりにくい、不安だというときは、念のためブレーカーを落としておくとよいでしょう。
シーリングライトの取り付け、配線接続の手順
それではいよいよシーリングライトの取り付け作業に入ります。
準備を整えたら、シミュレーションをしてもう一度手順を確かめてから取りかかりましょう。
古い照明器具を外す
今現在、使用中の照明器具があれば外していきます。
落とさないように気をつけて取り外してください。
取り付けと逆の手順になりますので、カバー、コネクタ、本体の順に外していきます。
引掛けシーリングにキャップを取り付ける
引掛けシーリングをシーリングボディ、照明器具側の端子をシーリングキャップと言います。
シーリングボディの穴に、新しい照明器具のシーリングキャップを差し込む形で取り付けます。
カチッと音が鳴るまで回して、固定されたことを確認してください。
シーリングライト本体を取り付ける
キャップを取り付けたら、次は本体です。
本体とキャップの位置を合わせて、上にしっかりと押し上げてください。
ずっと腕を上げたままの作業なので疲れてしまいがちですが、カチッと音が鳴るまで確実に取り付けてください。
うまくはまっていないと落ちてきてしまい大変危険です。
グラグラしたり、回ったりしないか、しっかり固定されているか確認してください。
コネクタを接続する
本体の取り付けが終わったら、コネクタ(電源)を接続します。
アダプタにしっかりと差し込んでください。
もしコネクタがうまく差し込めない場合は、本体がちゃんとはまっていないということです。
もう一度本体の取り付けを確認してください。
カバーをつける
最後にカバーをつけていきます。カバーは止まるまで回してください。
いつまでも止まらないときは、はまっていない証拠です。
位置を合わせてきちんとはめていきましょう。
これで作業は完了です。
スイッチを入れて、ちゃんと照明がつくか確認してください。
配線器具がない天井へのシーリングライト取り付け方
引掛けシーリングがついてない天井へシーリングライトをつけたいときは、引掛けシーリングそのものを取り付ける必要があります。
しかしながら、配線器具の取り付けには電気工事士の資格が必要となります。
多少知識があるからといって、資格を持たない人が設置を行うことは法律違反となりますので、絶対にやめてください。
近くの電気店に頼むか、照明器具を買った店に尋ねれば手配してくれるか、または業者を紹介してもらえるかもしれません。
くれぐれも、ちょっと自分でやってみようとは思わないでくださいね。
素人が行うことで漏電や発火の恐れがあり、大変危険です。
万が一、火災を起こしてしまった場合の責任を考えたら、あまりにもリスクが高いです。
まとめ
シーリングライトは、引掛けシーリングと言われる配線器具さえ天井についていれば、素人でも簡単に設置が可能です。
ネジやドライバーを使うことなく取り付けられるので、手軽に照明の取り付けや交換を行うことができるでしょう。
現在のシーリングライトはLEDが主流です。
LED照明は約10年使用できると言われています。ただし器具によって異なる場合もありますので、ご購入の際にはよくご確認ください。
交換の機会が少ないので、取り付け方法はその都度きちんと確認するようにしてください。
自分好みの照明で、インテリアを楽しんでくださいね。