賃貸物件に引っ越した時にはじめにすることと言えば、照明器具の取り付けです。照明器具にもたくさんの種類がありますが、シーリングライトを選ぶ方が多いでしょう。シーリングライトの取り付け方法は簡単です。初めてで分からないという方もこちらを読んでぜひチャレンジしてみてくださいね。
賃貸物件でのシーリングライトの取り付け前に確認すること・確認方法
引っ越し先の天井に照明器具が付いているかどうか確認しましょう。
賃貸の場合、一般的には廊下やお風呂やトイレの照明は備え付けられていることが多く、リビングや各部屋には付いていないことが多いです。
引っ越し当日にライトが無い場合、真っ暗な夜を過ごすことになってしまいます。あらかじめ準備をして初日から快適な新生活が送れるようにしたいですね。
こちらでは照明器具が付いていなかった場合の流れを説明していきます。
①天井に付いている引っ掛けシーリングボディを確認
引っ掛けシーリングボディとは天井についている照明器具のコンセントのようなものです。たいていは部屋の真ん中あたりの天井についていますが、広いリビングの場合2.3箇所に分かれてついていることもあります。
引っ掛けシーリングは主に5種類あり、賃貸物件ではこちらのどれかが付いています。
・角型引っ掛けシーリング
・丸形引っ掛けシーリング
・丸形フル引っ掛けシーリング
・引っ掛け埋め込みローゼット
・フル引っ掛けローゼット
上記の引っ掛けシーリング・ローゼットが付いていれば簡単に照明器具の取り付けはできます。
築年数がかなり経っている物件の場合、配線がむき出しになっていたり、古い引っ掛けシーリングがついていることもあります。その場合は自分で取り付けできない為、電気工事のプロに頼みましょう。
②照明器具・ライトを用意
照明器具・ライトを準備しましょう。
主な購入先はネットショッピング、家電量販店、家具屋さんなどがあります。
シーリングライトなどの照明器具にはどの引っ掛けシーリングに対応しているのか明記してありますのでそちらを確認して購入します。
またシーリングライトは畳数別で販売されていますので、部屋の大きさに合った明るさの照明・ライトを選びます。
照明器具の付いていない場所を見落とさないようにしっかり数を確認して購入しましょう。
③脚立
引っ越し当日だと椅子やテーブルなどの足場になりそうな家具がまだ無いことがあります。天井に手が届かないことには取り付けができないので、脚立や足場になりそうなものの準備を忘れないようにしましょう。
賃貸物件の天井の高さの平均は2.3~2.4mです。自分の身長+20~30cm上の高さくらいまでの作業ができますので逆算して足場を準備します。
ダイニングチェアの高さの平均は41~42cmなので身長が180cmくらいあれば作業ができるかもしれないです。
できれば脚立のような転倒しないしっかりしたものを準備しましょう。
賃貸物件でのシーリングライトの取り付け方
シーリングライトの取り付け方はとても簡単です。
取り付けの前に電気のスイッチをオフにします。分からない場合は念のためにブレーカーを落とします。
①アダプタを装着
天井の引っ掛けシーリングにアダプタをセットします。
アダプタの裏にツメが付いているのでそちらと引っ掛けシーリングの凹凸を合わせ時計回りに回しつけます。カチッと音がするまではめ込みます。
②照明器具・ライトの取り付け
シーリングライトの本体部分をアダプタにセットします。カチッと音がしたら取り付けは出来ていますが、しっかりと取り付けられているか確認します。
本体から出ているコネクタをアダプタのソケットに差し込みます。
③カバーの取り付けと確認
カバーのツメと本体部分を合わせて時計回りに回しながら取り付けます。
ツメが何個かある場合は全てはまっているか確認します。
取り付けが終わったら電気が点灯するか確認します。
取り付け方法は以上です。取扱説明書を見ながら取り付けましょう。
賃貸物件で取り付ける照明器具・シーリングライトの選び方
賃貸物件で照明器具を選ぶ場合、自分で勝手に取り付けて良いものと大家さんの許可がいるものがあります。
引っ掛けシーリングに付けられる照明であれば許可無しで取り付けができるものと思っていて間違いありません。
はじめから付いていた照明を交換して使用する場合、取り外した照明は捨てずに取って置き、退去の際には元に戻しましょう。
ダウンライトなどの工事を伴う照明への交換や、重いシャンデリアのような天井に穴をあけて取り付けるときには退去時、修繕費用がかかる場合があるので大家さんに許可をもらいましょう。
①どんな種類の照明器具を選んだら良いの?
引っ掛けシーリングに取り付けができる照明器具はシーリングライト・シャンデリア・ペンダントライトの3種類です。どれを選んだら良いのか、また重さの制限などを確認していきます。
耐荷重
引っ掛けシーリングの種類によって取り付けできる照明器具の重さが変わってきます。
角型・丸形シーリングは5kgまで、ローゼットは10kgまでです。
気に入った照明器具の重さが取り付けられるかどうか確認してから購入しましょう。
取り付け場所とおススメ
・リビング、寝室
リビング、寝室にはシーリングライトがおススメです。シーリングライトは天井に張り付くようなデザインの為、スッキリとした印象があり、どんなインテリアでも邪魔をしません。フチがウッドになっていたり装飾のしてあるデザイン性のあるものも選べます。
シーリングライトの他にスタンドライトなどの間接照明を置くことでリラックスできる空間になります。
・ダイニング
ダイニングはペンダントライトがおススメです。ダイニングは毎日のごはんを食べる特別な場所であり、お客様とお話する時に使うこともあると思います。オシャレなペンダントライトが付いていることで全体の印象も良くなりますし、楽しい食事の時間を過ごすことができます。
最近は照明器具・ライトを好きな場所に動かすことができるダクトレールも人気です。引っ掛けシーリングに取り付けができるタイプもあるので簡単に取り付けができます。
②ライトの色の選び方
電球には主に5種類の色があり、同じ家具やインテリアでもライトの色で全く雰囲気の違う部屋に変わります。
電球色・温白色・白色・昼白色・昼光色
上記5種類で、電球色が一番オレンジっぽく、昼光色は青白く、間の3つはその中間色です。昼白色は太陽の明るさに最も近い自然な光の色です。
オレンジのライトの場合、目に優しく、リラックスできる空間になります。
寝室・和室・トイレ・お風呂に使われることが多いです。
青白いライトの場合、細かい部分が良く見えるので集中力が高まる空間になります。
勉強部屋・趣味などの作業部屋・キッチンの作業スペースに使われることが多いです。
リビングなどどちらの色も使いたい場合には調色機能の付いた照明器具を選ぶと良いです。
付属のリモコンで調光調色が簡単にできるものもあります。
③LEDにした方が良いの?
照明器具を購入する場合はLEDを選ぶことをおススメします。
・省エネの為、電気代が1/5~1/7に安くなる
・長寿命の為、約10年間電球の交換不要
・紫外線フリーの為、カバーの中に虫が集まりにくい
上記のようなメリットがあります。
購入時の価格は高いですが、後々お得に使うことができます。
まとめ
シーリングライトを自分で取り付けることは難しくないです。
引っ越しや取り付けの前にこちらを読んで準備をして当日はスムーズに取り付けができると良いですね。
お気に入りの照明器具・ライトを取り付けて新生活を楽しみましょう。