シーリングライトとは、天井にくっついているタイプの照明器具のことを言います。
小型シーリングライトとはその中でも小型のタイプで、4畳半以下の場所で使用する、全光束が2200lm以下の照明器具のことをそう呼びます(メーカーにより多少異なります)。
天井に引っ掛けシーリングと呼ばれるプラグが付いている場所に取り付けが可能です。
大型のシーリングライトに比べると小型で軽いものが多い為、取り付けも簡単にできます。
こちらでは小型シーリングライトの種類やおすすめの機能などのご紹介をしていきます。
目次
小型シーリングライトのLED一体型と電球型LEDの違い
小型シーリングライトにはLED一体型と電球型LEDがあります。この2つの違いとどちらを選んだら良いのかみていきましょう。
LED一体型とは?
一般的に照明器具とは照明器具本体に電球や蛍光灯を取り付けて使うことが多いのですが、LED一体型シーリングライトの場合は照明器具本体に電球などのライトが内蔵されています。
デメリットは故障したり、寿命を迎えたときに照明器具本体すべての交換が必要となることです。しかし、LEDシーリングライトの設計寿命は約40,000時間で、約10年間取り換え不要で使用することができるため、一般的な照明器具の寿命ともほぼ変わらないです。
電球型LEDとは?
電球型LEDとは、照明器具本体に電球型LEDを取り付けて使用するタイプのシーリングライトです。こちらはおしゃれなデザインのものもあり、1個の照明器具に電球を何個も取り付けるシャンデリアのようなものもあります。
小型シーリングライトの人感センサータイプとは?
小型シーリングライトの人感センサータイプとは、人感センサーが付いている照明器具です。人がいるかどうかを自動で感知して灯りのON/OFFをしてくれます。人感センサーは照明器具本体に付いていることが多いですが、スイッチに付いている場合や、人感センサーのみを好きな場所に取り付けるタイプもあります。照明器具本体に付いているタイプだと誰でも簡単に取り付けができます。
人を感知しなくなってから設定の秒数後に自動で消灯してくれるので消し忘れの心配が無いです。
小型シーリングライトにはどんな機能があるの?
小型シーリングライトに付いている便利な機能をみていきましょう。
調光
調光とは光の明るさを調節できる機能です。照明器具によっては10~100%まで設定できるので、取り付けた後に思ったより暗かった、明るかった場合に自分の希望の明るさに変更できます。同居する家族で明るさの好みが違う場合にも良いですね。
調色
調色とは光の色味を寒色から暖色まで自由に調整できる機能です。オレンジに近い色から順に電球色・温白色・白色・昼白色・昼光色の5色を生活シーンに合わせて調色できます。
昼光色が一番集中力が出やすいので、勉強する時や細かい作業をする時に良いです。
オレンジに近い電球色はリラックスできる色で目に優しいので、睡眠前のリラックスタイムなどに良いです。
リモコン
大型のシーリングライトにはリモコンが標準装備されていることが多いですが、小型のシーリングライトには付いていないことが多いです。リモコンを使うシーンが多い場合にはリモコンが付いているタイプを選びましょう。
タイマー
設定時間に灯りを付けたり、就寝時など自動で消灯するタイマーの機能がついているタイプがあります。帰宅が遅くなる人のペット用の照明や長期間家を空ける場合の留守番代わりにもなります。
小型のシーリングライトはどんな場所におすすめ?
小型シーリングライトは4畳半以下の小さい範囲を照らす照明器具ですが、複数取り付けることで広範囲を明るく照らすことも可能です。
場所ごとのおすすめの取り付け方法をご紹介します。
①玄関
玄関の標準的な広さは平均して3畳程度と言われていますので、小型シーリングライトが1灯あれば明るさの確保ができます。天井にぴったりと付くタイプの小型シーリングライトだと圧迫感が無くスッキリした印象の玄関に見えます。また玄関の出入りをする時には荷物を持っていることが多いため、人感センサー付きの照明器具を選ぶとスイッチのON/OFFの手間が省け、助かることがあります。
②廊下・階段
廊下や階段は間隔を空けて何個か取り付けて使用されます。踊り場などの目立つ場所に1個だけ取り付ける場合にはオシャレな照明器具を選んでも良いですが、等間隔に何個か取り付ける場合にはシンプルな小型シーリングライトを付けるのが良いでしょう。
③トイレ
トイレは1畳前後の空間に1個の小型シーリングライトを取り付ける場合が多いです。縁がアイアンになっているものや取り付け部分のカバーがゴールドになっているものなど、インテリアに合わせて選ぶと良いです。透かし彫りになっているものだと柔らかい光でおしゃれな空間を演出できます。
トイレの人感センサーは好みが分かれますので付けるか迷っている方は、人感センサー自体をON/OFFできるタイプを選ぶと良いですね。
④洗面所
洗面所は2畳前後の空間に1個の照明を取り付ける場合が多いです。こちらもインテリアに合わせた装飾のタイプを選んでも、シンプルな小型シーリングライトでスッキリさせても良いです。
洗面所は顔や髪や歯のお手入れをしたり、洗濯をするときにはシミが無いか見落とさないようにしたりと細かいことをすることが多い場所なので、明るめの色を選ぶ方が良いでしょう。寒色よりの色を選ぶと作業がしやすいです。
⑤ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは3畳ほどが一般的な広さです。こちらに取り付ける小型シーリングライトで気を付けることは灯りの色です。お気に入りの服やカバンをオシャレに見えるように暖色を選ぶとオシャレな空間にはなりますが、実際に服を選ぶときに、昼間の外で見る色と違う色に見えてしまいます。昼白色が昼間の明るさに一番近いと言われていますので、そちらを選ぶと服の色がハッキリ見えます。
⑥リビングに複数つける
リビングに小型シーリングライト1灯では明るさが足りないですが、複数つけることで明るさを補い、オシャレな空間にすることができます。また、多灯分散照明方式と呼ばれ、食事や読書、映画鑑賞などに合わせて照明の組み合わせを変えることで生活シーンに合った光の環境を作ることができます。灯りを使用するシーンが多い場合は調色タイプを選ぶと良いです。
並べて取り付ける小型シーリングライトの見た目がバラバラにならないように同じ種類のものを取り付けるとまとまりがでます。
小型シーリングライトの取り付け方法
小型シーリングライトの取り付けは簡単です。
天井の引っ掛けシーリングと小型シーリングライトのアダプタの凹凸を合わせてくるっと回すだけで取り付けが可能なので、面倒な電気工事などは必要ないです。
天井についている引っ掛けシーリングの種類によっては小型シーリングライトの取り付けができないことがあります。埋め込み引っ掛けローゼットには取り付けできないタイプが多いので、照明器具を購入前に天井についている引っ掛けシーリングの種類と購入する照明器具に対応している引っ掛けシーリングの種類を確認しましょう。
まとめ
小型シーリングライトには調光調色できるものや人感センサーがついているものがあります。使用する場所や使い方に合う照明器具を選んで快適な生活ができると良いですね。また、取り付けも簡単に行えますので、ぜひチャレンジしてみてください。