そのお家の印象を決めるのはどこ?と聞かれたらリビングをあげる方は多いはずです。
家族が長い時間一緒にいたり、お客様が大体最初に通される場所なのでリビングでその家の 第一印象が決まるような場所です。
モノトーンでスタイリッシュ、カフェや純喫茶のようなレトロ風、シンプルな家具でまとめてナチュラル、北欧風などで外国風と様々なテイストに変化できます。
家具や壁紙の色も大事ですが照明も大事なインテリアの一部になります。
その中でもダウンライトはリビングの演出に大きく活躍してくれます。
ダウンライトをうまく活用しておしゃれなリビングにしましょう
空間をほんわか照らす5灯の球状ランプ付きシーリングライト
かわいい球状のランプがリズミカルに天井を照らします。灯具のつく水平アーム部分は上下と横向きで位置を変えられるため、オリジナリティのあるアレンジが可能。
ダウンライトでリビングをおしゃれに
ダウンライトとは天井に埋め込まれた小型タイプの照明です。
使い方によってリビングでメインやサブ照明でと使い分けができます。
ダウンライトの種類や照射の仕方にはどのような物があるのでしょうか?
ダウンライトの種類
①ベースタイプ
主に一般的に使われるライトで角度調整はできない。
リビングを照らすメイン照明に適している。
②ユニバーサルタイプ
器具によっては光の角度調整できる。
壁やインテリアなどの演出に適している。
③ピンホールタイプ
照らしたい場所にピンスポットで光を当てるので明暗差が出て、机の上に配置するのに適している。
ダウンライトの照射タイプ
①拡散タイプ
均一に光を明るく照射し部屋全体に広がる。
②集光タイプ
真下に集中的に光を狭く照射して陰影のメリハリを際立たせる。
壁やスポット向き
ダウンライトでおしゃれにみせる方法
ダウンライトは先に述べたように埋め込み式なので天井がフラットになり、部屋全体が広く見えますが、いかにダウンライトを設置するかによってリビングの印象がガラリと変化してしまいます。また専門的な工事が必要な為、事前の配灯計画が重要になっていきます。
ダウンライトの主な設置方法
①均等配置
いずれ家族構成が変わるのがわかっていたり、家具の配置が定まっていない場合は一番取り入れやすい配置方法です。
目安は1.5畳あたりに60wクラスを一灯間隔で設置していき、可能であれば電気回路を分けておくと必要箇所のみに使えるので省エネでより使いやすくなります。
②集中配置
ダウンライト2〜3灯位の間隔をつめて設置し必要な箇所に光を集中させる。
ダイニングテーブル上を照らして料理が映えたり、台所上に配置すると自分の影に邪魔されないので作業がしやすくなるメリットがあります。
③スポット配置
壁にかけられた絵画や収納棚など対象物をより強調させたい時に効果的な配置
リビングにはダウンライトがおすすめ
リビングは家の中でも配置の自由度が高く自分好みに作りやすいです。
対照的な2例の配置を紹介します。
明るいナチュナルなリビング
ダウンライトだけでは部屋全体を明るく照らすのは難しい場合があります。
リビングのメインライトはシーリングライトにし、部屋の四隅をダウンライトにするとより明るさが強調されます。
ダウンライトを天井真ん中に集中配置すればいいのではと思われるかもしれませんが、真下に光が照射される為、眩しすぎて居づらくなってしまう場合もありますので注意が必要です。
日中は太陽光を取り入れたり、ダウンライト枠を白色にして電球を暖色系にする事で自然な演出ができます。
カフェのようなレトロなリビング
天井でのダウンライトをメイン照明に配置していき、間接照明やダウンライトのスポット配置を併用する事で明かりが必要な箇所の補強をします。天井や壁が木目調ならば黒枠のダウンライトをがおすすめです。
壁やテレビなどに向けてダウンライトを照らす事で、より空間に広がりや奥行きを感じさせる雰囲気が演出されます。
リビングの配置例を取り上げましたが、追加して気をつけて頂きたいのが部屋に合わせる電球の色になります。
主に扱われている電球の色について紹介します。
リビングや主に使われる電球の色について
現在照明で使われている物はLED電球が主流になっています。
電球の色も暖色系〜寒色系と分かれており、選ぶ際に基準にする指標がケルビン(K)という光源の光の色を数値化した単位になります。
光の色は温度が明るくなるにつれて「赤→黄→白→青白」に変化していく為、ケルビン(K)の数値も暖色系の数値が低く寒色系は高くなります。
・電球色(約2700K)
オレンジ色で温かみがあり、リラックスして目や体を休ませたりしたい時や料理を美味しくみせたりしたい時に使うのに適しています。 おすすめ箇所:リビング・廊下・トイレ・階段・和室
・温白色(おんぱくしょく 約5000K)
電球色よりやや明るく「日の出1時間後位」をイメージさせる色
電球色では暗いけど昼白色だと強すぎると感じる方に向いています。お子様がまだ小さくリビングで勉強される家庭にも向いていいます。 おすすめ箇所:リビング・クローゼット・洗面台
・昼白色(約5000K)
ナチュラルでやや明るい自然光に近い色で誰でも取り入れやすい色になり、集中力を必要としない普段使いの動きに適しており、洋服を着替えたりメイクをしても外との差をあまり感じさせない色になります。 おすすめ箇所:リビング・クローゼット・化粧室・洗面所・キッチン
・昼光色(ちゅうこうしょく 約6500K前後)
青白くスッキリとしており集中力を高めて作業したり、勉強する時に適しています。
ただし青い色には眠気をさましたり、細部まで見やすくなり目が疲れやすくなるので、リビングなどのリラックスしたい場所には不向きです。 おすすめ箇所:勉強部屋・作業部屋・デスク
ダウンライトでありがちな失敗例
①ソファ、テレビ、ダイニングにもそれぞれ必要とダウンライトを設置してみると雑然と並べすぎて悪目立ちする。
②ここが必要だからと集中してダウンライトを設置すると眩しすぎた。
③エアコン・カーテンレールでダウンライトの光が遮られる。
迷った場合は調光機能付きのダウンライトがおすすめ
電球の色について紹介してきましたが、まだ部屋のイメージが決まっていない!
色々ありすぎてわからない!と戸惑っている方には調光機能がついているダウンライトがおすすめです。
スイッチで光の明るさを変える事ができるので、その時の気分や季節、時間帯によって必要最低限の明るさにし手軽に雰囲気もかわりやすくなります。
さらに省エネ効果も期待できます。
また調光機能対応ではない電球を使うとちらつきや不点灯をおこしやすくなりますので注意が必要です。
アシメントリーでおしゃれな6灯のLEDシャンデリア GCH003-6
緩やかな放物線を描いたアームの先に真球ガラスがついたシャンデリア。空間を華やかに演出します。真鍮メッキと乳白色ガラスの組み合わせにより、高級感の中に安らぎを感じさせます。
まとめ
どんなリビングにしたいかによって必要なダウンライトが違うのがおわかりでしょうか?
先に説明した通り、ダウンライトを導入するにあたっては工事が必要になります。
天井の材質によってはダウンライト自体を使用できない場合がある為、専門家に確認をとる事も大事です。
お部屋の模様替えのように個人で気軽に変更ができない為、事前の配灯計画がとても重要
になります。頭を悩ますかもしれませんがご自分の理想のおしゃれなリビングに近づけられるようなダウンライト選び・設置箇所も含め後悔がないよう考えてみてください。