夜に外を歩いていると、お庭がライトアップされた素敵なお宅を見かけることはありませんか?
「すごくおしゃれな庭で羨ましいなぁ…」
「でも屋外の照明ってどう取り付けるかわからない…」
「工事をお願いしたら高いんじゃないの?」
と諦めてる方はいらっしゃると思います。
屋外照明の中には、DIYで簡単に取り付けられるものがあります。
今回は屋外照明の種類や、DIYで取り付ける方法を紹介していきたいと思います。
DIYで取り付け可能!屋外照明のメリット
屋外照明は玄関にしか取り付けていないというお宅が多いと思います。
しかし最近では、屋外に照明を取り付けて、樹木を照らしたり、足元を照らしたり、表札を照らしたりとお庭のライティングを楽しんでいるお宅も増えてきました。
素敵にライトアップされたお庭は、おしゃれに見えるという意外にもたくさんのメリットがあります。
では、どんなメリットがあるのでしょうか?
足元を照らして安全対策
夜家に帰ってきた時に、家の周りが暗いと足元がよく見えません。
ちょっとした段差がある場合、足元が暗いとお子様やお年寄りは大変危険です。
足元が見えずつまずいて怪我をすることのないよう、屋外照明は家族の安全のためにも役立ちます。
おしゃれな空間を演出してくれる
屋外照明は夜にお庭を優しく照らし、おしゃれな空間を作り上げてくれます。
どんなに素敵なガーデニングをしていても、夜真っ暗だと何も見えませんよね。
屋外照明を取り付けることで、夜でもお庭の景色が楽しめるようになります。
不審者対策にも効果的
またお庭が明るいと、不審者が侵入しづらくなると言われています。お庭が暗い場合は不審者も侵入しやすく、暗闇に隠れることもできてしまいます…。
なので屋外照明は防犯にも役立ちます。
また、人の動きをセンサーでキャッチして点灯する人感センサーライトは、より高い防犯効果が期待できます。
DIYで取り付けられる屋外照明の選び方
屋外に照明を取り付ける場合、どんなものだとDIYで取り付けることができるのでしょうか。
電気工事士の方にお願いしなくても大丈夫なの?危険じゃないの?と不安に感じる方もいるかと思います。
そこで、電気工事士の資格がなくても、DIYで取り付け可能な照明をいくつか紹介したいと思います。
屋外にコンセントがあるなら!おすすめのローボルトライト
一般の家庭の電圧は100Vとなっており、電圧が高く危険なため、電気工事士の資格がないと工事できません。
しかしローボルトライトは12Vと電圧が低いため、資格がなくてもdiyで取り付けることができます。
低電圧のため感電や漏電の心配もありません。ただし、取り付けるには屋外にコンセントがなければいけません。
屋外にコンセントがないけど、どうしても屋外照明を使いたいという方には、ソーラーライトや電池式ライトがおすすめです。
コンセントがなくても大丈夫!ソーラーライトと電池式ライト
屋外にコンセントがない方も諦めないでください。
コンセントがなくてもソーラーライトや電池式のライトであれば、埋めるだけ、置くだけで設置が完了します。
ランタン型や電球型などおしゃれなものもありますので、手軽にお庭のライティングを楽しめます。
■ソーラーライト
日中に集めた太陽光エネルギーを利用して、暗くなると自動で点灯します。
置き型や埋め込み型のため、設置は簡単です。
電池式は電池がなくなると交換する必要がありますが、ソーラーライトは太陽光で発電できるため電池交換の必要がなく、電気代もかからないのがメリットです。
しかし、ソーラーパネルを日の当たるところに置かなければエネルギーを貯められないので注意しましょう。
また日照時間が少ないと、暗くなっても点灯しないことがあります。
■電池式ライト
電池式ライトは置くだけでいいので、持ち運びもでき手軽に取り入れることができます。
点灯したい時にスイッチを入れなければいけないものもありますが、暗くなったら自動で点灯してくれるタイプや人感センサー付のタイプもあります。
ソーラーライトのように、日中太陽光エネルギーを集められなければ点灯しないという不安定さはありません。
しかし電池式のため、電池が切れたら交換しなければなりません。
屋外照明をDIYで取り付けるポイント
ではどうやって取り付けるのかを見てみましょう。
ソーラーライトや電池式のライトは、埋めるだけ置くだけでいいのですが、先ほど紹介したローボルトライトは一手間必要になります。
では、どうやってローボルトライトを取り付けるのかみてみましょう。
ローボルトライトをDIYで取り付けるには?
ローボルトライトは電圧が12Vのため、もとの100Vの電圧を12Vに変換する必要があります。
電圧を変換するにはトランスという器具が必要になります。
【取り付け手順】
①ライトをどこに置くのか決める
まず外のコンセントの位置を確認し、何個照明を置きたいのか、どこの位置に置きたいのかをシミュレーションします。
②照明とトランスの接続
個数と位置が決まったら、照明のケーブルとトランスを接続します。
ケーブルの長さが足りない場合は、延長コードを間に繋ぐ必要があります。
また、複数照明を取り付けたい場合は、ジャンクションプラグという分岐がついたプラグを経由して、全ての照明を接続します。
③必要に応じてケーブルを埋める
ケーブル類が足元に出ていると、引っかかって転んでしまう恐れがあるので、土の中に埋められる場所は埋めておいた方が安全です。
これで取り付けは完了です。
そんなに難しい手間もなく、低電圧なので危険性もありません。
ケーブルがむき出しになっていて、万が一お子さんが触ったり、犬が噛んでしまったとしても感電の心配はありません。
周りもスッキリ!便利グッズ
電圧変換用のトランスは、家の外壁に穴を開けて取り付けるのが一般的ですが、そこまではなかなかDIYでは難しいと思います。
その場合、トランスを壁に立てかけられる専用のスタンドも販売されています。
またジャンクション部分を収納して、地上に置くことができるケースも販売されていますので、ご利用してみてください。
ジャンクション部分はケーブルがたくさん繋がっているので、隠すと足元がスッキリします。
ローボルトライトの種類
ローボルトライトには色々な形や機能を持ったものがあります。
■スポットライト
■ポール型ライト
■ランタン型
■球型
■人感センサー付
このほかにも様々な種類があります。
ジャンクションプラグがあれば複数の照明が取り付けられるので、お気に入りの照明を組み合わせてお庭のライティングを楽しんでみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
屋外の照明の取り付けは、電気工事士の方にお願いしなければいけないと思っていた方が多いと思います。
しかしローボルトライトは電圧を12Vに変換することで、安全にDIYで取り付けることができるのです。
専用の器具を揃えるためにお金はかかりますが、工事をお願いするよりはだいぶ手頃な価格で取り付けることができます。
それでもハードルが高いという方は、ソーラーライトや電池式ライトであれば、ローコストで手間もかけずに設置できます。
ぜひ屋外照明を取り入れて、お庭のライティングを楽しんでみてください。