毎日のようにテレビのニュースから盗難・住居侵入の映像が流れています。
昔よりも防犯カメラ設置が多くなり映像を目にする機会が増えました。
警視庁が発行している「東京の犯罪 令和2年版」によると侵入窃盗 認知件数「3,149件」そのうち空き巣被害「1,441件」になります。
センサー付きライトを導入する事で防犯意識が高いと不審者に認識させ侵入や窃盗を防ぐ効果が期待されます。
今はインターネットやホームセンターでも数千円からセンサー付きライトが購入できます。
手軽に始められる物から防犯対策をしていきましょう。
目次
防犯対策になる屋外照明、センサー付きライトのタイプと向いている設置場所
センサー付きライトにはどのようなものがあるのでしょうか?
警告音が出るものカメラ付きのものなどがありますが最初に気にしてもらいたいのが「電源方式」と「電球のタイプ」です。どのタイプにするかで自分に取り入れやすいかの目安になります。
「電源方式」3種類の特徴
電源式
・ソーラー式や乾電池式のように電源不足を気にする必要がない
・明るさが一定で停電しない限り安定して点灯する
・漏電防止の為、防水対策が必要
・屋外に専用のコンセントが必要(なければ別途工事が必要)
・設置場所が限定される
設置場所ー玄関・勝手口向き
・広い範囲を照らし全体を確認できる
・不審者が狙いやすい場所なので防犯効果が高い
・玄関灯はデザインが豊富でおしゃれな物が多い
乾電池式
・本体に入れて使用の為、設置の自由度が高い
・乾電池のため他の電源方式に比べ消耗が早い
・定期交換が必要な為、消費電力が少ないLEDがおすすめ
設置場所ー軒下・車庫・倉庫向き
・コンセントが近くにない場合があり補助的にすぐ使える
ソーラー式
・太陽光を蓄電して発光
・メンテナンスがあまり必要ない
・コンセントが必要ない為、設置の自由度が高い
・天候に左右されるので晴天がつづかないと作動しないまたは明るさの効果が期待できない場合がある
設置場所ー庭・外構向き
・地面に差し込むタイプもあり足元を照らすので安全面も期待できる
照明付き拡大鏡 GBK023 四角 拡大率3倍で見やすい 要施工
ライト付きで顔の影が気になりにくい、3倍の拡大鏡洗面台の鏡横に補助ミラーとして設置できるライト付き角形の拡大鏡。顔の近くに鏡を引き寄せて見ることができるので、見やすく作業がしやすいです。さらに3倍に映せてライト付きなので、目・鼻・口元などの影が気になりにくくまぶしくありません。
「電球のタイプ」3種類の特徴
LEDタイプ:消費電力が少なく寿命が長いと10年以上の物もあります。常夜灯に最適な電球です。また紫外線が少ないので虫が寄ってこない、熱をもたない為火災になりにくいのが特徴です。ただし他の電球タイプより価格が高いため初期費用がかかります。
ハロゲンライト:広い範囲に照射する為、防犯対策には最適です。ただし消費電力が大きいため照度センサー付きだと節電効果があります。寿命はLEDと白熱電球の中間です。
白熱電球:一番低価格で取り入れやすいです。紫外線が他に比べ多く虫が寄りやすく寿命も短いです。発火原理により高温になりやすく、取扱を誤ると発火の危険性もあり、注意が必要です。
防犯対策になる屋外照明、センサー付きライトの感知方法
人の動きや周囲の明るさによって反応し自動で点灯・消灯するセンサー付きライトは経済的でつけ忘れや消し忘れもありません。また荷物や小さいお子様と手を繋いでいたりして手が空いていない時にも安心で防犯にもなります。
センサーには「人感センサー」と「照度センサー」があります。それぞれどのような物でしょうか?
「人感センサー」
人感センサーライトの感知は主に「赤外線」が使用されています。
どのように感知しているのでしょうか?
赤外線センサーの感知の仕組み
赤外線は電波のような波が出ており、熱が出ている物の温度を吸収しています。
何かが近づいてきたのを検知するとセンサーライト内で電圧が発生し、上昇するとスイッチが入る仕組みになっています。
「照度センサー」
周囲の明るさに反応して暗くなると点灯し、逆に暗くなると明るさを落とし消灯します。
防犯対策になる屋外照明、センサー付きライトを選ぶポイント
設置したい場所によってセンサー付きライトの種類が変わってくるとおもいますが
購入するにあたって共通するポイントはどのような物でしょうか?
探知範囲:大体3m〜6m位の商品が多い(光で周囲の安全や異変を知らせる)
省エネ:常夜灯にするならLEDに電球を交換
ソーラー式ならば0円
保証期間:屋外での使用となると想定外で故障してしまう事もありできるだけ長く保証期間がつけられるもの
反応時間:常夜灯以外なら◯秒〜◯分までと調整できる物
センサーの角度:いざ設置してみると想定外の場所を照らしているかもしれません。
風でゆれやすい木やエアコンの室外機、車の交通量が多い場所はセンサーが反応しやすくなるので、ある程度可動域があり調整できる物
設置方法:壁・天井取り付けタイプ
設置場所の材質・形状の確認をしておかないとネジ止めやマグネットの取り付けだと壁がスチール面などで使用できない場合があります。
「埋め込み式」のライトは「電気工事士」の資格がないと取り付け作業ができない為、専門の業者に依頼します。
「コンセント式」ライトは配線が見えてしまいますが気軽に設置ができるので木材などで下地をつければ賃貸物件でも設置可能です。埋め込み式タイプより照明を選べる自由度は少ないです。
スタンドタイプ
置くだけで設置できるので傷をつけたくない場所
足元の照明に最適
さらに防犯効果を高めたい場合は録画機能付きがおすすめです。カメラがある事によって不審者への威嚇になり、万が一被害にあっても警察への証拠になります。24時間撮影するのもハードディスクへの負担を気にされる場合は動体検知機能付きがあります。撮影している場面に動きがあった時のみに反応して録画できるのでハードディスクの容量節約になります。
まとめ
紹介してきた中で自分に適したセンサー付きライトがある程度の目安がついてきたのではないでしょうか?
空き巣に入られやすい家は共通する特徴があるようです。
高い塀に囲われていて外部から見通しが悪い・人通りが少ない家・深夜不在が多い
マンションもオートロックがあるから大丈夫というわけではなく周囲の塀や植栽を乗り越えてしまえば侵入されてしまいます。ご自分の家は大丈夫か改めて確認してみてください。
防犯だからといってセンサー付きライトなどを大量につけすぎると近所に迷惑をかけてしまうかもしれません。
周囲へのプライバシーも配慮しつつぜひ防犯対策にお役立ててください。