浴室にダウンライトを設置、そのときあなたはどのようなことを意識しているでしょうか。カフェとかバーでとてもダウンライトがおしゃれに感じて、自分の家の浴室にダウンライトを設置したいと思っている方々もきっといらっしゃることでしょう。しかし、住居でのダウンライトの選択肢は、お部屋が暗くなってしまうかもしれません。
浴室はいろいろ作業をしなければならない場所です。そのような場所に本当にダウンライトを設置していいか、もう一度真剣に検討してみる必要もあるでしょう。
浴室のダウンライトのデメリットを気付かないで購入してしまった……
そもそもダウンライトってなんなのでしょうか。ダウンライトとは、天井に埋め込んで設置し床や壁を照らす照明器具のことを言います。シーリングライトやスタンドライトなどと異なり、器具が天井内に埋めこまれているので、照明器具が見えにくいようになっています。
また、ダウンライトを設置すれば、器具の場所をとらないから、お部屋が広く感じられるでしょう。お部屋によけいな凸凹がないためスッキリしたイメージも持つことができます。
しかし、特に浴室は自由に照明を設置していい場所ではありませんので、設置の前にはしっかり注意ポイントは知っておかなければならないです。
浴室に、ダウンライト設置というのは、とても落ち着き感をもたらしてくれる方法です。ダウンライトは、明るさと暗さのメリハリをつけられることが特徴としてあげることができます。
ダウンライトの照明の下は明るいスペースなので、落ち着いている感じで、かつ個性的空間を演出することができます。
ただし、ダウンライトを浴室に設置、そのときただおしゃればかり追求してしまえば、あとあと後悔してしまうデメリットだらけの浴室が実現してしまうかもしれません……。
浴室のダウンライトのデメリットをおさえておこう
浴室という存在は、ちょっと以前は、単に身体を洗うことができる空間であればいいという思いがあったのかもしれないですよね。しかし、最近の住空間にも変化があります。ミストシャワーやバブルバス、アロマなどを備えたタイプも増え、リラクゼーションとしての浴室の意味あいが強くなって来ました。つまり、浴室に設置した照明が原因でリラックス出来なくなってしまったということはあってはならないことです。
浴室の照明は、防水防湿タイプの器具のものを選択することが基本スタイルです。デザインは、壁付タイプや天井付タイプの照明が選択されているでしょう。おしゃれ度満載の照明を選択していらっしゃる方々もいますが、浴室という場所は、湿気がこもりやすく、器具にカビが生えるリスクのある場所です。できるだけ、装飾性を抑えるという意識を持つことで、デメリットを回避することができます。
また、浴室はおおかた2畳程度の広さの家庭が多いですので、白熱電球60Wあたりのもので充分明かりは補うことができます。
浴室にダウンライトを設置すると、直下を照らすというダウンライトの特性上、明るさにムラが生まれやすいことはダウンライトのデメリットとしてあげることができます。器具の直径は10㎝程度が一般的です。ダウンライトの場合、灯りを照らす範囲には限界がありますので、照明器具の真下以外では、暗い場所が出来てしまうかもしれません。しかし、このような暗がりがデメリットなのかといえば、浴室とはそのような場所だと認識されている方々も多くいらっしゃるようです。そのような明るさのムラが浴室には居心地の良さを作り出してくれるのかもしれないですよね。実際に浴室が暗くて不便とはそれほど感じないことが多いのではないでしょうか。
それでも浴室のムラについては意識するべきでしょう。浴室にダウンライトを設置する場合、おおかた浴槽の上に1灯、プラス洗い場の上に1灯というケースが多いですが、このような方法によって、2灯に分散させることで明るさのムラを少なくさせることができるので浴室のダウンライトのあり方として正解です。
また、ちょっとリッチ感を演出するため、浴室の片側だけに配灯するという方々もいらっしゃるでしょう。そのような方法で、明暗は出来てしまうので問題ありと感じる方々もいるのかもしれませんが、ホテルにいるような高級感を上手く演出することができるでしょう。
浴室でパックなどする方々は、鏡の付近にダウンライトの追加も必要ではないでしょうか。いろいろ作業の多い女性の方々は、特にダウンライトの配置も注意しなければなりません。
浴室のダウンライトのデメリットを克服 こんな素敵な空間に
浴室にダウンライトを設置するという方々は、お手入れすることができるからダウンライトがいいという声もよく聞きます。
浴室にダウンライトを設置のデメリットをしっかり克服することができれば、そのようなメリットも数々感じることができるでしょう。
ダウンライトは、天井に埋め込むタイプの照明器具なので、表面をさっと拭くだけで簡単にお掃除を完了させることができます。水垢やカビが付着する心配もないので、長く使用していてもキレイを維持することができます。
ダウンライトは全部同じものという認識のされ方をしているのかもしれませんが、配光角度には様々なバリエーションのものがあります。全体に広がる「拡散型」と、スポットライトのような「集光型」などのダウンライトが販売されているので、しっかりリサーチしましょう。器具の直下だけを照らしてくれるのが、集光型のタイプです。とてもムーディーな浴室を実現することができるでしょう。
よりリラックス出来る空間を作るため、全体を照らすために拡散型タイプを設置し、ムーディーな雰囲気ある浴室を演出する場合は集光型をプラスするといいでしょう。
はじめてダウンライトを設置する人たちは、暗いんじゃないかな……と不安感を持ってしまうようです。ですから、必要以上にたくさんのダウンライトを設置してしまう可能性もあります。あまりにも一杯ダウンライトを設置してしまえば、見た目もなんだか穴だらけ……でおしゃれではないものになってしまうでしょう。敢えて、ダウンライトは、小さくても明るいという意識を持てばいいのだと思います。ですから多くても3から4灯あたりの数にする、心配であれば電気屋さんなど照明のプロに相談してみるのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。まずは、浴室にダウンライトを設置する時のデメリットを知ってください。デメリットを知れば、デメリットを回避してメリットだけに温存することができます。浴室だからこそ、ダウンライトならではの灯りをいい感じで利用するといいでしょう。
浴室にダウンライトを設置しておしゃれ感を思い切り演出することもいいですが、中で作業しやすい空間、リラックス出来る空間重視でダウンライト設置を考えてみてはいかがでしょうか。