【2024年度版】照明器具の交換は自分でできないこともある?種類や手順を紹介します

照明の取り付け


自分で照明器具の交換が出来ないかと考えている人もいるでしょう。工務店にお願いすれば確実に照明器具の交換はできるものの、プロにお願いすると工賃が発生します。そこで本記事では、自分で交換できる照明器具とできない照明器具の違いや照明器具の取り付け方法などについてご紹介します。
電球の交換とは異なり、照明器具の交換には電気工事士免許が必要です。しかし取り付ける照明器具のタイプによっては、免許がない人でも照明器具の取り換えができることもあります。
照明器具は劣化すると「発煙」「異臭」「発火」などが発生する危険性が高まります。照明器具の交換は10年を目安に、少しでもおかしいと思ったら取り替えることをおすすめします。

自分で照明器具を交換できないケースもある

照明器具の取り替えを行う場合、電気工事士など専門の資格が必要になる場合があります。引掛シーリングやダクトレールが既に設置されている場合は資格がなくても自分で交換できます。しかし電気の配線を触ったり新設したりするような場合は、専門の資格を持った人が作業しなくてはなりません。
本格的な照明器具の交換や新設を行う場合は、工務店などに電気工事を依頼することをおすすめします。

引掛シーリングがあれば自分で照明器具を交換できる

引掛シーリングに対応した配線器具

すでに引掛シーリングが天井に設置されている場合、専門の資格無しに照明器具の交換ができます。引掛シーリングとは天井に設置するタイプのコンセントのことで、照明器具を支える役割も同時に果たしています。
引掛シーリングには様々な種類がありますが、機器同士の互換性が高いのが特徴的です。一部の非互換品を除いて、引掛シーリングに対応した照明器具ならどの種類でも取り付けることができます。

シーリングライト

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本格的な照明取り付けには電気工事士免許が必要

引掛シーリングが既に設置されており、照明器具を交換するのみであれば特別な資格は必要ありません。
しかし引掛シーリングそのものを新設・交換する場合は電気工事士免許など、特別な資格が必要になります。電気配線そのものを直接取り扱う作業の場合は資格が必要になると覚えておきましょう。
また配線を直接取り扱わないにしても、シャンデリアの設置など大掛かりな照明器具の変更を行う場合は、専門の電気工事業者に依頼する必要があります。

照明器具を自分で交換するための手順

引掛シーリングが既に設置されており、照明器具のみ自分で交換する場合はどのような作業手順を踏むべきなのでしょうか。下記では、引掛シーリングの照明器具、ここではシーリングライトを例に交換手順についてご紹介します。

自分で照明器具を交換する手順1:照明を外す

まずは現在使用している照明器具を取り外しましょう。作業を開始する際はブレーカーを落として、周囲の安全に十分注意したうえで行うようにしてください。
まずは照明カバーを取り外しましょう。取り外し方はカバー本体表面に記載されていることが多いです。カバーを取り外したら蛍光灯を取り外します。蛍光灯は爪で引っ掛けていることが多いので、左右に回したりすることで取り外しできます。
カバーと蛍光灯を取り外したら、次は照明器具本体に接続されているアダプターのコネクタを外し、その後に照明器具本体を天井から取り外しましょう。照明器具によって本体の取り外し方は異なりますが、シーリングライトの場合は本体にあるストッパーを押しながら取り外しできたりします。照明器具本体に取り外し方が記載されていることも多いので、確認してみましょう。

自分で照明器具を交換する手順2:アダプターを取り替える

照明器具を取り外したら、引掛シーリングに接続するアダプターを取り替えましょう。アダプターは左回しすることで取り外しできることが多いです。
新しいアダプターを取り付けたら、しっかり固定できているか念入りに確認しましょう。ここが緩んでいると、地震などで照明器具が落下するリスクが高まります。

自分で照明器具を交換する手順3:照明を取り付ける

アダプターを新しいものに交換したら、次は照明器具を取り付けましょう。多くのシーリングライトでは、アダプターを照明器具に合わせる形で押し上げることで取り付けできるようになっています。
照明器具が取り付け完了したら、次はコネクタを接続しましょう。アダプターから電線が伸びているので、それを照明器具本体に接続します。その後、照明が無事に点灯するか確認してから照明カバーを装着し、取り替えは完了です。

自分で交換しやすい照明器具「ダクトプラグ」とは

スポットライトMSD002D

引掛シーリング以外にも資格を持っていなくても手軽に交換できる照明器具があります。それがダクトレールに装着するダクトプラグです。
既にダクトレールが天井に取り付けてある場合、ダクトプラグをレール上に取り付けるだけで交換できます。取り付けたダクトプラグは、無資格でも取替可能。お手軽に付け替えることができます。
また天井に引掛シーリングが既に設置されている場合、簡易取付式ダクトレールなら誰でも簡単に取り付けることが可能です。

ダクトレールの設置は電気工事が必要なこともある

ダクトレール
ダクトレール

ただし引掛シーリングを新たに設置する場合、引掛シーリングの形状が合わない場合は電気工事を行う必要があります。電気工事は工務店などの業者にお願いする必要があるので、自分で作業しないよう注意しましょう。
天井の材質や設置するダクトレールにもよりますが、一般的にダクトレールの設置工事は4,000円から1万円程度となります。ダクトレールの取り付け工事が必要な場合はもちろん、既に天井に引掛シーリングが設置されている場合でも、自分で作業するのが不安な人は、プロの業者に依頼してみてはいかがでしょうか。



簡易型ダクトレールなら自分で交換可能

簡易ダクトレール
簡易ダクトレール

ダクトレールを新設もしくは取り替える場合、引掛シーリングが既にあるなら「簡易型ダクトレール」の設置を検討してみませんか。簡易型ダクトレールはホームセンターなどでも取り扱われており、手軽に購入できます。もちろん資格がなくても取り付けできる製品です。
専用のアダプターを取り付け、シーリングに落下防止用のチェーンを取り付け、天井とレールを固定します。その後はアダプターとレール本体を結線することで、簡易型ダクトレールの設置が完了します。
ダクトレールの設置が終わったら、レール上にダクトプラグを取り付けてペンダントライトなどの照明と接続することで取り付けが完了します。

ダクトレールを利用するメリット・デメリット

自分でも取り替えやすい簡易型ダクトレールのメリット・デメリットについて簡単にご紹介します。
ダクトレールを利用するメリットは、レール上の好きな位置に照明を移動させることができる点です。気分転換にレイアウトを変えたいときに便利です。また定められたワット数をオーバーしなければ照明の数を増減させることができるので、明るさを調整しやすいです。
一方でデメリットとしては、ダクトレールの存在感が大きいことや、こまめな掃除が必要になることが挙げられます。天井の色とダクトレールの色、ダクトレールのサイズ感を考慮しないと照明よりもダクトレールが目を引きがちになります。また台所など煙のでる場所にダクトレールを設置すると汚れが溜まりやすくなるというデメリットもあります。

照明器具交換のDIYとプロ依頼のメリット・デメリット

照明器具を交換する際には、自分で作業を行う方法とプロに依頼する方法の二つがあります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、どちらの方法が自分にとって最適なのかを理解することが重要です。

まず、自分で照明器具を交換する場合、最大のメリットはコストを抑えられることです。業者に依頼すると、工賃や出張費などの費用がかかるため、比較的簡単な交換作業であれば、自分で行うことで経済的な負担を軽減できます。また、自分の好きなタイミングで作業ができるため、業者の予約を取る必要がなく、スケジュールの調整がしやすいという点も利点です。

しかし、自分で照明器具を交換することにはリスクも伴います。電気工事士の資格が必要な作業を無資格で行うと、法律違反になる可能性があります。また、誤った配線や取り付けをすると、感電の危険があるほか、照明器具が正常に作動しないこともあります。さらに、作業に不慣れな場合は、時間がかかったり、予期しないトラブルに直面したりすることもあるため、手間と労力がかかる点もデメリットです。

一方で、プロに照明器具の交換を依頼する場合、安全性が確保されるという大きなメリットがあります。専門知識を持つ電気工事士が作業を行うため、誤った取り付けや配線ミスのリスクがなく、安心して使用できます。また、作業時間も短縮できるため、多忙な人にとっては時間の節約になります。特に、高所での作業が必要な場合や、重量のある照明器具を扱う場合は、専門業者に依頼した方が安全です。さらに、業者によっては施工後のアフターサポートを提供しており、不具合が発生した際に対応してもらえるため、安心感があります。

しかし、プロに依頼することにもデメリットがあります。最大のデメリットは、費用がかかることです。業者によって料金が異なるため、依頼前に見積もりを比較することが重要です。また、業者のスケジュールによっては希望する日程で作業ができないことがあり、予約や日程調整に手間がかかる点も考慮すべきポイントです。さらに、一部のマンションや賃貸住宅では、規約により照明器具の交換を個人で行うことが禁止されている場合があり、その場合は業者に依頼せざるを得ないケースもあります。そのため、事前に管理会社やオーナーに確認し、ルールを守ることが大切です。

照明器具の交換をDIYで行うか、プロに依頼するかは、それぞれの状況やスキルレベルによって異なります。簡単な作業であればDIYでコストを抑えながら作業を進めることが可能ですが、少しでも不安がある場合や配線工事が必要な場合は、安全を最優先にしてプロに依頼する方が賢明です。適切な方法を選び、安全に照明器具を交換しましょう。



照明器具の交換は自分でするべきか?

照明についてのお悩み

「そもそも照明器具を交換するべきなのか」「無資格で出来る作業でも業者に依頼してはいけないのだろうか」
このように悩んでいる人へ向けて、下記では照明器具を交換すべき理由と業者に依頼すべきかどうかについてご紹介します。照明器具は一度付けたらそのままという人もいるかと思いますが、照明器具にも寿命はあります。劣化した照明器具の利用はトラブルの原因となるので、10年に1度は交換することをおすすめします。

10年に1度は照明器具を交換したい

照明器具は、10年に1度交換することをおすすめします。
使用時間や設置環境にも左右されますが、照明器具は購入してから10年経過したら交換すると安全に利用できます。仮にあまり照明器具を利用していない場合でも、照明器具の内部は経年劣化するものです。
劣化した照明器具を利用すると「異臭」「発煙」「発火」といったトラブルが発生するリスクが高まります。10年以内の照明器具でも、劣化によるトラブルリスクはあるので、1年に1度は自主点検を実施して、照明器具の状態を確認しましょう。自主点検を実施する際は、下記の①~④のチェックリストを参考にしてください。
①スイッチを入れても時々点灯しない・点滅する・点灯まで時間がかかる
②プラグ・コードが異常に熱い・異臭がする・変形している
③ランプの端部が極端に黒化している・ランプの色味が変化している
④照明器具に変形・破損・ゆるみなどが確認できる
参考:一般社団法人 日本照明工業会「安全チェックシート(住宅用照明器具)」

業者に依頼しても高くない

「引掛シーリングに対応した照明器具を自分で取り替えるのは不安、怖い」という人は、工務店にお願いして取り付けてもらうことをおすすめします。引掛シーリングやダクトレールに対応した照明器具の取り替えは無資格でも行えるものの、自分にできるのか不安になる人も多いでしょう。
引掛シーリングの取り付け・取り外しはそれぞれ1,000円程度で依頼できます。自分で照明器具を取り替えて、万が一照明が落下したり上手く点灯しなかったりするかもと考えると不安ですよね。工賃はかかりますが、安心・安全を買うと考えれば、決して高くない出費ではないでしょうか。(工賃参考:ビックカメラ)
※取り付け工事には出張料など、追加費用が発生する場合があります。工事を依頼する際には事前に業者から見積もりをとり、金額に納得したうえでご依頼ください。

照明交換のポイントとおすすめデザイナーズ照明

引掛シーリングに対応した照明器具の交換やダクトレールに取り付けるプラグの交換であれば、資格がなくても自分で照明器具の交換ができます。これから自分で照明器具を交換する人は作業環境に十分注意し、ブレーカーを落としてから交換作業に入ることをおすすめします。
もしこれから交換する照明器具の検討を始める人は、50年以上の歴史を持つデザイナーズ照明メーカー「オリンピア照明」の照明器具を検討してみませんか。自社ブランドサイト「MotoM」ではオンライン販売も行っています。商品の仕様だけでなく、お気に入りの商品が見つかれば、その場で購入することも可能です。
10年間利用する照明器具だからこそ、デザイン面でも優れた照明を、この機会に購入してみてはいかがでしょうか。

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