【2022年度版】LED照明の優れた特徴とは

LEDライト

照明器具を買い換えようとして、家電量販店に行ったりやネットショッピングで検索したりすると、今や殆どLED照明しかありません。
最近はコストダウンや小型化が進んで、かなり手頃な値段になってきています。

メーカーや種類も豊富で、どれにしようかと選ぶ楽しみもありますが、LED照明の特徴について知っておくと、目的に合った照明器具を選びやすくなります。
この記事では、LED照明の優れた特徴を中心に紹介しますので、是非参考にしてください。

LED照明の特徴、メリット

照明についてのお悩み

一般家庭にまで急速に普及しているLED照明、その特徴やメリットを理解する前に、簡単に原理などの基本を知っておきましょう。

LEDとは

LEDとは、Light Emitting Diodeを略した言葉で、「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のことです。
その構造は、P型半導体(Positive:ポジティブ、+)とN型半導体(Negative:ネガティブ、ー)を接合した物です。
これに電気を通すと、半導体のなかで電気エネルギーが直接光に変換され発光します。

LEDは用いる化合物(ガリウム、インジウム、アルミニウムなど)によって発光する色が変わります。
赤や緑などの色に発光するLEDは従来からありましたが、1993年に白色光を得るために必要な明るい青色LEDが開発されたことで、新しい照明用光源として開発・利用が進みました。

照明器具のキーになる青色LEDは、日本人が発明しました。
その発明と実用化に貢献したとして、赤崎勇、天野浩、中村修二の3名が、2014年のノーベル物理学賞を受賞しました。

LED照明は電気を直接光に変換する

従来の照明器具である、白熱電球や蛍光灯、高輝度のHID照明は、電気を使って熱を光に変えています。
一方LED照明は、電気を直接光に変換しています。
このことから、LED照明の大きな特徴である、省エネルギーと発熱が少ないという特徴が分かります。

それでは、LED照明の優れた特徴とメリットを順に紹介しましょう。

LED照明は省エネルギー

電気を直接光に変換するLED照明は、高い省エネルギー性能により公共施設や企業の照明、商業施設、オフィスビル、交通信号機、列車や自動車そして一般家庭でも使われるようになりました。
特に、東日本大震災以降は省エネルギーの代名詞の1つとなって、普及に拍車がかかりました。
最近では、「低炭素社会」実現のためにLED照明に換えることも増えています。

街を歩けば商業施設などでは、「LED照明に換えて消費電力を従来の40%に抑えました」とアピールしています。
一般家庭でも同様で、白熱電球を同等の明るさのLED照明に換えると、消費電力は1/10程度に抑えられます。
また、蛍光灯をLED照明に換えると、消費電力は半分以下から1/3程度になります。

LED照明は、従来の照明器具と比べると未だコストが高いですが、メーカーからは1年程度の使用すれば電気代で元が取れると宣伝されています。

LED照明は長寿命

LED照明の優れた特徴の1つが長寿命性能です。
製品によって異なりますが、その寿命は20,000時間から60,000時間のものが多いです。
白熱電球の寿命が3,000時間、蛍光灯が10,000時間程度なので、LED照明の寿命が極めて長いことが分かります。

LED照明の寿命は、一般的には完全に不点灯になる時点を指すのではなく、初期の明るさの70%に低下する時点を寿命として表示しています。
詳しくは、各メーカーのホームページや商品カタログをご覧ください。

この様に長寿命であるため、価格が高くても長期に渡り交換しなくて済みます。
従って、交換が大変な場所や掃除がしにくい場所の設置に適しています。
また、交換が少ない分コストが高くても元が取れるとも言えます。

LED照明は発熱が少ない

優れた省エネ性能と同じ理由で、電気を直接光に変換するLED照明は、とても発熱が少ない照明器具です。
切れた電球を交換する際に、発熱してとても熱く、直ぐに触れないことを経験した人も多いのではないでしょうか。
LED照明なら、発光面で火傷する温度まで熱くなることはありません。

美術品をはじめ展示物の照明など、熱に弱い物を照らす場合には、LED照明が安心です。

LED照明、その他のメリット

その他にもLED照明には幾つか優れたメリットがあります。

・点灯の応答性能が良く直ぐに明るくなり、ON/OFFをくり返しても寿命に影響しません。
・ガラスを使用している従来器具と違って、振動や衝撃に強い器具です。
・小型化が容易で省エネなので、色々な形状にしやすく多用途に使え、コードレスでも実用的な明るさが得られます。

LED照明の特徴、デメリット

LED照明には多くの優れた特徴がありますが、幾つか注意点もありますので、覚えておくと安心です。

・LED照明は低温環境でも性能が落ちない反面、熱に弱いというデメリットがあります。
 高温の場所に設置すると寿命が短くなるので、設置する場合には放熱対策をする必要があります。

・器具によっては照らす範囲が限られることがあります。
 広範囲を照らす必要がある場合は、LED照明器具の性能をよく調べてから、対応製品を選びましょう。

・LED照明は電子回路と一体化されているため、器具によっては結構重量があります。
 従来の照明器具から交換する場合は、さらに荷重がかかっても大丈夫かどうか、確認をしておきましょう。

・LED照明のコストは、技術革新によって低価格になってきていますが、物によっては依然として高いと感じることもあるでしょう。

LED照明は特徴を理解して使おう

LED照明には多くの優れた特徴があり、デメリットは改善されてきているので、間違いなく照明器具の主流になっています。
そのため、用途はどんどん拡がってきており、高温に弱い点を除くとほぼ全ての照明として使えます。

デザイン性に優れているので、インテリアとして何処に使っても大丈夫ですが、明るすぎて使いづらい場合もあるので、場所によっては調光機能があるとよいでしょう。
狭い場所、高い場所、掃除がしにくい場所や、間接照明にも適しています。

LED照明は屋外の照明にも適しています。
防水・防虫対策がしっかり施されているので、水中も含めどんな場所にも設置できます。
直流で点灯するため、ソーラーパネルと組合わせて、配線工事無しで自由にレイアウトできます。
センサー付きなら、防犯ライトとしてもよく使われています。

まとめ

21世紀の照明器具として、LED照明が至る所で普及しています。
LED照明は屋内外を問わず、一般家庭に欠かすことのできない照明器具となってきました。

最近は、おしゃれなデザインや小型化による使い勝手の向上、そして技術革新でコストパフォーマンスもどんどん高くなっています。
そのため、性能やコストを気にせず、安心してLED照明を選べるようになりました。

どの照明器具からでもよいので、LED照明に交換してみませんか。
新しい明りが、あなたの楽しい日常に加わりますよ。

この商品を見た人はこんな商品も見ています

  1. 店舗は照明器具とどう向きあえばいい?

  2. ペンダントライト

    おしゃれな部屋作りにはアンティークのペンダントライトがおすすめ

  3. ベッド脇に置きたい!おしゃれで読書がはかどる照明

  4. シーリングライト

    おしゃれで明るいLEDシーリングライトの選び方

  5. ブラケットライトで空間をおしゃれに演出する方法

  6. 家を建てる前に考えておけばよかった! 照明について

    【2022年度版】家を建てる前に考えておけばよかった! 照明について

  7. 北欧ダイニングテーブルの上手な選び方

  8. 白いペンダントライト

    白いペンダントライトが部屋に与える効果とは?おすすめ商品も紹介

  9. 【2022年度版】北欧デザインがおしゃれ!おすすめのペンダントライト

  10. 光の演出で空間を彩ろう!照明の種類と選び方

  11. 寝室に最適なおしゃれなベッド灯を照明を探そう!

  12. アンティーク風なリビングづくり!家具選びのコツから注意点まで紹介