リビングをリフォームする際や、照明器具を一式交換したりする時には、どんな照明器具を何台、何処に設置するか考えなくてはなりません。
しかしながら、照明プランを自分で検討することはなかなか難しいことです。
リフォームならば業者に一括で依頼すれば、照明プランまで対応してくれるでしょう。
その様な場合でも、照明をどうしたいかなど、希望や要望を入れた簡単な照明プランを事前に検討しておく必要があります。
この記事では、実際に照明プランをどうやって立てるかについて紹介します。
レトロ感漂う クリアガラスの3灯ペンダントライト GPN001-3
クリアランプのフィラメントがレトロ感ただよう大型ペンダント。カフェインテリアなどにマッチするシンプルなフォルム。取り付けは電気工事が必要です。お近くの電気工事店にご依頼ください。
リビングの大きさや特徴を知って照明をプランする
照明プランを立てる時には、予め図面があるとよいですね。
自宅の建築図面または間取り図の中から、リビングの図面をコピーしておきましょう。
その図面からリビングの広さや天井高などが分かるので、必要な照明の能力が分かります。
実際に設置する照明器具の性能は、ガイドラインがあります。
LEDシーリングライト及びLEDペンダントライトの適用畳数の表示基準は、一般社団法人「日本照明工業会」によって以下の通り定められています。
上表で表しているルーメンとは簡単に言うと明るさのことです。
照明器具を選定する際の基準となる値なので、覚えておくとよいでしょう。
なるべく、適用畳数の上限値の明るさの照明器具を選んで、明るさを調光機能で調節して使う方がよいです。
リビングの広さが分かったら、リビングの形状をみていきましょう。
正方形に近い形、長方形、細長い、特殊形状のどれになりますか。
特殊形状で無ければ、先ず、中央の位置にシーリングライトを置くオーソドックスなプランが考えられます。
リビングの広さによっては、1台では明るさが足りないこともあります。
その場合は、複数のシーリングライトを設置するか、足らない部分にダウンライトなどを使って補うようにします。
リビングが細長い場合は、シーリングライトを2台設置すれば大丈夫です。
リビングに吹き抜けがある場合は、シーリングライトではなくペンダントライトと壁面へのスポットライト、必要に応じてフロアスタンドを設置するなど、複数の照明器具を使って計画することが多いです。
アートな6灯ペンダントライト 銅メッキ クロームメッキ 埋込引掛ローゼット
大きさの違う長方体を6つ螺旋階段を描くように組み合わせ、さらにコードの長さに高低差のリズムを付けているので立体的な質量と高さがあるシンボリックな存在感を発揮する6灯ペンダントライト。大小の大きさがあるセードを組み合わせた重なりはまるでメロディーを奏でるようにインパクトが強く洗礼されたセードを見るように視界を楽しませます。
リビングの家具や家電を考慮して照明をプランする
リビングの広さ、形状の検討が終わったら、次のステップです。
次は、家具や家電などを考慮した照明プランです。
吹き抜けでない通常の天井高(約2.5m)のリビングで、中心にシーリングライトを設置するという条件で検討します。
➀ソファとテーブル、テレビやゲーム機が中心のAVラックが主な構成であれば、追加照明としてフロアスタンドが1台あればよいでしょう。
テーブルの上に、スタンドライトを置いてもよいでしょう。
後は、間接照明を積極的に取り入れるかどうかくらいです。
②➀の構成に、ピアノまたはキーボード、またはギターなど楽器があるなら、譜面を置く位置や演奏する位置に合わせて、ペンダントライトを何個か配置しましょう。
ダウンライトでもよいのですが、工事が必要なので難しい場合があります。
ライティングレールが使えると、もっと使い勝手が良くなります。
③①の構成に棚があって、コレクションやメダル・カップ・トロフィなどがディスプレイされているなら、スポットライトでライトアップしてもよいでしょう。
品よくディスプレイするなら、棚下灯を使ってライトアップするのもおすすめです。
④リビングにミニバーやカウンターがあるなら、その天井部にペンダントライトを何個か使いましょう。
ライティングレールが使えると、おしゃれで使い勝手が良くなります。
⑤観葉植物があるなら、スポットライトで下から間接照明をすると効果的です。
⑥絵画や写真を照らす場合はLED照明を使うようにしましょう。
LEDには紫外線が含まれていないため、対象物を劣化させる心配がありません。
空間をほんわか照らす5灯の球状ランプ付きシーリングライト
かわいい球状のランプがリズミカルに天井を照らします。灯具のつく水平アーム部分は上下と横向きで位置を変えられるため、オリジナリティのあるアレンジが可能。
リビングの照明器具をよく知ろう
リビングに設置する照明器具は、名前だけなら従来とおなじですが、LEDを使うようになって機能が全く違ってきました。
LEDならではの省エネ性、寿命の長さ、応答性の良さなどの特長に加え、光の色を変化させることができる調色機能や、明るさの調節ができる調光機能などが、リビングを快適にしているのです。
特にLEDシーリングライトは機能が充実しています。
最近では音声でON/OFFから調色・調光などまで操作できたり、無線でテレビなどの音声を出力できる機能を持つ製品も出ています。
シーリングライトは、リビングのメインの照明器具で、部屋全体を照らす役割をします。
ただし、シーリングライトだけで広いリビングを照明するのでは、シンプル過ぎて寂しい印象があります。
適宜、ペンダントライトやスポットライト、ダウンライトを使って、照明に変化を持たせると良い効果が出ます。
スポットライトやダウンライトは、間接照明として壁を照らす役目をします。
しかし残念ながらスポットライトやダウンライトの設置には電気工事が必要となるので、簡単には導入できません。(スポットライトは簡易ダクトレールを用いることで電気工事を行わなくても設置することは可能です。)
その代わりに使えるのが、LEDフロアスタンドです。
床に置いて使うLEDフロアスタンドの種類は豊富で、とてもスタイリッシュな製品や従来からのデザインを採用したオーソドックスなものもあります。
フロアスタンドは1台、もしくは2台をソファの近くや部屋の一端に配置しましょう。
シーリングライトの光量を絞って、代わりにフロアスタンドを点灯すれば、新たな照明効果を演出できます。
調色機能について
注目の調色機能とは、光の色を調節できるLEDならではの機能です。
LEDシーリングライトの色を、あたたかい色合いの電球色から、爽やかな昼光色まで光の色を変える事ができます。
調色機能を上手く使うと、生活のリズムを整えたり、勉強や仕事をはかどらせる効果が期待できます。
より高機能になったフルカラータイプなら、赤や青、緑などに光の色を変える事ができますし、生活スタイルや部屋の用途に合わせて光の色味を変えることができます。
例えば、一日の始まりである朝の起床時には、明るくさわやかな太陽の光の色に一番近い色(昼白色)、勉強や読書時には、 明るく文字が見やすい青白い色(昼光色)、夕食や就寝前にはゆっくりとくつろげる暖色系の色(電球色)といった具合で、 好みの色にすることができます。
まとめ
家庭生活の中心、リビングの照明をどうするか、プランの立て方などについて紹介してきました。
実際にちゃんとした照明プランを立てることは難しいですが、基本的なことを理解しておくと安心です。
LED照明の進歩と急速な普及により、色を変化させて生活のリズムを守る機能や、音声認識で動く機能を備えた照明が製品化されて、ますます便利な生活を手に入れることができるようになりました。
実際に、自分のリビングをどうしたいか、何処を変えたいかなど、具体的な構想が浮かんで来ましたか?
もしそうなら、是非新しいLED照明を検討してみてくださいね。