【2022年度版】リビングの照明は器具選びが楽しい

リビングの照明器具をどうするか考えることは楽しい時間です。
アイデア次第でリビングを自由にアレンジできるのですから。
そうは言っても完全に自由にできるわけではありません。

制約がありながらも、工夫して自分が目指すリビングの照明を作り上げていきましょう。



リビングの照明器具を選ぶポイント

リビングの照明を変えて、もっと魅力がある部屋にしたいと思ったら、いろいろ夢が膨らんで嬉しい悩みが出てきます。
ネットで様々なリビングの例を見たり、街中のしゃれたお店に寄ってみたり、家具専門店や家電量販店に行ったりするだけでも楽しいですよね。

しかし漫然とあれが良い、これは好きだといくら見て回っても上手く行きません。
リビングの照明を考える場合には、幾つか抑えておきたいポイントがあります。

①どんなリビングにするのか
②予算総額は
③DIYか業者に頼むのか

以上の3点はとても重要です。



どんなリビングにするのか

どんなリビングにしたいのかは、とても大事なポイントです。
自分が暮らしているリビングを、これからどうしたいのか決まっていますか?
この点が曖昧だと、この後することが定まらず上手くいきません。

リビングの使い方はこれまでと同じですか?
何か新しい用途が増えますか?
家族構成は変わりませんか?

家具や家電はこのままですか?
買い換えますか?
買い換えないけど移動させますか?
新しい家具や家電、または何か他の物が増えますか?

以上の中でも重要な事は、リビングの用途と家族構成の変化があるかどうかです。
赤ちゃんが生まれて育児をリビングでするのなら、毎年用途が変化していきますから、家具も照明も柔軟に対応できるとよいですね。

子供が進学や就職して家を出ていったのなら、リビングは夫婦2人が使うことになります。
ゆっくりくつろいだり、談笑できる場にするには、TVが中心ではないレイアウトにすることが大切ですね。

用途は変わらないけどリビングを模様替えしたい、その際照明設備が古いので一新したいということもあるでしょう。

リビングの用途が定まったら、次に家具・家電のレイアウトを決めましょう。
コンセントや天井の照明位置を考えてレイアウトすると無駄がありません。
レイアウトが決まったら、ここから照明をどうするか考えて行きます。



予算と実行

照明をどうするか決める場合に、予算と自分で設置するか業者に頼むかは重要な問題です。
電気工事を伴う照明設備の場合は、電気工事士などの資格が無いと行えません。
ダウンライトやライティングレールを取付ける場合には電気工事が必要です。
気に入った照明器具をネットで注文して取付けたりする場合は要注意です。

リビングに吹き抜けがある場合、高い天井に照明設備を取付けることは危険を伴います。
電気工事を伴わなくても、専門業者に頼んだ方が無難です。
また、吹き抜けの場合には、壁にスポットライトで間接照明を行うことがよくあります。
これも電気工事が伴いますので、専門業者に頼ることになります。

以上をまとめると、以下のようになります。
・予算総額によって、買える照明器具が決まります。
・DIYなら選択できる照明設備や照明器具に制約があります。
・専門業者に依頼するなら、予算の範囲内で自由に設備や器具を選べます。

制約を理解した上で、照明器具を選んでいきましょう。



リビングの照明器具に向いているものは

照明についてのお悩み

リビングに設置する照明器具は、LEDを使うようになって機能が全く違ってきました。
LEDならではの省エネ性、寿命の長さ、応答性の良さなどの特長に加え、光の色を変化させることができる調色機能や、明るさの調節ができる調光機能などが、リビングを快適にしているのです。

特にLEDシーリングライトは機能・性能が向上しています。
最近では音声でON/OFFから調色・調光などまで操作できたり、無線でテレビなどの音声を出力できる機能を持つ製品も出ています。
シーリングライトは、リビングのメインの照明器具で、部屋全体を照らす役割をします。

吹き抜けのあるリビングには、メインの照明器具としてシャンデリアを使うと、華やかで効果的な照明が行えます。
取付位置が高いとメインテナンスや掃除が大変ですが、LEDになって長寿命化されているので、採用しても良いのではないでしょうか。

リビングの照明は、シーリングライトと他の照明器具を組合わせると、より効果的な照明が実現します。
ペンダントライトやスポットライト、ダウンライトを使って、照明に変化を持たせると良い効果が出ます。
LEDスポットライトは、間接照明として壁を照らす役目によく使われます。

その他によく使われるのが、LEDフロアスタンドです。
床に置いて使うLEDフロアスタンドの種類は豊富で、とてもスタイリッシュな製品や従来からのデザインを採用したオーソドックスなものもあります。

フロアスタンドは1台、もしくは2台をソファの近くや部屋の一端に配置しましょう。
シーリングライトの光量を絞って、代わりにフロアスタンドを点灯すれば、新たな照明効果を演出できます。



リビングにおすすめの照明器具

照明の選び方

リビングの照明をどうするか決まったら、実際に製品を選んでいきましょう。
メインの照明器具である、シーリングライトを提供している主なメーカーと特長は以下の通りです。

➀東芝:「ワイド調色タイプ」の特長は、色と明るさを合わせて調整することで、生活の色々なシーンで最適な照明を実現しています。色の範囲は、電球色の下限値(2,000K)から、昼白色(4,700K)、そして昼白色(6,500K)です。
2,000Kではろうそくを灯すような落ち着きのあかりを実現。5,000Kでは日中の活動をサポート。6,500Kでは読書、勉強などのシーンにしっかり明るい光で、新聞の文字もくっきり。
おやすみになる前、めざめるとき、勉強のとき、それぞれに適したあかりをセッティングしてくれ、リモコンボタンをひとつ押すだけのカンタン操作で使うことができます。

②Panasonic:「おまかせモード」は、自分で設定した時間になると自動であかりのシーンを切り替えてくれる機能です。朝モード(6,200K)は「文字くっきり光」、昼モードは「普段のあかり」、夜モード(2,700K)は「暖かい色」と生活リズムに合わせてあかりが切り替わります。

③日立:「あかりセレクト」機能は、さまざまな暮らしのシーンに合わせて明るさと光の色を組み合わせたおすすめのあかりを選べます。「蛍光灯」「図書館」「食卓」「電球」の4つのボタンを押すだけです。
「ラク見え」機能は、年齢とともに必要になる明るさと、青緑色の光成分を補うことで、文字も色もはっきり見やすくなります。本や新聞などの細かい文字を読むときや、手芸や絵画など色彩を使った趣味の時間などにおすすめです。

④三菱電機:爽やかな昼光色から温かみのある電球色まで、光色を変更できます。明るさは100%から5%まで変更できます。

⑤ホタルクス(NEC):点灯モードが3つ「アクティブ(昼光色)」「ナチュラル(昼白色)」「リラックス(電球色)」あり、ダイレクトボタンで選べます。
「感震センサ」が搭載されているタイプは震度4以上の揺れを検知して自動で点灯し、アラームで知らせます。

⑥⑦アイリスオーヤマ・コイズミ:電球色から昼光色まで調色が可能です。電気のON/OFF、調色も含めて音声操作が可能です。ベッドに横になったまま、眠くなったら声で消灯したり、夜中に起きた時も声1つで点灯するので便利で安心です。



まとめ

リビングは一日の中で多くの時間を過ごす中心的なスペースです。
リビングを魅力的な場所にするには、家具・家電などとならんで、照明設備が重要です。

最新の照明設備はLEDシーリングライトに代表されるように、生活する人に合わせてサポートする機能が備わってきました。
見た目も機能もどんどん充実してきています。

リビングを新しい照明設備に替えて、もっと便利で快適な生活を送りましょう。



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