天井からお部屋を全体的に明るく照らす照明に対して、スポットライトは狭い範囲を照らす照明となります。このスポットライトは見せたい場所をドラマティックに演出することが可能で、おしゃれな雰囲気を作ることもできます。今回はリビングを魅せるスポットライトについてご紹介していきます。
目次
リビングを魅せる為のスポットライトを選ぶポイント
まず、スポットライトでリビングを魅せるためには取り付ける台数や設置する位置を簡単に変えられるダクトレールを使用するのがよいでしょう。ダクトレールにスポットライトを取り付けることで、必要な明るさを確保し、空間をおしゃれに演出することができます。
ただし、お部屋が狭いとダクトレールが目に入ってしまい、少しうるさい印象になりますので、うまく部屋に馴染ませる為にそれなりの広さがあることが必要です。そして、スポットライトはお部屋全体を照らす照明ではありませんから、どこを照らすかということを決めなくてはいけません。
お部屋の中から照らしたい主役を決めましょう。お気に入りのソファであったり、アートであったり、明るくしたい壁でも構いません。照らしたい主役が決まったら、どこから照らすと効果的かを考えます。舞台で主役が光を集めて輝くように、空間の主役を照らしましょう。
リビングを魅せる為にはスポットライトをこう使う
壁にかけてある絵であったり、ボードの上の小物であったり、照らすという使い方ができて、おしゃれな空間を演出できる他、観葉植物であったり、家具にライトを当てて壁に映る陰影を楽しんだりといった方法もあります。そして、テレビの後ろなどの壁に向かって照らす事で光と影の立体感を出すという使い方もできます。
アイデア次第で色んな空間を作り出すことができます。そしてスポットライトは狙った場所を照らすという照明であるので、当たり前ではありますが、照らした場所以外は明るくなりません。その為に、スポットライトだけではお部屋の照明が完成しませんので、スポットライトとスタンドライトを組み合わせたりといったトータルなライティングプランが欠かせません。
ただし、スポットライトでも灯数が多く、あちこちに向けられる場合にはスポットライトだけで成り立つこともあります。スポットライトだけでは暗い場所ができてしまうといったことにならないよう、他の照明との組み合わせを考えましょう。
リビングを魅せる為の効果的なスポットライトの使い方
スポットライトは1つではなく、複数をダクトレールに取り付けて設置することが可能で、それぞれのライトが照らす向きを変えたり、スポットライトの数を変えることで簡単に変化を楽しめます。
リビングにはシーリングタイプのスポットライトもおすすめ
部屋の雰囲気を変えてくれる「シーリングスポットライト」というものがあります。シーリングスポットライトとは4～5つの複数のスポットライトが1本のバーに取り付けられた一体型の照明器具です。実際にシーリングスポットライトを購入した人からの口コミでは「暗い」といった口コミがあったりしましたが、人によって感じ方が違うようです。
商品によっては明るさであったり、ライトの色もリモコンで調節することが可能です。
部屋が10帖くらいであれば、4連のスポットライトで十分明るく感じます。それ以上は5連～6連のスポットライトで照らす箇所を増やすと良いでしょう。
ただし明るさの感じ方は人によって異なりますので暗いと感じた場合は使用する電球の明るさを上げると良いでしょう。その場合は使用している器具に取付可能なワット数であるかを必ず確認するようにしてください。決められたワット数よりも大きい電球を取り付けてしまうと最悪の場合、火災など事故につながる可能性もあります。電球を替える場合は注意して選ぶようにしましょう。
リビングにスポットライトを設置するには数が必要なのか？
リビングに必要な電球の数というのはどれくらい必要なものなのでしょうか？一般的にリビングなどの部屋の広さに合わせて必要な明るさというものは変わってきます。例えばリビングが14帖だった場合には5100～6100ルーメンが大体の基準になります。
それをワット数に置き換えると、500～600W相当の白熱電球の明るさが必要になります。8帖の部屋ですと3300～4400ルーメンで240～320W相当が基準になってきます。これをシーリングスポットライトで考えると60ｗ相当のLED電球であれば、60W×4個で240W相当となり6～8帖の部屋で丁度よい計算となります。ワット数を上げて80Wであった場合には80×4で320W相当となり、8帖～10帖で丁度よい明るさになります。
リビングでスポットライトを設置するときは角度を変えて明るさで調整しよう
電球の明るさを変えることでリビングを明るくすることが可能になります。暗いリビングが明るくなるのは良いですが、逆に眩しすぎるという問題も出てきます。部屋自体はそこまで明るくは無いですが眩しいといった場合にはスポットライトの角度を変えるという必要があります。スポットライトは文字通り「場所」「地点」を照らすライトになるので、一般的なシーリングライトとは違って、一点に光を当てているので、直接ライトで人を照らすとかなり眩しくなります。
ですから、人ではなくモノや壁を照らすよう、角度を調節すると部屋に光の強弱が出来てムードが出るし眩しさもないでしょう。観葉植物であったり、水槽であったり、お気に入りの家具、雑貨、絵などがあればそれらに向けて角度を調節するとオシャレ度が増しますよ。また、その光が反射して拡散もするので、部屋全体がいい感じで明るくなるでしょう。
直接照明でおしゃれに照らしつつ、反射した間接照明で部屋を明るくするといった方法です。その他にテレビの後ろなどを照らすと雰囲気が出ます。食事などで手元を照らしたい場合にはテーブルに角度を変えて照らせば眩しさもなく明るく食事ができます。
まとめ
さていかがでしたでしょうか？リビングを魅せるスポットライトについてご紹介しました。スポットライトは本来部屋を明るくするものではありませんが、電球の数や、明るさ、角度などで、お部屋をキレイに魅せることが可能であり、部屋の雰囲気もがらっと変わります。是非色んな角度で部屋を照らしてみてください。
