ライティングレールはペンダントライトなどの照明器具を容易に交換出来て、インテリアを楽しみたい方に人気のアイテムとなっています。別名ダクトレールとも呼ばれています。おしゃれなお店のようにコーディネートができるので、室内リフォーム時に取り入れる方が増えています。今回はライティングレールの種類やメリットデメリットについて解説していきます。
目次
ライティングレール(ダクトレール)とは?
ライティングレールは照明器具を取り付けられるバー状の部品のことを言います。照明レール、ライトレール、ライティングバーと呼ばれることもあります。複数のペンダントライトやスポットライトを設置することが可能となります。店舗やオフィスの天井で使われている事が多いのですが、バーのどこにでも灯りを取ることができるので、家庭のリビング、キッチンにも導入されることが増えてきました。
ライティングレール(ダクトレール)の種類とは?
ライティングレール・ダクトレールの本体の種類には4人掛けのテーブルに丁度よいショートタイプのものやカウンターテーブル上などでも使えるロングタイプ、レールの中心が90°回転可能なものやそのレールの中心位置をスライドしてレールの設置位置自体を変更できるものがあります。基本的に長辺140cmくらいのテーブルであればショートタイプのレールで大丈夫です。ロングタイプは6人掛け180cmのテーブルで使うと良いでしょう。先述したレールの中心が90°回転可能なタイプやレールの中心位置をスライドできるタイプについては、テーブルの位置替えから火災検知器などの障害物を回避することが可能です。固定式のレールでは不可能な調整が可能となりますので、照明の位置をバランス良く配置することができます。ただし、この「90度回転可能タイプ」・「スライド式」は引掛シーリングで取り付けることができる簡易取付型のライティングレールに限りますので注意してください。
傾斜天井に取り付けられるライティング・レールもあります。傾斜している天井にワンタッチで付けられるペンダントライトはなかなかないですが、取り付け位置を水平にできる機能があるので、ライティングの幅が広がります。
天井の引掛シーリングボディに設置できる簡易取付型ダクトレール
天井に設置されている配線器具が引掛シーリングで、ペンダントを複数台設置できなかったという方へ。この簡易取付型ダクトレールを設置すれば、ダクトレール対応器具が複数台設置できます。設置するペンダントライト(ダクトレール対応)は別途ご購入ください。
ライティングレール(ダクトレール)の取り付けはどのようにしたらよいか?
さて、ライティングレール・ダクトレールの取り付けに関してですがどのようにしたら良いのでしょうか?ここでは自分でも取り付けられることができる簡易取付型のライティングレールについて解説します。天井側に設置されている配線器具によって取付方法が変わってきますので注意しましょう。
引っ掛けシーリングタイプ
戸建てやアパートなどの木造構造に多い引っ掛けシーリングタイプの場合ですが、引っ掛けシーリングには「丸型フル引掛シーリング」「角型引掛シーリング」「丸型引掛シーリング」があります。
引っ掛けシーリングの耐荷重は5kgまでです。ローゼットのように引っ掛けシーリングだけではフランジを固定する部分がないためにライティング・ダクトレールに付属されている取り付け金具を天井に木ネジで固定をする必要があります。固定を行うとローゼットと同じ約10kgまでは器具をお取付できます。
取り付け金具を固定したあと、天井側の引っ掛けシーリングとライティングレール側の引っ掛けシーリングを接続し、フランジをはめ込んだら設置が完了します。
耳付きローゼットタイプ
マンションなどのコンクリート構造に多いローゼットタイプ(フル引掛シーリング・引掛埋込ローゼット)の場合の取付方法です。
ローゼットは約10kgの重さに対応できるよう設置されているので、10kg以内の器具を付ける場合には補強はいりません。丸い円盤の左右にはネジ穴があり、そこにライティングダクトレール本体に付属しているネジを取り付けます。そのあとは取付板をネジに引掛け、ローゼットとライティングレール側の引っ掛けシーリングを接続し、フランジをはめ込めば設置完了となります。
アシメントリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング
まっすぐなアームのみを組み合わせて、複数のランプを取り付けた多灯ペンダントライト。支柱から左右にまっすぐに伸びたアームはあえて長さを均等にせずに短いアームと長いアームを組み合わせたものを交互に3本重ね、お互いのアームを支え合うようにバランスを考慮した新しい形。左右対称にならないところがポイントで、他にはない珍しくユニークな形を表現しました。
ライティングレール(ダクトレール)のメリットとデメリットとは?
ライティングレール(ダクトレール)のメリットとデメリットについて解説します。
メリット
ライティングレールがあるだけでキッチンやリビングがレストランや喫茶店のような見た目になります。電線さえ確保できれば、1本だけでなく、2本並列させたり、L字型やコの字型、十字型と配置の仕方なども工夫することができます。電気を通すこともできるならば壁や柱にも取り付けることも可能です。しかしこれらのタイプは先ほどの簡易取付型では対応が出来ず、電気工事が必要なタイプのライティングレールに限ります。
そして、照明器具の交換が簡単になってくるので、お気に入りのペンダントライトを下げたり、気分に合わせてスポットライトに付け替えたりすることができます。季節に合わせてイメージチェンジしてみるのも良いでしょう。決められている最大ワット数を超えなければ、1つのスイッチから複数の明かりを付けることができるので、好みの明るさに調節しやすいです。あえて照明の数を少なくしてバーのように落ち着いた雰囲気を演出するのも素敵でしょう。
バーに植物を巻いたりカゴを下げてアレンジを楽しむこともできます。天井のインテリアをこだわれるようになるのは嬉しいでしょう。
デメリット
そして、デメリットに関してなのですが、基本的にライティングレール自体の色は白か黒の2色に限られます。カラーコーディネートで遊びたい方にとってはレールの選択肢が少なくて物足りなく感じるかもしれません。埋め込み式にしない限り、配線ダクトが丸見えになってしまうので、純白の天井の場合には、見映えが気になる可能性もあります。
ダクトレールを埋め込み式のタイプにすれば、表面がスッキリしますが、完全に天井に埋め込むとなるとかなり手間がかかります。施工時に埋め込み式にしたいという風に頼んでおかなければ露出した状態で設置されてしまうかもしれませんので注意が必要です。
ライティングレール(ダクトレール)で空間をどのように演出出来るのか?
ライティングレールにペンダントライトを吊るす、スポットライトを付けるかどうかによって、部屋のイメージを大きく変化させることができます。例えば長めのペンダントライトを飾ってカフェのようにしたり、古民家のようなレトロな空間にしたりです。そしてクールな都会のイメージに仕上げたいならば、シンプルなスポットライトをちりばめましょう。アトリエや美術館のような空間ができます。
【スフィアシリーズ】 球状ランプが離れた Φ100×2ペンダントライト MPN035-2 MPN035D-2
お店やご自宅のダイニングテーブル上などに複数台設置しておしゃれな空間にします。球状のグローブくっついたタイプと合わせて設置するとさらに素敵な空間になります。
ライティングレール(ダクトレール)にぴったりの照明器具のご紹介!
・円筒ペンダントライト MPN05 レール用
シンプルな円筒状のデザインと合わせやすい色の吊り下げ照明シリーズです。レール用だから、複数台組み合わせればおしゃれな空間になります。円筒部の高さを調整することができるデザイン性が高いコード収納タイプのカバーがついていて、天井にダクトレールが設置されていれば簡単に設置が可能です。
オンラインストア人気商品!円筒ペンダントライトMPN04 MPN05
直径5.5cmのスリムな円筒形ボディで、どのような場所にも合わせやすいです。器具内部にLEDが組み込まれているため、光源のみを電球のように交換することができませんが、LEDの寿命は40,000時間なので1日平均10時間点灯したとしても約10年間ご使用いただけます。
・磁器ペンダントライト MPN21D
職人がひとつひとつ釜で丁寧に焼き上げた磁器のセードを使用したLEDペンダント照明です。昼間は磁器の白さがお部屋を明るくし、夜は磁器からもれる灯りがお部屋をほっとあたたかく灯します。天井にダクトレールが設置されているのであれば、希望の位置に取り付けることができます。
磁器ペンダントライト直径φ12.5cm 引掛シーリング MPN21 MPN21D
昼と夜と違った表情で楽しむペンダントライト。ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を用いました。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?ライティングレールを使用すると、おしゃれな照明で空間を素敵に演出することが可能となります。またレールの上であれば、自由に照明器具を移動することができます。是非ご自身のお部屋を素敵に演出するためにもライティングレールを設置すると良いでしょう。