念願が叶って新築一戸建てを建てた方々もいらっしゃることでしょう。新築一戸建てを建てるとき、広さだったり、間取り、使用する素材や設備などいろいろ注目しなければならないポイントがあり過ぎて、つい照明器具をどうすればいいのかについて後回しになってしまう傾向があります。
後回しにしてしまうことで、照明器具に対して後々まで後悔してしまうこともあります。照明器具は、お部屋の家具やカーテンなどと言ったものと同様に毎日快適に過ごすために大事なカギとなりうる場所です。
照明器具をどうすればいいかは、決して後回しにするべき問題ではありませんので、優先して考える姿勢を持つといいでしょう。
そこで、今回、一戸建て住宅を持った方々が照明器具とどのように向き合い方をすればいいかについて解説をします。
小国和紙 LOG(ログ) シーリングライト 12畳用 MCL012-WA
MotoM オリジナルシーリングライト「LOG(ログ)」のセード部分に潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。
戸建ての照明器具とはどう向きあえばいい?
新築一戸建ての照明器具計画は、まず一番最初に、照明器具の種類を把握することからスタートしましょう。
まずは、軸となる照明器具は、お部屋全体を明るく照らすことができるシーリングライトです。
日本の住空間は、シーリングライトに対しての依存度が高く、シーリングライトを使用してお部屋を明るく照らし出せばOKという考え方があります。
せっかく新築一戸建て全体の照明計画を考えている訳なのですからそうではなく、照明器具にはいろいろな種類がありますので上手く取り入れ全体的にいいバランスを維持することを考えてみましょう。
ダウンライトを使用すれることで下方を照らすことができますし、スポットライトを使用すれば 部分的に光を当てることができます。照明器具は特徴に違いがありますので、それぞれのお部屋の用途を考えた照明器具を選んでください。
戸建ての照明器具の拘り
まずは一戸建て住宅の軸となる照明器具は、シーリングライトです。シーリングライトのシーリング(ceiling)とは、天井を意味する言葉です。天井に直接設置して、使用する照明器具のことです。
高い場所から空間を照らし出すことができ、お部屋を全体的に均等に明るくしてくれます。
あらかじめ引っ掛けシーリングが設置してあれば、スピーディーに取り付け、また取り外しを行うことができ、手軽さからも多くの方々が注目している照明器具です。
シーリングライトは、最近では、リモコンで調光、調色を行うことができる商品が次々と登場して来ています。また、空気を循環させるためのファンと照明が一体化したタイプのものだったり、スピーカーを内蔵したタイプなどの新しい商品も登場しています。
さらにシーリングライトの機能、プラスαプロジェクター付きのものも販売されているので、後は家族の方々で話し合って購入を検討してみましょう。
次は、ダウンライトです。ダウンライトとは、天井に光源を埋めこんだ照明器具です。シーリングライトのように目立つ感じではなく、天井にフラット感をもたらしてくれます。
ダウンライトは、大ホールやショッピングモールなどと言った大きな空間でもよく見かける照明器具です。新しい一戸建てにも是非有効的に活用してみてはいかがでしょうか。メイン照明として使用するのも、補助的に使用するのもいいでしょう。
個々の照明器具の明るさは低めですが、複数灯を並べることでメイン照明としても成り立たすことができます。また、絵画などを飾って、そこの部分だけ引き立たせることも出来ます。
ペンダントライトは、天井から吊り下げるタイプの照明器具で、ダイニングテーブルの上部などに設置します。ダクトレールとセットで設置することで、テーブルの向きをレイアウト変更したときなども自由に位置を変えやすいです。
一般的にはシーリングライト、ペンダントライト、ダウンライトは直接照明として使用しています。一方では、間接照明として使用されるものがあります。
スポットライトは、特定の場所を集中させて照らす照明器具です。スポットライトを使用して壁に飾った絵画を照らすことで、センスのいいお部屋作りをすることができます。
特定の場所をピンポイントで照らし出すことで、お部屋全体にいいコントラストを生み出すことができます。
ブラケットライトは、壁に設置する照明器具です。お部屋だけでなく、玄関灯として使用するも素敵です。ブラケットライトによってやわらかい陰影をもたらすことができ、お部屋に奥行きを生み出すことができます。
置き型のスタンドライトよりも邪魔にならないので、是非、検討してみてはいかがでしょうか。
間接照明は、天井や壁などの部分に光をあて反射させることで、空間を照らし出す方法のことを言います。一戸建て住宅において、天井の一部を一段高くしている折り上げ天井をより引き立たすのに、間接照明を利用することがよくあります。天井の高さをクローズアップすることで、広々した空間を演出することができます。
部屋全体を明るくするLEDシーリングライト LOG
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
失敗しない戸建て照明器具の提案
せっかく一戸建て住宅の照明器具について考えているのですから、失敗しない照明器具選びをしたいものです。
まず、玄関です。玄関は、お客様がいらっしゃって第一印象を決定づける場所と言っていいでしょう。ですから、玄関が暗い雰囲気になってしまうことで、お家全体が暗いというイメージをもってしまうことになります。
玄関になかなか上手く自然光が入らないということもあるでしょう。そのような状況を判断して、明るさを照明器具で調整しましょう。
お客様がいらっしゃったとき、お客様とお家の方々がそれぞれ立つ位置をふまえて、顔ができるだけ明るく見える照明選びをするといいでしょう。
リビングは、家族の方々がどのように過ごすのかによってベストな照明器具に違いが出てきます。子供さんがそこのお部屋で勉強することもあるでしょうし、最近ではテレワークで使うケースも増えています。でしたら、照明器具は明るめのものを選ぶ必要があります。
お酒を飲んだりする機会が多いという方々もいらっしゃるでしょう。また、映画鑑賞をする機会が多い方々はやや暗めの照明器具を意識するといいでしょう。このような様々な用途で使用する空間なので、いくつかの種類の照明を設置して状況に応じ使いわけられる、また、調光機能がある照明を選ぶといいでしょう。
ダイニングは、ダイニングテーブルの配置と合わせて照明器具を決めるといいでしょう。ただし、今後、ダイニングテーブルの位置の変更もあるかもしれませんし、そのような時のため、照明の位置や向きを変えることができるようにしておくといいです。
ダイニングテーブルを意識して、照明器具は真上から光を照らすことで、料理もぐっとおいしく見せてくれます。
寝室は、寝る瞬間に消したいという意見の方々が多くいらっしゃいます。天井照明の場合、せっかくベッドに入ったというのに、また立ち上がらないと消灯できないのでは少し不便さを感じるでしょう。そのような時には、リモコン操作ができる照明を選ぶといいでしょう。
洗面所は、メイクの仕上がりに大事な照明器具です。「電球色」の暖色系の照明は肌の色が暗くなりがちですし、「昼光色」、寒色系の照明は青白い肌に見えてしまいます。
そこで、できるだけ自然な明るさに近い状態でチェックできるよう「昼白色」の照明器具がおすすめです。
まとめ
いかがでしょうか。今回、一戸建て住宅の照明器具について解説しました。まずは、後付けの意識ではなく照明器具を家具と一緒に考えてみましょう。
照明器具にはいろいろな種類があります。念願の一戸建て住宅を手に入れたのですから、ここはシーリングライトだけでなく、いろいろな照明器具と向きあってみてはいかがでしょうか。