リフォームのとき、どのように照明器具を変えていいか、多くの方々が悩んでいらっしゃるようです。照明器具は、住居のインテリアのイメージを変える大きなポイントです。
結構照明器具はシーリングライトに依存してしまう方々が多くいらっしゃるので、もっと照明器具に対して新しい発想を持つことができるといいですよね。
よくわからないという方々に、リフォーム時の照明器具のアドバイスをさせていただきたいと思います。
1台で2方向を照らせるフロアスタンドライト
灯部が2つあることにより、様々な空間演出が可能。一方は机上やソファ横などを照らし、もう一方は灯部を上に向け空間を照らすアッパーライトとして使用するなど、1台の照明で同時に2つの使い方ができます。灯部に自在器がついていて、照射方向を変えられます。それにより多様な使い方、空間演出が可能なため、1台で雰囲気を変える効果が高いフロアスタンドライトです。
リフォームで照明器具をこう変える
照明器具にも寿命があります。設置してから10年程度なので、そろそろという時期を迎えているのではないでしょうか。
そのとき、照明器具を単に交換するということではなく、照明プランの見直しもしてリフォームしてみるといいでしょう。
お部屋の雰囲気を変えたいという時に、家具を変えたり、カーテンを変えることを思いつくのかもしれません。しかし、忘れてならないのは照明器具もお部屋を大きく変える手段であることです。
リフォームで照明器具を変えようと考えているようであれば、例えば、ダクトレールを設置してお部屋をカフェのようにすることができたり、シャンデリアとフロアスタンドを取り付けて、ホテルのような雰囲気に変えることもできます。照明器具をリフォームすることで、それぞれの人たちのライフスタイルにマッチした空間を作ることができます。
リフォーム時の照明器具の選び方
日本人の方々の住まいは特に、いままで天井にシーリングライトをつけることによる、ひとつの明かりでお部屋を灯すというのが一般的な流れでした。しかし、段々と欧米の住まいのスタイルを取り入れるようになって来ました。そこで、一室に対して照明器具を組み合わせて使用する多灯照明の発想も広まって来ています。
多灯照明を取り入れることで、よりそれぞれの方々の生活シーンに合った明かりを、取り入れ楽しむことができます。例えば、リビングダイニングは食事でも使用する場所ですし、くつろぎのためにも使用するでしょう。それだけでなく、パソコンを使用して作業する方々もいらっしゃるでしょうし、子供さんが勉強することもあります。
寝室に対しても、ただ睡眠だけでなくデスクを置いて書斎として使用している方々もいます。そのようなケースでは、シーリングライトやダウンライトなどを設置するときには、調光できるタイプを選ぶといいでしょう。
また、フロアスタンドで壁面を照らすと趣のあるくつろげるスペースを作り出すことができます。
リフォームで照明器具を意識すれば、食事のシーンも、もっと楽しく、かつおいしく見せることができます。
ダイニングの照明器具にペンダントライトを使用するというのもいいでしょう。そのような時には、ダイニングテーブルの幅、3分の1程度のサイズのものを選択することでテーブル全体を上手に照らし出すことができて、全体的にバランスもよくなるでしょう。
テーブルの幅が、150㎝超えの場合は、小さいタイプのペンダントライトを並べて使用することがおすすめです。
ペンダントライトは、ダクトレールに取り付けできるタイプのものもあります。
また、ダイニングで食事を美味しく見せたいというのなら、電球の色温度が大きく左右されます。温かみのある電球色を使用することで食事を美味しく見せてくれます。また、明るさを重視したいという方々は、昼白色を選択されるといいでしょう。敢えて言えば、青白い光の昼光色はそれほどダイニング向きではないでしょう。
リフォームで照明器具について考えるとき、自分自身のイメージに合わせて照明器具を選ぶことはなかなか難しいと感じてしまうかもしれないですよね。ちょっとだけノウハウを知れば、きっとあなたなりの発想も自然に浮かぶことでしょう。
ナチュラルな雰囲気のカフェ風インテリアを目指したいというのなら、キッチン前のカウンターに小型のガラス製シェードのペンダントライトを並べることによって、カフェらしい雰囲気を作り出すことができます。
ダイニングの照明器具には、ホーローだったり、ステンレスの丸みのあるデザインのシェードがいい雰囲気を作りだしてくれます。
インダストリアルスタイルのカフェ風インテリアのリフォームを実現するのなら、全体的にダクトレールを数本取り付けてスポットライトを設置すると、おしゃれな演出をすることができます。
もっとリフォームでシンプルなインテリアを実現したいという方々もいらっしゃるでしょう。シンプルなリフォームをめざしたいという方々は、メイン照明はダウンライトがおすすめです。その方法によって天井面にスッキリ感が生まれます。
また、天井や壁に照明を埋め込む建築化照明(光源を天井や壁などに組み込み、建築構造と一体化させた照明)によって壁面や天井面を照らすことで、スタイリッシュなお部屋作りを実現することができます。
また、リフォームでラグジュアリーな雰囲気を実現したいという方々もいらっしゃることでしょう。そのような雰囲気を実現するのに欠かすことができない照明器具は、なんと言ってもシャンデリアです。思い切ってシャンデリアのあるお部屋をリフォームで実現してみてはいかがでしょうか。
シャンデリアは、ネット通販でクラシカルなデザインのタイプだけではなく、モダンでラグジュアリーな雰囲気なものも販売されています。
更にフロアライトやテーブルライトを上手く組み合わせることで、光の明暗を生むことができ、お部屋に趣を作り出すことができます。
このような照明器具はいかがでしょうか。
布シェードのシンプルなフロアスタンド GST003
高い位置から布セードを通して柔らかな光りをお部屋に。床置き型・自立タイプのフロアスタンドは豪華なホテルの寝室やロビーなど癒やしの空間を演出します。
リフォーム時の照明器具の注意点
リフォームで照明器具について考えるとき、直接照明と間接照明を上手く使い分けするといいでしょう。
直接照明は、床面や物を直接照らす照明のことを言います。間接照明とは、壁面や天井面に光を当てて、反射光で照らす照明のことです。
間接照明を無視してしまったり、取り入れることが苦手という方々が多いですが、この間接照明を取り入れることで、お部屋に光の陰影を生むことができ、メリハリのあるスタイリッシュな空間を作り出すことができます。
また、柔らかい光に包まれたリラックスできるスペースを作ることができます。
ただし、間接照明重視のお部屋では、パソコン作業などしている時に作業効率の悪いお部屋になってしまうので、やはり直接照明をベースとして補助として間接照明を取り入れるという姿勢を持つといいでしょう。
1台で2方向を照らせるフロアスタンドライト[MST09]
灯部が2つあることにより、様々な空間演出が可能。一方は机上やソファ横などを照らし、もう一方は灯部を上に向け空間を照らすアッパーライトとして使用するなど、1台の照明で同時に2つの使い方ができます。
まとめ
いかがでしょうか。今回、リフォームでの照明器具の取り入れ方について解説しました。日本人も段々と欧米形式を取り入れるようになって、いろいろなお部屋のスタイルを実現しようという方々が増えて来ています。
日本と欧米との大きな違いはといえば、直接照明だけに依存しないスタイルと言っていいのではないでしょうか。
照明器具は、直接照明だけではないということもネット通販などをチェックしている方々は既に気付かれていることでしょう。
リフォームによって、間接照明も取り入れると、お部屋は瞬く間に雰囲気を変えることでしょう。
ただし、パソコンなど作業しているお部屋に間接照明だけというのでは、作業がとてもしづらい居心地の悪いお部屋になってしまうでしょう。大事なのは、ケースバイケースですが、メインはやっぱり直接照明であり、補助的に間接照明を使うことです。
照明器具にはいろいろな種類のものがあります。こんな照明器具を使用してみようかなという思いを持つことで、きっともっと素敵なお部屋に変えることができるでしょう。