学習用デスクライトはどう選べばいい?

学習机

多くの人たちが、学習用としてデスクライトを購入していらっしゃることでしょう。子供さんのため、また、大人の方々が学習するためにデスクライトが必要ということもあります。

今回は学習用としてデスクライトを購入する場合、どのようなものを選べばいいのか解説をしましょう。



学習用デスクライトの選び方

ビジネスデスクランプGS1701B

デスクライトを購入する時、インターネット通販ショップでは、いろいろ素敵なデザインの照明器具が販売されているので、ついデザイン重視で購入される方々も多いのではないでしょうか。

しかし、学習用デスクライトとして購入される方々は、見た目以外の仕様面でもしっかりデスクライトを見極める必要があります。

まず、学習用デスクライトとして購入するために基礎知識は身につけておきたいです。



デスクライトのタイプ

クランプタイプのデスクライトGST012

デスクライトのタイプには、スタンド式、クランプ式、クリップ式のタイプがあります。

おおかた昔から学習用デスクライトとして、スタンド式に馴染みがあるでしょう。しかし、スタンド式のデスクライトには台座部分がありますので、デスクがそれ程広くない場合には、デスクライトが邪魔になってしまうこともあるかもしれません。

クランプ式と、クリップ式のデスクライトは、机の天板であったり、仕切り板に挟むタイプなので、そのようなデスクライトを選択することで、ある程度机に余裕が生まれ、学習の効率がアップできるかもしれません。



コードレス

また子供さんが学習するとき、自分の勉強部屋をお持ちでも、リビングなど家族の方々がいる場所に出てきてすることがあるでしょう。そのような場合、簡単に移動することができる学習用デスクライトがあれば、ひとつで済ますことができます。

しかし、クランプ式のデスクライトを購入した場合、天板にしっかり固定をしなければならないので、ちょっと不便性を感じるかもしれません。

スタンド式のデスクライトであれば、自由に移動させることができますが、ただし、コンセントで電源が確保出来ればということになります。

最近では、いろいろコンセントを使用する電化製品が多いので、コンセントがあっても、そこが塞がっていてデスクライトを使うことができない場合もあります。

複雑なたこ足配線で頑張っている方々もいますが、火事の原因にもなるので、ほどほどという意識が必要です。

インターネット通販ショップでは、 ACアダプター電源のデスクライト以外、USB供給、充電式・電池式などのものが販売されているので、確認してみましょう。どこでも自由に移動して使用したいという方々には、コードレスのデスクライトがおすすめです。学習用デスクライトとしてだけでなく、アウトドアで、また、非常用ライトとしてもの有効的に使用することができます。

デスクライトの光源

また、学習用デスクライトの光源にもしっかり注目する必要があります。
デスクライトに使用している光源のタイプは、LED、蛍光灯などがあります。 LEDは、寿命が長く、発熱しないメリットがあります。おおかた多くの人たちは、LEDのデスクライトを選択しているかもしれません。蛍光灯のデスクライトは、明かりのムラがなく、LEDよりもリーズナブルに購入することができます。



学習用デスクライトで大事なポイント

学習用デスクライトの注目しなければならないポイントは、明るさです。

光源から出た光の明るさを光束と言い、単位はルーメン(lm)で表現しています。白熱電球の明るさに対しては、 ワット(W)で表現されていますが、LEDは少ない電力(ワット)で明るい光を発することができるため白熱電球のようにワットで表現することができません。そのためLEDはルーメン(lm)を使用しています。ちょっとわかりづらいと感じる方々もいると思いますので下記を参考にしてみてください。

白熱電球のワットは、ルーメンで計算すれば、白熱電球20Wなら170lm以上、40Wなら485lm以上あたりを規準としてください。

学習用デスクライトは、明るい程いいと思っている方々もいますが、それは違います。明るすぎる照明器具の下、勉強を続けていると目に相当負担がかかってしまうことになります。学習用デスクライトは、明るさが大事なポイントです。LEDでは300~400ルーメン、蛍光灯では30~40ワットがデスクライトでは適切な光源の明るさです。

照度

更に学習用デスクライトとして、照度にも注目してください。照度とは、机であったり、本など見ているものから光が跳ね返る明るさのことを言い、単位は、ルクス(lx)で表現しています。

ルクス(lx)に対しては、 労働安全衛生規則 第三編 第四章 採光及び照明(第六百四条-第六百五条)での取り決めがあります。

精密な作業をしている場合には300ルクス以上のデスクライト、 普通の作業の場合には150ルクス以上、それ以外の作業は70ルクス以上程度のデスクライトが良いとされています。学習用デスクライトとして購入される方々は、ルクスに対しては、400ルクス以上あたりのものを意識して探すといいでしょう。ルクスは、目に優しい学習環境を整える大事なポイントです。

色温度

また、おさえておくべきポイントは、色温度です。色温度に対しては、ケルビン(K)で表現します。ケルビン(K)の値が低いと、赤みがかった黄色のあたたかい色合いを実現することができます。ケルビン(K)が高いと、青や青緑といった寒色系で白色に近くすることができます。

学習用デスクライトとしては、高い昼白色(約5,000K)あたりのものがいいでしょう。

また、リラックスする環境を作りたいという方々は、色温度の低い電球色(約3,000K)あたりが良いとされています。

演色性

また、演色性にも注目してください。演色性とは、太陽の光を100としたとき、照らしている光が自然光にどれだけ寄せることができるかを表現しています。単位はRaで表現し、太陽の光はRa100です。

作業をしている方々にとって、おすすめはRa80以上です。細かいお仕事をしている方々は、演色性の高いデスクライトを購入されるといいでしょう。

このような照明器具をご検討ください。



デスクライトは学習用など利用シーンで最適な明かりを選ぶ

決して、照明器具は、勉強のためだけに使用するものではありません。学習用デスクライトを購入する方々も、より細かい資料を見るという方々もいらっしゃり、違いがあります。

JIS(日本工業規格)の照明基準では、以下のような定義のされ方をしています。

製図室 750ルクス
被服教室、電子計算機室、実験実習室、図書閲覧室  500ルクス
教室 300ルクス

このあたりの規準も参考にして、どのようなデスクライトの明るさがいいか決めるといいでしょう。子供さんが学習する環境を整えるため500ルクス以上あたりを意識するといいです。

お家で、学習用デスクライトを使用する場合、何段階かに明るさを調整できるタイプも販売されているので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

照明器具の明るさは、なかなか素人の方々にはわかりづらい問題も抱えているので、一度専門家に相談してみることもおすすめします。

このような商品はいかがでしょうか。



まとめ

いかがでしょうか。今回、学習用デスクライト購入時のアドバイスをしました。

学習は長い時間続けるものです。ですから、できるだけ目に優しいデスクライトを選びたいものです。どれが目に優しい学習用デスクライトなのかなかなかひと目ではわからないので、購入前に、じっくりインターネットリサーチしてみましょう。

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