【2024年度版】照明器具が直付けの場合の交換方法は?

電球が切れた際、自分で交換しますよね。その延長で、照明器具も自分で交換できるのでは?と思うかもしれません。
しかし、照明器具の設置方法によっては自分で交換できないため、注意が必要です。

そこで今回は、直付けの照明器具の交換方法について解説します。
照明器具の交換を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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照明器具が直付けの場合、交換はどうするの?

照明器具の設置方法は3パターンあり、「直付け」と「引っ掛けシーリング」、「ダクトレール」です。
引っ掛けシーリング・ダクトレールの場合、自分で簡単に交換できますが、直付けの場合はどうやって交換するのでしょうか?
ここでは、直付けの場合の交換について解説していきます。

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直付けとは

直付けの照明
直付け照明の設置方法

天井から出ている配線を、直接照明器具に繋げる設置方法のことです。

照明器具と天井とのすき間はなく、ピッタリ張り付いた状態になっています。

しかし、配線工事をしなければならないため、電気工事士の資格を持った人ではないと、簡単に交換することができません。

引っ掛けシーリングは、ソケットと呼ばれる四角や丸の形をした部品によって、照明器具と配線を繋ぐ設置方法のことです。

引っ掛けシーリングの照器具の設置方法

ソケットはコンセントのような役割になっているため、照明器具に付いているツメのような部分を引っ掛けて使います。引っ掛けるだけので、誰でも簡単に照明器具を交換できる大変便利な方法になります。

ダクトレールの場合は、天井にレール状の配線器具が付いていてそこに照明器具を引っ掛けて設置します。

直付け、引っ掛けシーリング、ダクトレールの見分け方はとても簡単です。

照明器具を取り外した際、いずれかの状態になっています。

天井に何も付いておらず、配線が出ているなら直付け、天井に四角型や丸型のソケットがついているなら、引っ掛けシーリング。写真は左が直付け、右が丸型引掛けーリング
引っ掛けシーリングの種類
引っ掛けシーリングの種類
ダクトレール
ダクトレール

直付けの照明の見分けかたは

  • 天井に何も付いておらず、配線が出ているなら直付け
  • 天井に四角型や丸型のソケットがついているなら、引っ掛けシーリング
  • レール状のものはダクトレール

まずは、お部屋の設置方法がどちらであるのか確認しておきましょう。

交換には資格が必要

直付けは直接配線を触るため、設置や交換には資格を持っているプロしか触れません。
電気工事を行う際、安全に使用するために一定の資格を持たなければならないと法令で定められています。
電気工事が上手くいかないと、漏電や発火など火災の原因になり大変事態になるのです。

また、扱いが悪ければ自身が感電するおそれもあるため、素人が触ってはいけません。
このようなことから、直付けされている照明器具は自分で交換は行わず、プロに依頼しましょう。
ちなみに、配線工事ができる資格は「電気工事士」になります。
第一種、第二種とあり、行える範囲が異なるだけなので、住宅での直付けは第二種の免許があれば対応可能です。
交換費用の相場は、1箇所につき10,000円~20,000円程度です。

しかし、照明器具の大きさや高さによっては費用が加算されるたりと、トータルで数万円かかってしまうこともあります。これらはあくまでも目安なので、参考程度に留めておいてください。

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照明器具を直付けにするメリット

直付けにすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。メリットをまとめてみました。

重い照明器具を設置できる

天井に直接照明器具を設置するため、好きな照明器具を設置できます。
そのため、装飾が豪華なシャンデリアなど照明器具にこだわりたい人にピッタリです。
設置するにあたり、ある程度スペースが必要になります。
スペースが確保できれば、問題なく好きな照明器具を設置しましょう。

一方、引っ掛けシーリングは簡易的な分、重量制限があります。シーリングの種類によって重量制限は異なりますが、最大でも10kg以内です。

しかし、万が一のことを考えると、実際には8kgまでが限界といえるでしょう。

照明器具と接地面の接続部分を隠しやすい

直付けは直接天井に設置するので、照明器具と接地面の接続部分が隠すことができます。隠せれるため、見た目がとても美しく、インテリアとしても申し分ないです。一方、引っ掛けシーリングは、照明器具によっては隠せれないこともあります。接続部分が見えると、いくらおしゃれな照明器具でも魅力が半減してしまうでしょう。また、見た目も悪くなるので美しさからは離れてしまいます。しかし、最近はカバーがついているものもあるので、隠したい場合はカバーがついている照明器具を選ぶといいですよ。

照明器具を直付けにするデメリット

直付けによって受けるデメリットは、どんなことがあるのでしょうか。デメリットについてまとめました。

自分で照明器具の交換ができない

直付けの最大デメリットは、自分では何もできない点です。交換するたびにプロを呼ばなければならず、引っ掛けシーリングのように自分で好きな時に照明器具を変えることができません。

そのため、頻繁に照明器具を変えたい人には不向きな設置方法になります。交換するたびにプロを呼ぶということは、その分費用もかさみます。

しかし、頻繁に照明器具を交換したいというなら、引っ掛けシーリングへと交換するのもひとつです。費用面や手軽さなどトータル的に考えると負担が減ります。

また、照明器具もインテリアとする場所には直付け、模様替えを頻繁に行う場所には引っ掛けシーリングと、用途から設置方法を分けるのもありです。

照明器具を直付けから引っ掛けシーリング・ダクトレールに交換はできる?

自分で簡単に交換ができる引っ掛けシーリングとダクトレール。直付けから引っ掛けシーリング・ダクトレールにする場合、自分で交換できるのか、さっそく見ていきましょう。

プロに依頼すると交換可能

直付けから引っ掛けシーリングやダクトレールに交換する際も、プロに依頼すればしてくれます。

電気配線を触ることになるので、素人ではできません。

ソケット部分に配線を繋いだ状態で照明器具のみを交換するなら、素人でも簡単に触ることはできます。それ以外は基本的に触れないので、プロに依頼すると覚えておきましょう。

引っ掛けシーリングやダクトレールにすれば、プロに依頼せずに照明器具を好きな時に交換できるため、交換費用を抑えることができます。

これが引っ掛けシーリング・ダクトレールのメリットといえるでしょう。
しかし、引っ掛けシーリング・ダクトレールも永久的に使えるものではありません。

照明器具同様、古くなります。古くなったら交換しますが、その際もプロに依頼してください。

ソケット部分の配線を触ることになるので、自分で交換することはできません。古いまま使い続けると、照明器具自体を支えられなくなったり、上手く放電できず発火するなど支障をきたす原因になります。

交換の目安としては、引っ掛けシーリングやダクトレールが変色したり、ひびなどの劣化です。見つけた際は、速やかに交換を依頼しましょう。

また、古い引っ掛けシーリングは配線がむき出しになっているものが多いです。

危険なことが多いため、配線がむき出している引っ掛けシーリングも速やかに交換してください。

古くなる以外に、耐荷重がある引っ掛けシーリングに変更をしたいと思うこともあるでしょう。

その際も、必ずプロに依頼してください。

プロに依頼する理由として、配線を触ることになる以外に、照明器具によっては設置方法を変更する可能性もあります。直付けになれば、プロしか扱うことができません。。

引っ掛けシーリングの交換費用の相場は、1箇所5,000円~15,000円程度です。ダクトレール設置費用の相場は、長さや場所によって異なるため、必ず見積もり依頼をしましょう。

材料費も含まれているので、少しでも費用を抑えたい人は引っ掛けシーリングやダクトレールを用意しておくのもいいでしょう。ただし、材料持ち込みをしてもいいかどうかは事前に問い合わせてしてください。

照明器具が直付けの場合交換は必ずプロに依頼を

直付け、もしくは引っ掛けシーリングやダクトレールによって設置する照明器具。

見た目が美しく、好きな照明器具を設置することができる直付けではありますが、設置や交換には必ず電気工事士の資格を持つプロに依頼しましょう。

これ以外にも、引っ掛けシーリング交換のみや設置方法を変更する場合もプロに依頼してください。もし交換に迷うことがあれば、プロに依頼することをおすすめします。

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