夜の時間帯。帰宅時に外から自宅を見たときに、家を暖かく照らしてあなたを待っていてくれるような【門灯】。ただ、玄関が暗くなってしまうから照らしているだけの照明ではないことをご存じですか?
門灯とは、どんな役割を果たしているのか。照明自体を変えたくなったら、自分で取り替えることはできるのかを解説していきます。門灯は、訪問客から見ても特に夜は、印象が強いアイテムです。インテリアにこだわっている方は、門灯にもこだわってみましょう。

目次
門灯とは?大事なものなの?

門灯とは、玄関や玄関の先の門に取り付けられている電灯のことです。夜の時間帯に帰宅することが多い方は、自宅以外にも多くの家で灯りがついているのを見ることができるでしょう。
門灯は、ただ門や玄関を照らしているだけではなく、【防犯】のためにも大事な照明とされています。表札も照らす目的があり、帰宅する家族だけでなく、夜間に訪問しなければならない方にとっても大切な照明です。
宿泊を伴う旅行に出掛ける際にも、わざと家の中の電気と門灯をつけておく方が多いです。自宅が留守でないことをアピールして、防犯をすることに役立っています。
節電の目的で、門灯を【人感センサー】のタイプに交換する人が増えている
日本は、震災や水害など多くの自然災害がある国です。近年では、災害の時だけでなく、通常生活をしている中でも、節電を意識している方が多く、電気メーカーや照明を扱うお店でも節電を謳っているお店が多いです。
門灯も夜の時間や最後に帰宅する家族が帰ってくるまで使用していると長い時間照明を稼働することになるので、電気代も高くなってしまうのがネックでした。最近では、【センサー】で自動点灯・消灯する門灯が増えており、その製品を選ぶ方や切り替える方も増えています。
防犯面でも、人が通ると点灯することで誰かが来たらわかるように、センサータイプを選ぶ方が増加しています。
門灯が故障?!修理や交換は自分でできる?

門灯は、外で使用している照明なので、家の中で使用している照明と比較して故障しやすい傾向にあります。防湿や防水対策はされているものの、台風によって破壊されてしまうケース。電球や内部の部品に寿命が来てしまうケース。センサーの場合は、センサーが稼働しなくなってしまったケースなどがあります。
では、故障してしまった門灯は自分で交換や修理はできるのでしょうか?状況に応じて解説していきます。
灯りが点かなくなった原因が電球の寿命などであれば自分で修理できる!
門灯の内部は、電気をつけるために電球があります。灯りが点かなくなった理由が、電球の寿命だった場合は、自分で電球を変えることで修理ができます。使っている製品では、蛍光灯を使用しているものやLEDライトを使用しているもので分けられるので、電球を交換する際は自分が使用していた電球と同じ製品を使用するように注意しましょう。ただし、最近では一体型LEDといって照明器具とLEDが一体型になっているものも増えています。このタイプは自分での交換ができないため、点かなくなった場合は購入したお店などに相談するか、照明器具ごと交換するかを検討する必要があります。
人感センサーを使用している方は、センサーの確認を
センサーを使用していて、電球を交換しても直らなかった場合は、センサーの故障が考えられます。センサーの故障は、自分で修理は不可能です。電気工事士の方にお願いして、センサーに関する部品の故障を確認してもらいましょう。
基本的には、電気工事士の方に見てもらうのがおすすめ
電球の交換以外の修理に関しては、LEDも蛍光灯も、センサー式の門灯関係なく、電気工事士の方にお願いする方法がおすすめです。自分で配線部分を修理しようとしても、特別な知識が必要なため、難しく故障していない部分まで傷つけてしまう可能性があります。
門灯のなかが曇ってしまったり、水が入ってしまい点かなくなった場合も、電気工事士の方に見てもらいましょう。故障の状況によっては、部品を購入して変えてもらうことで修理できる場合と、新しい製品を購入しなければならない場合に分けられます。状況によって、臨機応変に対応しましょう。
新しいものの設置は、自分でも可能!?
まだ照明器具が設置されておらず、なにも配線工事がされていない場合は、自分で照明器具を取り付けることは不可能ですが、新しく購入した門灯を取り外して、自分で設置することは状況によっては【可能】です。それはコンセントプラグタイプなど、電気工事を必要としない場合に限ります。
全ての製品に共通している訳ではなく、門灯の取り付けは基本的に電気工事士の免許や知識が必要なので、自分で無理矢理取り付けるのではなく委託する必要があります。
門灯の取り付けは電気工事士の資格を持っていないとできませんが、参考までに取り付け方法について解説します。
古いものの撤去!
1.カバーをはずす。
2.台座の固定ビスをはずす。
3.電線をはずす。
新しい門灯の設置!
4.台座をビスで固定する。
5.電線を端子に刺す。
6.カバーを取り付ける。
電線を端子に接続する作業は、専門の業者(電気工事士)が行う作業です。ここでショートさせてしまったり、感電してしまい重大な事故になる可能性があるので、必ず業者に依頼するようにしましょう。

内玄関をおしゃれに照らす球状ランプΦ65mmが3灯ついたブラケットライト
コンパクトでミニマルな直径6.5センチ球状の乳白フロストガラスより、やわらかな灯りを発し空間をリズミカルに演出するブラケットライト。天井や壁の色に合わせて、ベース部分を黒か白のどちらかお選びください。
税込 29,480円
門灯の交換を業者の方にお願いする相場は?

門灯を業者に委託した場合の相場は、16,000~45,000円です。業者によって異なるので、幅は広いですがこの金額に自分で購入する門灯の本体代と電球代が追加され、合計では20,000~75,000円ほどになります。
門灯の金額が高くなれば、全体の金額が高くなってしまいます。決して安くはない金額なので、自分で作業しようと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、もしショートしてしまったり故障している部分を増やしてしまうと、さらに金額を支払う必要があります。
資格が必要な作業ではあるので、これでミスをしてしまい、資格がない状態で行ったことを告発されてしまうと【罰金刑】になってしまう可能性も0ではないので、注意しましょう。

フレーム内側から光るライト付き鏡 GBK027B
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税込 151,800円
交換ならおしゃれなライトがおすすめ!おしゃれな門灯をご紹介!

今の門灯から交換するなら、さらにおしゃれなライトにしてみませんか?おしゃれな門灯をご紹介していきます。
【Panasonic】LGW56009BF
高い防雨性が特徴で、長方形でコンパクトなデザインが人気です。LED電球使用で紫外線を発しないため、長い期間使うことができ、外で使用していても虫が集まってきません。蚊やゴキブリには効果はないものの、光に集まってくる虫を減少させる効果があるので、掃除を楽にさせてくれます。
シンプルかつおしゃれなデザインで、和風なお宅にも洋風なお宅にも合う門灯です。
【OOWOLF】ブラケットライト(壁照明)
形状が10cm×10cm×10cmの直方体で、他の門灯と比較すると少し小さめのブラケットライト(壁照明)ですが、上下から光を出して十分な明るさで照らしてくれるライトです。防雨性が高いので、外でも問題なく使用することができます。
LEDの長い寿命で50000時間稼働が可能です。二個セットでの購入になるので、門灯を二個つけたり、玄関と同じデザインにしたり、インテリアにもインパクトを与えられるようなデザインです。
部屋の中のブラケットライト(壁照明)としても人気の照明なので、門灯だけではなく、階段や廊下などの間接照明と合わせてみてはいかがでしょうか。
【Panasonic】LGWJ56000Z
先程ご紹介したPanasonicの製品同様、防雨性が高い商品です。LEDを使用しており、長い期間使用することが可能です。
この照明は、センサーが付いており、周囲の明るさによって自動点灯・自動消灯を行ってくれ、LEDによる節電と合わせてしっかりと節電を意識することができます。丸いデザインも、注目が集まっており、角がないデザインでやわらかい印象を玄関前に作ることが可能です。
門灯の選び方とおすすめデザイン
門灯を交換・設置する際には、デザインや機能性、安全性を考慮することが重要です。適切な門灯を選ぶことで、家の印象が大きく変わるだけでなく、防犯対策にもつながります。まず、デザインについて考える必要があります。門灯にはさまざまなスタイルがあり、住宅の雰囲気と調和するものを選ぶことが大切です。例えば、和風の住宅には、木製や竹を使った落ち着いたデザインのものや、和紙を通して柔らかく光が広がるタイプがよく合います。一方で、洋風の住宅には、アイアン製のランタン型やクラシカルなデザインのものが馴染みやすく、モダンな住宅なら、ステンレスやガラスを使用したシンプルでスタイリッシュなデザインが人気です。家のエントランスは訪れる人の第一印象を左右する重要な部分なので、全体のバランスを考えながら門灯を選ぶことが大切です。
次に、門灯の明るさと光の広がりについても考慮しなければなりません。門灯の役割は単なる装飾だけでなく、家の周囲を安全に照らすことにもあります。玄関周辺の門灯には800〜1000ルーメン程度の明るさが推奨され、LED電球なら8〜10W相当のものが適しています。アプローチや足元を照らす場合には500〜700ルーメンの明るさが理想的で、広範囲を照らすためには1000ルーメン以上の高出力LEDを選ぶとよいでしょう。また、光の広がり方にも注意が必要です。照明のカバーやデザインによって光の拡散具合が変わるため、照らしたい範囲に応じた適切な門灯を選びましょう。
防犯機能があるかどうかも重要なポイントです。門灯は単なる明かりの役割だけでなく、不審者の侵入を防ぐ抑止効果も期待できます。最近では、人感センサー付きの門灯が多く販売されており、人の動きを感知して自動で点灯・消灯するタイプが人気です。さらに、タイマー機能が搭載された門灯なら、夜間は自動で点灯し、朝になると消灯するため、手間がかからず便利です。また、スマート照明機能を持つ門灯を選べば、スマートフォンと連携して外出先からオン・オフの操作が可能になるため、防犯対策としてより安心感を得られるでしょう。門灯を適切に設置することで、防犯カメラとの併用も可能になり、より安全な環境を整えることができます。
耐久性や耐候性も、屋外に設置する門灯選びでは欠かせない要素です。門灯は雨風や紫外線にさらされるため、長く使用するためには防水・防塵性能が高いものを選ぶことが重要です。例えば、IP65以上の防水性能がある門灯なら、強い雨が降っても内部に水が入りにくく、故障しにくいです。また、素材選びも重要で、ステンレスやアルミ、耐熱ガラスなど、錆びにくく長持ちするものが適しています。特にプラスチック素材の門灯は、紫外線で劣化しやすいことがあるため、耐紫外線コーティングが施されたものを選ぶとよいでしょう。耐久性の高い門灯を選ぶことで、長期間安心して使用できます。
省エネルギー性能も考慮したいポイントの一つです。長時間点灯することが多い門灯だからこそ、省エネ性能の高いものを選ぶことで、電気代の節約につながります。最近ではLED電球を採用した門灯が主流となっており、消費電力が少なく、寿命が長持ちするため、メンテナンスの手間も減らせます。また、ソーラー式の門灯なら、太陽光で充電し、電気代ゼロで使用できるため、環境にも優しく経済的です。配線工事が不要なため、DIYで簡単に取り付けられる点もメリットの一つです。さらに、自動調光機能がついた門灯なら、時間帯によって明るさを調整し、無駄な消費電力を抑えることができるため、より効率的に使用できます。
門灯にはさまざまなデザインがあり、クラシックなランタン型の門灯はどんな家にも馴染みやすく、温かみのある雰囲気を演出します。モダンな住宅には、直線的でシンプルなウォールライトがよく合い、ステンレスやアルミ製のものが人気です。環境に配慮したい場合は、ソーラーLEDライトを選ぶのも良い選択肢で、配線工事不要で設置が簡単なため、多くの家庭で採用されています。和風住宅には、木や和紙を使用したデザインの門灯が適しており、柔らかな光が周囲の景観と調和します。また、インダストリアルスタイルの門灯は、無骨でありながら洗練されたデザインが特徴で、金属素材やエジソン電球を組み合わせたタイプが人気です。
門灯は家の外観を引き立てるだけでなく、安全性や防犯対策にも大きな役割を果たします。選ぶ際には、デザインや明るさ、防犯機能、耐久性、省エネルギー性能を考慮し、自宅に最適なものを選びましょう。また、取り付け方法やメンテナンスについても理解しておくことで、長期間快適に使用することができます。適切な門灯を選ぶことで、家の雰囲気を向上させるとともに、安全で快適な環境を作り出せるでしょう。

空間をほんのり照らす間接光ミラーライト
鏡背面からほんのり照らします。薄型でスタイリッシュなデザインが特徴です。ホテル・レストラン・エステ・ジムのパウダールームなどを上品な雰囲気のお部屋に仕上げます。
税込 94,270円
【まとめ】門灯は家のイメージを決めたり、安全のためにも大切なライトです。

門灯は、家全体の照明と比較したときにリビングやキッチンの照明よりも、重要視されない傾向が強いです。しかし、家を守ってくれるような家族の帰宅を待ってくれているような門灯は、実際に防犯の目的で家族を守る灯りです。
設置も照明本体自体も安い金額ではありませんが、デザインにもこだわって家の第一印象を良いものにしたいですね。もし、いま門灯を設置していないのであれば、防犯のことも考慮しておしゃれな門灯の設置を検討してみてください。
