クレソンを種から育てるには？正しい育て方やクレソンについての知識を深めよう！

栄養価の高い野菜と言われている「クレソン」は、自分で育てている方もいる野菜です。クレソンは、メインの食材として飲食店で提供されることはほぼなく、添えているものとして避けて食べていない方も多い食材。基本的に、葉ものと言われている野菜は、家庭菜園がしやすいと言われており、初心者でもプランターで気軽に栽培できます。

今回は、【クレソン】について深く解説していきます。クレソンという野菜はどんな野菜で、どんな栄養価があるのか。また、クレソンを育てるために必要なものやおすすめの栽培器をご紹介していきます。

クレソンとは？種から育てることは簡単？

クレソンとは、「オランダガラシ」とも呼ばれている野菜です。アブラナ科の植物なので、比較的虫がつきやすい傾向にありますが、育てやすい野菜として知られています。種から育成することは可能です。

ヨーロッパから中央アジアが原産とされている植物で、水中や湿地で収穫されます。呼び方が幅広く、「ウォータクレス」「クレシオーネ」「とうべんさい（豆弁菜」「ミズガラシ」「セイヨウゼリ」など、国によって呼び方が異なる場合もあります。

繁殖力が高い植物なので、日本では明治時代に持ち込まれてから現代までの流れで、野生で生息しているものも多く発見されています。緑黄色野菜の種類に分けられており、味は少し辛味が強く、独特な香りも特徴の野菜です。

血液の酸化や貧血予防にも効果的とされており、加熱した状態の方が苦味や辛味がなくなるので、食べやすいです。栄養のことだけを考慮すると、加熱せずに生の状態で食べた方が栄養価は高いとされています。

クレソンの栄養価はこんなに高い！種から育ててみよう

クレソンに含まれている栄養価を細かくご紹介していきます。こんなに栄養価のある食材を自分で育てることができるならば、手軽に育ててみたいですよね！種から育てることもでき、繁殖力が強い植物なので挑戦してみましょう！

シニグリン

シニグリンは、苦味と辛味のもとになっている成分です。わさびや大根など、生で食べると辛味を感じる食材に含まれています。消化の働きを活発化させ、助けてくれる働きがあり、肉に添えて提供されたり、消化に悪いとされているものと一緒に食べることで、体に大きなメリットがあると言われています。口臭予防や利尿作用があるとも言われています。

βカロテン

緑黄色野菜に含まれているβカロテンは、摂取することで体内でビタミンAに変換されることもある栄養素です。皮膚を強くしたり、免疫を高める作用があると言われています。抗酸化作用もあるので、アンチエイジングにも注目されています。βカロテンの大きな特徴は、加熱調理をしても分解されにくいことです。

緑黄色野菜ならば、生で食べた方がすべての栄養素を取り入れることができますが、加熱してもβカロテンは十分に摂取が可能です。

カリウム

カリウムは、ミネラルです。エネルギーの発生に関係がある栄養素です。低下することで、著しく筋力が低下したり、知覚が鈍くなることがあります。高血圧や脳卒中の確率も高めてしまうため、積極的に摂取した方がいい栄養素です。

ビタミンA

ビタミンAは、免疫機能を高めてくれる働きがある栄養素です。健康維持のためには必要不可欠な栄養素で、美肌効果や新陳代謝を促す働きもあると言われています。

ビタミンC

ビタミンCは、免疫力を高める働きがありますが、皮膚や粘膜に関係する免疫を高めてくれます。ビタミンA同様、美肌効果に大切な栄養素として知られているビタミンCですが、風の予防や寒い時期に積極的に取り入れた方がいいのがビタミンCの大きな特徴です。

カルシウム

体や骨を作るために必要な栄養素です。不足することで、骨粗しょう症になってしまう可能性が高くなり、骨も弱くなってしまいます。子供には、成長を促すために必要不可欠な栄養素です。大人でも、骨が弱くなってしまうだけでなく、神経に異常をきたしてしまう場合があります。

鉄分

クレソンには、ヘモグロビンを作ってくれる働きがあると言われています。血液の中で酸素を運んでくれる働きをしており、ヘモグロビンが低下すると貧血を起こしてしまいます。鬱や睡眠障害になってしまうケースもあり、日常生活に大きな支障をきたしてしまうので、鉄分は通常の生活の中でも意識的に取り入れた方がよい栄養素の1つです。

クレソンを種から育てる方法！

クレソンを種から育てる方法を解説していきます。プランターでも育てることができるため、マンションやアパートのベランダでも栽培は可能です。気軽に手軽に育てることができるので、初心者の方も挑戦してみてください。

土台をつくる

まずは、クレソンの種を蒔くために土台を作ります。そのまま、地面（畑）に植える場合とプランターに植える場合がありますが、基本的な土を作るように土をかき混ぜたり、栄養がある土や土台を準備しましょう。基本的に、日当たりが悪くても育つ野菜なので、日当たりの良さは特に考えなくても問題ありません。

種をまく

実際に、種を土台に蒔いてみましょう。最低でも、深さは10cmあれば育てること可能です。種まきに最適な季節は4～5月の春ですが、暑さが収まってきた9月付近でも構いません。土台に、種を等間隔で置いてあげるか、ばらまいた状態で上から優しく土をかけてあげましょう。

水をあげる

水をあげましょう。クレソンは、土が乾いている状態に弱いです、湿気を好む野菜だからこそ、日陰に置いて常に土が乾かないようにチェックしてください。たっぷりと水をかけてあげましょう。

乾きが気になるようでしたら、受け皿部分に水を溜めておく「腰水」という方法もおすすめです。土自身が乾かないように、下から水を吸収してくれるので急激な土の乾きを予防してくれます。腰水を行う際は、定期的に水が汚れすぎないように交換するようにしてください。

実は、種から育てられるクレソンは【水耕栽培】に適した食材！

実は、クレソンは【水耕栽培】という、水を使用して育てる栽培方法に適切な野菜なんです。湿気や水のなかで本来は収穫される野菜だからこそ、家庭で育成するときも水耕栽培で育成した方が楽にしっかりと育てることができます。

近年では、インテリアとしても自宅のなかで行う水耕栽培キットが人気です。水耕栽培器は、葉ものの育成に強く、家を土で汚さずにLEDで育てる栽培器です。

種から育てるクレソンにおすすめの水耕栽培器

種からクレソンを育ててみたい方におすすめの水耕栽培器をご紹介していきます。今回は、MotoMのみの商品を厳選させていただきました。水耕栽培器は、インテリアとしても注目が集まっているので、おしゃれに家庭菜園を楽しんでみましょう！

【MotoM】水耕栽培キット　Akarina01

akarina01は、MotoMでも最初に開発・販売された水耕栽培器です。今までの水耕栽培器のLEDライトは、赤や青の光のものが多く、インテリアの邪魔になってしまうことがデメリットでした。LEDのライトにこだわって、どんな部屋にも合わせやすい白のライトで、野菜を育てることができます。

丸い球体のデザインがおしゃれで、かわいらしい水耕栽培器です。育成する部分は3つに分けられており、最大で3種類の野菜を育てることができます。クレソンと共に、様々な食材を育ててみたい方におすすめです。

【MotoM】水耕栽培キット　Akarina14

akarina14は、四角いデザインで部屋のインテリアにおすすめな水耕栽培器です。コンパクトな印象で、男女関係なく人気が高い商品です。3段階で光の明るさを調整することができ、タイマーもついています。横から見ると、コの字になっているところも、インテリアとして個性をアピールすることが可能です。

【MotoM】水耕栽培キット　Akarina05

akarina05は、女性にも人気なデザインで、箱のなかで育てるようなかわいらしい見た目に人気がある商品です。多くの食材を育てることができ、カラーバリエーションも豊富です。小さなお子さんや、小学生のお子さんがいる家庭では、一緒に育てて食育をすることもできます。

水耕栽培で使用する機会がなくなったら、インテリアとして玄関に置くこともできますし、花をいれて花瓶の代わりに使用している方もいらっしゃいます。

自宅で簡単に種からクレソンを栽培してみましょう

クレソンは、水耕栽培器を使用してもプランターや畑で育てても、簡単に育てることができる野菜です。どちらの方法を選んでも、お世話の手間は省くことはできませんが、自分や家族に積極的に取り入れてほしい栄養素がぎゅっとつまった愛情たっぷりのクレソンを収穫することが可能です。

ぜひ、クレソンに興味がある方は、栽培方法を参考にしてみてください。今流行っている水耕栽培器を試してみたい方も、クレソンを育成するために購入を検討してみてはいかがでしょうか。