みなさんは自宅でつかっている電球が点かなくなってしまったとき、どうやって電球を選べばよいか迷ったりしたことがありませんか?今回はそんな方のために電球の選び方についてお話しします。電球のなかでもLED電球は白熱電球と比較して、省エネルギーかつ明るい特徴があります。小さな電力でも非常に明るい光を灯す事が出来るLED電球は、住宅や商業店舗など多くの場所で使われています。消費電力も少ないため、電気代も節約出来る魅力があります。さらにCO2排出量も少なく地球環境にも優しい省エネルギーが実現出来ます。LED電球には明るさや光の色、また配光角度、形状などとてもたくさんの種類があります。
LED電球が欲しくて検索したら、たくさんありすぎて何を選んだらいいか悩みますね。
口金って何?ルーメンって何?分からないことを、説明していきます。
オプティカルパーツがワンポイントのペンダントライト
ミニマルな円筒形LEDペンダントライト。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
目次
LED電球の選び方1.口金について
口金(くちがね)と読みます。
口金とは、電球の金属部分の事を言います。ねじ式になっていて電球が落下しない様に作られています。
口金のサイズは、「E」と「E」の後の数字で表しています。「E」とはエジソンの頭文字から付けられました。
ここでは国内で一般に使われているねじ式口金で説明していきます。
・E26 もっとも一般的なサイズです。
・E17 ミニクリプトン球やシャンデリア球などに使われているサイズです。
・E11 ハロゲンライトやスポット電球などに広く使われているサイズです。
・E14 海外規格の口金で、輸入物のシャンデリア、スタンドなどに使用されているサイズです。
・E12 豆電球などに使用されているサイズです。
口金部分かガラスに表示されていますので、控えておきましょう。
口金のサイズを測る場合は、ネジ山のある円筒形となった部分の直径で測りますが、ネジの谷ではなく山部分で測ってください。
単位はミリメートルです。
E26の場合は26ミリメートルになります。
E14 E11 E12 は、ちょっと測りにくいので、ランプを直接お店に持っていき店員さんに聞いたほうが良いでしょう。電球には口金だけでも5つの種類があります。
ソケット部分の曲線が美しいペンダントコードMPN042
ソケット部分の曲線が無骨さを軽減させ、上品な雰囲気も感じられるデザイン。裸電球照明はレンガやアイアンなどのインテリアを彷彿とさせますが、上品なデザインのため、インダストリアルテイスト以外のテイストにも合わせやすいです。洗練されたシンプルデザイン。
LED電球の選び方2.種類について
LED電球は用途に合わせたさまざまな種類があります。
・一般電球は、口金が「E26」でねじ込み式の電球
・ミニクリプトン形は、口金が「E17」でミニクリプトン電球と同じ形
・ハロゲン電球形は、 口金が「E11」でハロゲン電球と同じ形
・ボール電球形やビームランプ形やシャンデリア電球形などがあります。
今までの電球の形が全てLEDで作られていて、そのまま交換が出来ます。
LED電球の選び方3.ルーメンについて
「lm」とは「lumen」で「ルーメン」と読みます。
LED電球の明るさの単位です。
ルーメンの数字が大きい程明るくなります。
これまではワット(W)数が高ければ高いほど消費電力も高くなり明るくなることから白熱電球の明るさを選ぶ基準としてこのワット(W)数が使われてきました。LED電球の場合は白熱電球に比べてはるかに低い消費電力で同じほどの明るさを実現することができることから LED電球の明るさの指標として日本照明工業会(JLMA)は「ルーメン(lm)」を表示するよう新ルールを設定しました。
ほかにLED電球の表示には「W相当」と表示があります。
これは白熱電球と比較した表示です。例えば「60W相当」と記載があった場合、実際には60ワットの消費電力を使わずに白熱60ワットと同等の明るさを実現できるということです。ただし「W相当」では、必ず同じ明るさではありませんので、目安としてお考え下さい。
LED電球の選び方4.配光角度について
LED電球には、配光角度があります。
配光角度とは光の広がり方の事です。光の広がり方が大きければ部屋を全体的に照らしてくれます。
「全方向(ぜんほうこう)」「広配光(こうはいこう)」「下方向(かほうこう)」の3種類あります。メーカーによって角度はさまざまです。
全方向は、白熱電球と同様広い範囲を照らします。220度から350度の範囲で照らします。
広配光は、水平方向まで照らします。約180度照らします。
下方向は、LED電球の向いている一方向を中心に照らします。約120度照らします。
全方向なら白熱電球と同じ角度で使用できるので、おすすめは全方向です。
新しく照明器具を取り付ける場合は、照明器具に合わせてお選びください。
少し前までは、高価なLED電球でしたが、各メーカーさんの開発努力で値段も下がってお求めやすくなってきましたよ。
LED電球の選び方5.光の色について
一般的に「電球色(でんきゅうしょく)」「昼白色(ちゅうはくしょく)」「昼光色(ちゅうこうしょく)」の3色でした。
電球色は、オレンジ色っぽい暖かい色
昼白色は、太陽の明るさに近い自然な光の色
昼光色は、白っぽく青みがかった明るい色
電球色は、目に優しい光で落ち着いたリラックスしたい場所に合います。また料理も美味しく見せるので、ダイニングにも合います。
昼白色は、自然に近い光ですので、子供部屋や寝室に合います。寝室で衣装や化粧など鏡を見るときに適した光の色です。
昼光色は、脳を刺激して集中力を高める効果があります。学習能力が上がるとされていますので学習机や趣味の時間や集中したい時間に使用すると効果的な光の色です。
光の色は重要です。用途やお好みに合わせて、お選びください。リラックスタイムには、昼光色は向いていません。
近年では、色々な光の色のLED電球が出てきています。青や緑やピンクなどお好きな色を取り入れてみてはいかがですか。
【スフィアシリーズ】 球状ランプが離れた Φ100×2ペンダントライト MPN035-2 MPN035D-2
お店やご自宅のダイニングテーブル上などに複数台設置しておしゃれな空間にします。球状のグローブくっついたタイプと合わせて設置するとさらに素敵な空間になります。
LED電球の選び方6.対応について
LED電球のパッケージには、「対応」という文言が入っています。
非対応のLEDを使うと危険です。気を付けて選びましょう。
1.密閉形器具
お風呂場やシャワールームなどで使われている全体をカバーで覆われている密閉形器具には、「密閉形器具対応」と表記のあるLEDを選びましょう。
密閉形器具は電球の発熱により熱がこもってしまうことが原因で光が弱くなってしまったり寿命が縮まる、破損などに繋がる恐れがあります。
2.断熱材施工器具
リビングや廊下などに使われているダウンライトには注意が必要です。
天井を覆っている断熱材で器具に熱がこもってしまいます。
そのような断熱材施工器具には、必ず「断熱材施工器具対応」と表記のあるLEDを選びましょう。
断熱施工器具かどうかを見分けるために、器具にSマーク(SB、SGI、SG)という目印が表記されています。
3.調光機能付き照明器具
明るさを調節できる調光機能付き照明器具には、必ず「調光器対応」と表記のあるLEDをお選び下さい。
ほとんどのLED電球は、調光器対応ではありませんのでご注意ください。
非対応のLED電球を取り付けると調光ができないことに加え、最悪LED電球が壊れてしまいます。
調光器対応のLED電球を調光機能がついていない器具に取り付ける場合も故障につながる恐れがありますので、 調光機能付き照明器具には、調光器対応LED電球、といった正しい組み合わせで使用するようにしてください。
メーカーによっては、調光器対応LED電球を使用した場合でも調光が上手く作動しない場合もあります。
メーカーを合わせて使うことをおすすめします。
対応したLED電球を選びましょう。
船で使われる照明イメージしたマリンランプ ペンダントライト MPN043
船で使われる照明をモチーフとしたマリンランプ。強風で物が飛んできても電球が割れないよう、格子状のガードがついている個性的なデザイン。住宅やカフェでも使用されていて人気があります。まるで海の上で長く使い込まれているようなかっこいいユーズド感が感じられます。
LED電球の選び方7.明るさの目安について
一般社団法人 日本照明工業会「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」(日本照明工業会ガイドB-008)に掲載されていて目安が決まっています。
一般白熱電球からお取り替え口金「E26」
一般電球ワット(W)相当 40W相当 485ルーメン以上
60W相当 810ルーメン以上
小型電球からお取り替え口金「E17」
小型電球ワット(W)相当 40W相当 440ルーメン以上
60W相当 760ルーメン以上
ボール電球からお取り替え口金「E26」
ボール電球ワット(W)相当 40W相当 400ルーメン以上
60W相当 700ルーメン以上
目安として選びましょう。
まとめ
簡単に取り換えが出来るLED電球ですが、使用する口金、ルーメン、サイズや形状など取り付けが出来るか仕様確認が必要です。
密閉形器具、断熱材施工器具、調光機能が付いた器具、屋外用の器具など対応の有無の確認が必要です。
パッケージの注意事項や中に付属されている取扱説明書の内容を確かめてから使ってください。
LED電球は日本製だけでなく海外からの輸入の物もたくさんあります。
どれを選んでいいか悩みますよね。そんな時はPSEマークがついていたら安心です。
PSEマークのLED電球を選びましょう。
リモコンを使って調光出来るLED電球は、調光機能がない照明器具で使用して下さい。
調光機能がある照明器具では使用出来ません。注意が必要です。それぞれの照明器具、用途にあったLED電球を選んで、快適な生活を送りましょう。