お部屋の中でおろそかにされそうな脱衣所。そんな脱衣所も気分があがる素敵な空間にしたくはありませんか?ぜひ脱衣所の照明もこだわって使いやすい空間にしましょう!
脱衣所はリビングや寝室などのお部屋に比べると、滞在時間が少ない部屋といえます。利用するのはたった数分かもしれませんが、生活の中心に近い場所であり、自分を整える大切な場所なので使いやすさを考えて気持ちの良い場所をつくりましょう。
実用性を重視しよう【脱衣所照明】
照明器具にこだわるといっても、自分の好きなデザインで決めるというより、脱衣所で何をするのか、自分の生活の行動をまず把握してみることが大切です。脱衣所の使われ方はお家によって違います。お風呂場に行く前に服を脱ぐ場所だったり歯磨きをする場所だったり、洗濯をする場所だったり。お化粧をする人もいるかもしれませんね。自分は脱衣所で何をするのかで照明の配置や色は変わってきます。
照明の配置
戸建てやマンションなどの脱衣所照明は天井に照明がついていて、鏡の上や横など洗面台にもついていることが多いです。この配置は、天井照明で空間を照らし、鏡の上や横の照明で陰ができないように照らし鏡を見やすくするためにつけられています。天井にある照明だけだと自分自身が照明の光を背にして鏡の前に立つので顔に影が出てしまい、お化粧や髭剃りのときに鏡が見づらくなってしまいます。2つの照明で明るさが確保できる照明の配置は脱衣所で身支度をする人には良いですよ。
生活スタイルや鏡の位置にあわせて照明の位置をきめてくださいね。
照明の種類
脱衣所とお風呂場のつくりで変わる照明のタイプ
脱衣所はお風呂場に行く前に脱衣する場所です。水に近い場所ですし、湯気がくる場所ですので防湿防水タイプの照明ではないといけないのかと考えたことはありませんか?結論から言うと防湿防水タイプでも普通のタイプでもかまいません。しかし、脱衣所とお風呂場が扉で仕切られることがなく同じ空間にあるというのならもちろん防湿防水の照明器具を選ばないといけませんが、扉で仕切られているのなら普通のタイプで問題ありません。
脱衣所の使い方で照明のかたちを選ぼう
シーリングライトなのか、ペンダントライトなのか、どの照明器具を使うのかは脱衣所の広さや使い方で注意が必要になります。
例えば洗濯ものを干すスペースとしても脱衣所を使おうと考えているのにペンダントライトをつけるとなると、ペンダントライトが邪魔になってしまいます。ペンダントライトに服が近すぎて焦げたり火事になるかもしれません。
一般家庭の脱衣所は大体2~3畳ほどで天井の高さや広さはそこまでありませんよね。ペンダントライトは可愛らしいですが、脱衣所には不向きかもしれません。その場合はシーリングライトやダウンライトだと邪魔にならなくていいですね。もしペンダントライトを取り入れたい場合は洗面台の上など、邪魔にならない配灯をしましょう。
脱衣所をダウンライトのみにすると、すっきりとした空間になっていいですが、脱衣所で身支度もしたい場合、鏡で自分の姿をみると陰になってお化粧や髭剃りなどがしづらくなります。脱衣するためだけに使うのであれば問題ないかもしれませんが、そうでなければミラー灯をつけることをおすすめします。これはシーリングライトの場合も言えることです。
照明の明るさ
脱衣所は一般家庭であれば2~3畳ほどのスペースだと思われます。
照明の明るさは重要です。薄暗いと何をするにしてもやりづらさがあります。明るさとはワット数(消費電力)だったりルーメン数(光束:光の量)で判断されがちですが、壁や床、机などの照らされている場所の明るさを示したルクス(照度)も重要になります。
JIS照明基準では空間の用途や作業に応じた推奨照度を定めています。脱衣所は空間全体で100ルクス、お化粧や髭剃りなどの作業を行うには300ルクスあると良いとされています。
大体そのくらいを目安に鏡のそばにつける照明は考えたほうがいいですね。
ちなみにルクスを求める計算式は
ルクス=面積(平方メートル)÷ルーメン
ルクスは光の欲しい場所にはどのくらいの光がきているのかという指標です。しかし自分では計算するのも面倒ですし、どれくらいの明るさなのか想像できないですよね。設計士や照明のプロにどのくらいの明るさがほしいかを伝えると対応してくれますし、弊社MotoMではご相談やご提案も承っておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
照明の色
照明の色は色温度(単位:ケルビン)であらわされます。色温度とは光の色のことであり、代表的なものは電球色、昼白色、昼光色になります。色温度の単位ケルビンであらわすと3つの色はだいたい3000~6500ケルビンの間にあります。3000ケルビンは電球色と呼ばれるオレンジっぽい暖かい色です。昼白色は4000ケルビン~5000ケルビンの白に近い色の光です。昼光色は6500ケルビンの少し青白い光となります。
脱衣所で歯磨きや化粧、洗濯をする場合は昼白色がおすすめです。電球色はリラックスする場所に最適で、脱衣所の使い方によっては電球色でもいいですが、なにかしら作業をするとなると昼白色がいいですね。
照明器具を2つつけるのであれば空間を照らすための照明は電球色、ミラー灯は昼白色と光の色を変えると用途で対応できるのでおすすめです。
脱衣所におすすめの照明器具紹介!
脱衣所にオススメの照明器具を紹介します。
こちらのミラーライトはLEDライトが埋め込まれたスタイリッシュなデザイン。鏡とライトが一体になっているのですっきりとした空間になりますね。調光・調色付きなのでお化粧したいとき、普段つけっぱなしのとき、など場面ごとで変えられるのでいいですよね。とくに身支度をするとき、ミラーライトであれば顔に影ができず、均等に顔に光が当たるので化粧のムラができないのでいいですよ。
MBK010-TOは大きさが450×600mmですが、その他に600×900mmと一回り大きいサイズもあります。空間に合わせて適したサイズをご利用ください。縦、横どちらでも設置可能です。機能のタイプは調光・調色付きのほか、3000ケルビン非調光タイプ、4000ケルビン非調光タイプもあります。使用する用途によって選べますよ。
曇り止めヒーター付きもございます。気になる方はお気軽にご連絡ください。
丸形もありますのでこちらも気になる方は見てみてください。
まとめ
いかがでしたか?脱衣所は何より使いやすさを考えることは大切で、それには照明選びも重要です。好きな照明を取り付けるのは良いですが、自分の生活スタイルに合っていないとストレスを感じてしまったり、取り替えることになったりしてしまいます。気持ちよく脱衣所を使うために、自分の使い方にあった照明を選んでくださいね。