照明器具の取り付け方法を知っていますか?
一般家庭に照明器具として用いられることの多いシーリングライトやペンダントライトは、部屋の天井に設置された配線器具・引掛シーリングに取り付けることができます。
今回は、照明器具を取り付ける上で欠かすことのできない引掛シーリングの設置方法や注意点、引掛シーリングの種類やおすすめの照明器具についてご紹介します。
目次
照明器具の取り付けに欠かせない引掛シーリングの設置方法とは
引掛シーリングは、照明器具の取り付けには欠かすことのできない配線器具です。
ここでは、引掛シーリングの設置方法についてご紹介します。
まずは、天井に設置する引掛シーリングの構造についてです。
引掛シーリングの天井に接する部分には、押し込むと電線を外すことのできる電源はずし穴、下地に固定するための2つのネジ穴、電線を差し込むための2つの穴、照明器具を引っ掛けて固定するためのツメがあります。
引掛シーリングに電線を接続して天井に固定することで、配線器具として使用できるようになります。
次に、引掛シーリングに電線を接続する手順をご紹介します。
電源ケーブルに電工ナイフを使用して切り込みを入れた後、電源ケーブルの被覆を2cm程度剥ぎます。
電線を5mm程度残し、ワイヤストリッパーを使用して電線の被覆を剥いでいきます。
引掛シーリングに接続する電線の長さは、長すぎたり短すぎたりしないよう、引掛シーリングの側面にある長さを示すゲージであらかじめ長さを確認し、適切な長さにカットしましょう。
カットした電線をそのまま引掛シーリングの差し込み穴に差し込めば、引掛シーリングへの電線接続は完了です。
差し込み時、差し込みが不十分だと被覆した裸の電線が見えてしまいます。
きっちりと奥まで差し込んで、裸電線が見えないようにしましょう。
最後に、天井への設置方法についてです。
引掛シーリングを天井に固定するためのネジは、天井下地の木材にしっかりと効かせるようにします。
固定用のネジを打ち込み天井材を貼ったら、ネジ穴から木ネジを打って固定すれば天井への設置は完了します。
引掛シーリングを取り付ける際の注意点と引掛シーリングの種類
引掛シーリングの設置方法についてご紹介しましたが、引掛シーリングの設置には注意点が一つあります。
注意点とは、引掛シーリングの設置には電気工事士という資格が必要であるということです。
DIYなどが流行っており、自分でやってみようと思う人も居るかもしれませんが、電気工事士の資格を持っていない人がご紹介した作業を行うことはできません。
重大な欠陥やトラブルに繋がる可能性もあるため、無資格の人は必ず電気工務店や電気屋さんに依頼するようにしましょう。
また、引掛シーリングにはいくつかの種類があります。
ここでは、引掛シーリングの種類についてご紹介します。
一つめは、角型引掛シーリングです。
名前の通り直方体の形をしており、和室の竿緑天井などによく使用されます。
一般的な木造住宅において、最も多いタイプの引掛シーリングです。
二つめは、丸型露出引掛シーリングです。
円盤状の引掛シーリングで、和室の目透かし天井や洋室によく利用されます。
角型引掛シーリングに比べると広い間隔で天井へのネジ止めをすることができ、大きさもあるため、照明器具をより安定させた状態で取り付けることができます。
三つめは、ツバ付き丸型引掛シーリングです。
丸型のシーリングの端部にツバが付いているタイプの引掛シーリングで、丸型露出引掛シーリングと同様、和室の目透かし天井や洋室の天井に多く用いられます。
四つめは、ツバ付き埋込ローゼットです。
他の引掛シーリングに比べて重さのある照明器具を取り付けることができ、中でも外周に突き出したハンガーが付いたタイプの場合は、ハンガー部分にネジ止めをして照明器具を固定することができるためより重い照明器具でも耐えることができます。
五つめは、丸型埋込引掛シーリング(引掛埋込ローゼット)です。
埋込タイプのため、天井から露出している部分の厚みが他の引掛シーリングと比べると、半分程しかありません。
薄型の引掛シーリングですが、ある程度の荷重に耐えることができるという特徴があります。
以上が代表的な5種類の引掛シーリングです。
ここでご紹介した引掛シーリングが天井に設置されていれば、多くの照明器具を取り付けることができますが、照明器具の中には一部の引掛シーリングに対応していないものもあります。
購入前に、天井の引掛シーリングに対応している照明器具であるかを確認しておくことが大切です。
次に、引掛シーリングに取り付けることができるおすすめの照明器具をご紹介します。
引掛シーリングに取り付けられる照明器具①シックなシャンデリア
引掛シーリングに取り付けることができるおすすめの照明器具一つめが、「<MotoM> LEDシャンデリア 8灯 セード付き GCH001-8SD」です。
布セードがついたシックなフォルムのシャンデリアで、丸型フル引掛シーリング・フル引掛シーリング・角型引掛シーリング・引掛埋込ローゼット・丸形引掛シーリングのいずれかが天井に設置されていれば取り付けることができます。
ロウソクを立てるための燭台をモチーフにしたデザインはどこか懐かしさを彷彿とさせ、穏やかな心地にしてくれる癒しを与えてくれます。
シャンデリアが持つ特有の派手さを抑えたシンプルかつ上品で大人っぽい雰囲気をイメージして製作されており、シンプルなデザインで抜群な華やかさを持ち合わせています。
使用されているブロンズメッキは調和や安心、優しいぬくもりを感じさせる色合いです。
同時に周囲に馴染みやすい色でもあり、どんな部屋にも合わせやすいという特徴があります。
電球は上向きについている間接照明で、天井や壁などに反射した穏やかな明かりで周囲を照らしてくれます。
下向きについている直接照明とは異なり、落ち着いた明るさで優雅な時間を楽しむことができます。
設置する場所に合わせて、好みの高さに調節することも可能な照明器具です。
引掛シーリングに取り付けられる照明器具②ビンテージテイストのペンダントライト
引掛シーリングに取り付けることができるおすすめの照明器具二つめは、「<MotoM>LEDペンダントライト 6灯 GCH002-6」です。
真鍮古美メッキのビンテージテイストがおしゃれな英国デザイナーによってデザインされた吊り下げペンダントで、丸型フル引掛シーリング・フル引掛シーリング・角型引掛シーリング・引掛埋込ローゼット・丸形引掛シーリングのいずれかが天井に設置されていれば、取り付けることができます。
まっすぐなアームのみを組み合わせて作られた複数のランプが取り付けられている多灯ペンダントライトですが、ゴチャゴチャとした装飾過多を感じさせないシンプルですっきりとした照明器具です。
支柱から左右にまっすぐと伸びたアームは長さを均等にしないアシンメトリーで、短いアームと長いアームを組み合わせたものを交互に3本重ね、お互いのアームを支え合うようなバランスが考慮された、他にはない珍しいユニークな形が表現されています。
「<MotoM>LEDペンダントライト 6灯 GCH002-6」はシェードが付いていないタイプで、ランプがむき出しになっているため、照明と同時にランプも主役に際立たせています。
ランプが床と並行に取り付く構造になっており、近い範囲と遠い範囲をくまなく照らすことが可能で、リビングなど人が多くあつまる場所におすすめの照明器具です。
まとめ
今回は、引掛シーリングの設置方法や注意点、引掛シーリングの種類、おすすめの照明器具についてご紹介しました。
引掛シーリングの設置には、電気工事士という資格が必要です。
無資格の場合は自分で行うことはできないため、必ず電気工務店や電気屋さんに依頼するようにしましょう。
また、引掛シーリングにはいくつかの種類があるため、天井に設置された引掛シーリングに対応している照明器具を選ぶことが大切です。
ご紹介した二種類の照明器具は、一般的な引掛シーリングに対応しています。
照明器具の購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。