せっかく新しいシーリングライトを購入したのに、天井に設置された引掛シーリングに対応していなくて取り付けられない!なんて事態に陥ったことはありませんか?
今回は、シーリングライトが取り付けられないときに工事不要で活用することができる、引掛シーリング用の増改アダプターについてご紹介します。
増改アダプター取り付け後のおすすめ商品についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
増改アダプターを使用したシーリングライトの取り付け方法

シーリングライトを取り付けることができる引掛シーリングにはいくつかの種類があります。
せっかく新しいシーリングライトを購入したのに、いざ取り付けようとしても取り付けることができない!なんて事態はできるだけ避けたいですよね。
部屋の天井に設置されている引掛シーリングが古いタイプの場合、よく見るとシーリングライトを取り付ける部分が取り付け可能な引掛シーリングとは異なっていることがあります。
古いタイプの引掛シーリングは、最近のシーリングライトに対応していないことが多く、引掛シーリングを交換するとなると、電気工事の依頼をしなければなりません。
そんなときに活用できるのが、引掛シーリング用の増改アダプターです。
増改アダプターには1型から4型まであり、パナソニックなどのメーカーから販売されています。
ネットでの購入はもちろん、ホームセンターなどでも取り扱っており500円~2000円程度で購入することができるため、電気工事を依頼するよりも低予算で済ませることが可能です。
増改アダプターの使用方法は、天井に設置されている引掛シーリングにカチッと取り付けて、増改アダプターに新しいシーリングライトを取り付けるだけです。
シーリングライトの取り付け方法は、通常の引掛シーリングと同様のため、増改アダプターを使用したからといって取り付けが難しくなることもありません。
増改アダプターが不要の引掛シーリング

部屋の天井に設置されている引掛シーリングはどのようなタイプのものでしょうか?
ここでは、増改アダプターを使う必要がない、現在主流となっている5種類の引掛シーリングをご紹介します。
一つめは、直方体の角型引掛シーリングです。
角型引掛シーリングは和室の天井に通っている竿縁の幅に近く、並べても違和感がないことから和室によく使われるタイプの引掛シーリングです。
木造の家に住んでいる人にとっては馴染みのあるタイプです。
二つめは、丸型引掛シーリングです。
和室の天井でよく見る目透かし天井や、洋室や浴室にも多く用いられます。
丸型で厚みのある円盤状で、角型引掛シーリングに比べると天井との設置面積が広いことから、より安定感がありしっかりと固定できるという特徴があります。
三つめは、丸型埋込引掛シーリングです。
引掛埋込ローゼットとも呼ばれる薄い円盤状の引掛シーリングで、埋め込みタイプのため天井から飛び出している部分は他の引掛けシーリングと比べて少ないです。
見た目は薄型ですが、ある程度の荷重に耐えられるという特徴を持っています。
四つめは、ツバ付き丸形引掛シーリングです。
丸型引掛シーリングにツバが付いたタイプで、丸型引掛シーリングと同様、和室の目透かし天井や洋室・浴室などでよく用いられる引掛シーリングです。
異なる点はツバが付いていることに加え、高荷重のシーリングキャップを取り付けることで高荷重耐性をアップさせることができます。
重さのあるシーリングライトを取り付ける際のコンセント代わりとして使用できます。
五つめは、ツバ付き埋込引掛ローゼットです。
ご紹介した引掛シーリングの中で、最も高荷重に耐えることができます。
外側に飛び出しているハンガーと呼ばれる部分にネジ止めをすることが可能です。
ご紹介した代表的な引掛シーリングが部屋の天井に設置されていれば、販売されているほとんどのシーリングライトを取り付けることができます。
しかし、一部のシーリングライトは特定の引掛シーリングにしか対応していない可能性もあるため、購入前に必ず対応しているかを確認することが大切です。
シーリングライトが取り付けられない場合の代替照明とその選び方
シーリングライトを取り付けられない場合でも、適切な照明を選ぶことで、部屋全体を明るく快適な空間にすることが可能です。ここでは、代替となる照明の種類や選び方について詳しく解説します。
- ペンダントライトでおしゃれな空間を演出
シーリングライトが取り付けられない場合、ペンダントライトを活用するのも一つの方法です。ペンダントライトは、天井から吊り下げるタイプの照明で、ダイニングやリビング、寝室などさまざまな空間に適しています。
特に、ダクトレール対応のペンダントライトを選べば、レールの位置を自由に調整できるため、部屋のレイアウトに合わせた照明配置が可能です。また、デザイン性の高いものを選ぶことで、おしゃれなインテリアのアクセントにもなります。
- スポットライトで照射範囲を調整する
スポットライトは、壁や天井に取り付けて、特定の方向を照らすことができる照明です。天井にシーリングライトが設置できない場合でも、スポットライトを活用することで、必要な場所に明るさを確保できます。
特に、可動式のスポットライトを選べば、照射角度を自由に調整できるため、デスクやソファ周辺など、ピンポイントで明かりを確保したい場所に向けることが可能です。また、壁や天井に設置せずに使用できるクリップ式のスポットライトもあり、賃貸住宅などでも気軽に導入できます。
- フロアランプやスタンドライトを活用
シーリングライトの代わりに、フロアランプやスタンドライトを取り入れるのも有効です。床置きタイプの照明は、天井の配線を気にせず設置できるため、自由度が高いのが特徴です。
フロアランプは、部屋全体を柔らかく照らすことができ、リラックスした雰囲気を演出します。
デスクランプは、作業や読書に適した明るさを確保できるため、勉強や仕事のスペースにおすすめです。
間接照明を活用すれば、天井や壁を照らして柔らかい光を作り出し、落ち着いた空間を演出できます。
- LEDテープライトや間接照明で空間を彩る
最近では、LEDテープライトを活用することで、簡単に間接照明を設置することも可能です。LEDテープライトは、壁や天井の端に貼り付けるだけで、ムードのあるライティングを楽しむことができます。
また、ベッドのヘッドボードやテレビの裏側に配置することで、空間に奥行きを生み出し、リラックスできる雰囲気を作り出すことができます。
- バッテリー式やUSB電源の照明を活用
シーリングライトが取り付けられない場所では、電源の確保が難しい場合もあります。そんな時には、バッテリー式やUSB電源の照明を活用するのもおすすめです。
バッテリー式のランプは、コンセントがない場所でも使えるため、寝室やクローゼットなどの補助照明として便利です。
USB接続のLEDライトは、モバイルバッテリーやPCから給電できるため、デスク周りの照明としても活躍します。
- 照明の色温度や明るさを考慮する
シーリングライトの代替照明を選ぶ際には、光の色温度や明るさにも注意することが大切です。
昼白色(5000K~6500K)は、自然光に近く、作業や読書に適した明るさを提供します。
電球色(2700K~3000K)は、温かみのある光で、リラックスしたい空間に最適です。
調光機能付きのLED電球を使用すると、シーンに合わせて明るさを調整でき、より快適な空間を作ることができます。
増改アダプター設置後に取り付けるおすすめシーリングライト①パナソニック

ここでは、増改アダプターを設置した後に取り付けることができる、おすすめのシーリングライトをご紹介します。
一つめは、パナソニックの「スタンダードシリーズ」です。
スタンダードシリーズにはスタンダードモデルと大光量モデルの2種類があり、8畳からパナソニックの独自基準である20畳の部屋の広さまで適用しています。
独自の新レンズ設計で薄型化を実現させ天井をすっきり見せながらも、しっかりとした明るさ・省エネ効果を得ることができます。
従来品のシーリングライトの高さが約140mmであるのに対し、スタンダードシリーズは約90mmと、本体の高さを約36%カットしました。
薄型化を実現させた新レンズ設計には光をより拡散させる3つの技術も搭載されており、光を拡散させて中央まで光を届かせる内側レンズ、内側レンズをよりさらに角度を広げて端まで光を届ける外側レンズ、LEDが配置されない基板間の光の途切れを緩和させる導光プリズムにより、光が部屋全体にまんべんなく広がります。
生活をする上で便利な機能も多数搭載されています。
文字くっきり光機能では、約6200Kの色温度と明るさで、小さな文字をくっきりと見えるあかりにすることができます。
読書や勉強、細かい作業をする際におすすめです。
キレイコートははっ水はつ油樹脂と帯電防止剤を組み合わせたパナソニック独自のカバーを採用し、汚れやホコリが付きにくく軽く拭きとるだけでシーリングライトを綺麗に保つことができます。
ムシブロックはカバーと本体の隙間にパッキンを装着し、装着したパッキンに防虫剤をしみこませることで防虫性能をアップさせています。
カバー内部への虫の侵入を防ぐことができるため、カバーを外して掃除をするなど面倒な手入れはほとんど必要ありません。
このほかにも、事前に設定した好みの明かりが設定時間になると自動で切り替わるおまかせモードや、ボタンを押すだけで自動で消灯してくれるおやすみタイマー、設定時刻になるとあかりのスイッチが自動的にオン・オフしてくれるおるすばんタイマーなど、便利な機能がいくつも搭載されています。ご紹介した機能のなかには大光量モデルにのみ搭載されているものもありますので、検討する場合はチェックしてみてくださいね。
増改アダプター設置後に取り付けるおすすめシーリングライト②日立

二つめは、日立の「LEDシーリングライト[ラク見え]搭載タイプ」です。
6畳から日立基準である18畳の部屋の広さまで適用しているシーリングライトで、ラク見え機能が搭載されています。
日立独自の放熱技術によりLEDモジュールの性能を最大限に引き出し、適用畳数最大限の明るさを実現するとともに、LEDモジュールの配置の工夫などにより省エネ性能も高くなっています。
リモコンにある「ラク見え」ボタンを押すと、全灯の1.2倍に明るさがアップし、青緑色のLEDが同時に点灯します。
年齢とともに必要になる明るさと、青緑色の光成分を補うことで文字の色もはっきりと見やすくなり、本や新聞などの細かい文字を読む際や、手芸・絵画などの色彩を使った趣味の時間などにおすすめの機能です。
さらに、搭載されているあかりセレクト機能では、暮らしのシーンに合わせておすすめの明かりを選ぶことができます。
事前に明るさと光の色を好みに合わせて調節して登録しておくことで、ボタンを押すだけで自分だけの明かりを楽しむことが可能です。
まとめ
今回は、引掛シーリングにシーリングライトが取り付けることができなかった際の増改アダプターの活用方法についてご紹介しました。
部屋の天井に設置された引掛シーリングが古いタイプであった場合は電気工事の依頼をしなければなりませんが、増改アダプターで解決することもできます。
増改アダプターを活用すれば費用を抑えることもできるので、ぜひ検討してみてくださいね。
また、増改アダプターを設置した後に取り付けるおすすめのシーリングライトとして、パナソニックと日立のシーリングライトをご紹介しました。
これからシーリングライトの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。