最近ダウンライトを取り入れるお宅は多くなっています。どんな取り入れ方がいいのか、写真を例に紹介していきます。
ダウンライトってどんな照明?取り入れる際気を付けることとは
ダウンライトとは天井に埋め込む小型タイプの照明器具のことであり、照明器具が目立たず天井をフラットに見せてくれるという特徴があります。ダウンライトにも種類がたくさんあり、デザイン的な種類というより機能だったり、埋め込み穴の大きさだったりの種類が豊富です。
【スフィアシリーズ】 球状ランプが離れた Φ100×2ペンダントライト MPN035-2 MPN035D-2
お店やご自宅のダイニングテーブル上などに複数台設置しておしゃれな空間にします。球状のグローブくっついたタイプと合わせて設置するとさらに素敵な空間になります。
ダウンライトの取り入れ方・組み合わせ方事例
それではダウンライトはどのように取り入れられているのか、写真を見ながら説明していきます。
リビング
白や黒など無彩色で統一された都会的なお部屋ですね。
ダウンライトが天井の端に均等に配置され、テレビがついた壁面に間接照明と、補助灯としてスタンドライトが設置されています。
天井が白でそれに合わせてダウンライトのトリム(天井に接する枠の部分)も白いのと、天井の中央あたりにダウンライトが配置されていないので器具が目立たず、空間がフラットでよりスマートな雰囲気です。
ダウンライトのほかに間接照明、スタンドライトがあるので光源は十分です。光の色はリビングですと電球色がおすすめですが、クールで清潔感があるような雰囲気のお部屋にしたい場合は昼白色がおすすめです。
重厚感のあるシーリングライトとダウンライトが使われています。広いピッチでダウンライトが配置されていて、光の色は温かみのある電球色です。ダウンライトが悪目立ちせずに均等に光源が確保されていますね。
キッチン
西洋的な雰囲気のあるお洒落なキッチンですね。ダウンライトとペンダントライトがつかわれています。
列になってダウンライトが配置され、テーブル真上にペンダントライトを配置しているのでテーブル上での作業も暗くなることがなくていいですね。直線的な配置なのででごちゃごちゃしている感じがなく、整然としていて良いですね。印象的なペンダントライトがより空間をお洒落に見せてくれています。
作業スペースの上にダウンライトが配置されています。手元を照らしてくれて、他に無駄な照明がなく、すっきりとしていますね。自然光がしっかりと入るので昼は良いのかもしれませんが、夜は明るさが足りないかもしれません。調光機能つきのダウンライトであれば明るさを調節できていいですよ。
パウダールーム
ミラー後ろの間接照明と洗面台の真上にダウンライトが配置されています。シーリングライトをつけるよりも、ダウンライトを取り付けるとスタイリッシュさが強調されます。凹凸のない空間にしたいときはダウンライトがいいですし、リビング、ダイニング以外に洗面所や浴室でもダウンライトは使えます。ただし、洗面所や浴室は水を使う場所で湿度が高くなるため、通常の屋内用のダウンライトは使えません。浴室用・洗面用というダウンライトがあるので取り付ける場合は注意しましょう。
廊下
ダウンライトは廊下にも使えます。2つのダウンライトを1グループとしてピッチを均等に配置されています。散らばっている感じがなく、まとまりがある配置ですね。
ダウンライトはメインの部屋にも階段や廊下などの緩衝スペース、納戸や押し入れでも使えます。メイン照明としても補助としても、物置のスペースにも使える万能照明です。
ダウンライトの注意点
ダウンライトが多すぎる
あまりにも良くない、というわけではありませんが、なんだか落ち着かない空間になっていると感じませんか?ダウンライトが多すぎたり配灯が散らばっていたりすると、天井がぼこぼこあいていて、なんだかかっこ悪く見えます。
開口径の大きさと配灯デザインであたえる印象はかわる
こちらはダイニングテーブル上にペンダントライト、そしてリビングとキッチンに開口径の違うダウンライトが使われています。この写真は開口径の違うダウンライトがそれぞれあたえる印象の違いがよくわかりますね。
キッチン側は開口径が大きくピッチが狭いので集中的に光を当てている感じが、活発的な印象を与えますし、リビングは開口径が狭く控えめな印象です。
注意点まとめ
ダウンライトは他の照明器具より取り入れる際の注意点が多く、難しい照明です。以下にまとめましたのでダウンライトを取り入れる際の参考にしてください。
- 取り付けに工事が必要であり、一度工事してしまうと照明の位置や数を変えられない
- 照明計画がむずかしい(開口径の大きさ、配灯)
- 光源が器具一体型の場合は光源が切れたときに業者に頼む必要がある
- 照明計画がむずかしい(開口径の大きさ、配灯)
- 器具によって眩しさを感じるものがある
必ず工事が必要であり、1度取り付けると配灯や開口径をかえられません。それなのに配灯デザインが難しいです。またダウンライトには眩しさを感じるものや、その眩しさをおさえたグレアレスのもの、調光・調色機能付きなど、さまざまな種類があります。
どのメーカーのどの器具を使うかも一緒に考えなければなりませんし、取り入れるときに考えることがたくさんあります。
ダウンライトについてもっと詳しく知りたい方はブログ記事「ダウンライトとは?」も参考にしてみてください。
ダウンライトと一緒に取り入れたい照明器具を紹介
前述した「ダウンライトの取り入れ方・組み合わせ方事例」でもお話しましたが、他の照明器具とダウンライトを一緒に取り入れると空間のお洒落さ、快適さはアップします。ここではダウンライトに組み合わせるおすすめの照明器具を紹介していきます。
ペンダントライト×ダウンライト
キッチンやダイニングスペースでよくみられる組み合わせです。ペンダントライト単体では部屋全体を明るくするのは器具によって難しいです。ペンダントライト真下のテーブルを中心に照らすので、ダウンライトを補助的に使用すると、空間やペンダントライトの邪魔にならず光源の確保ができますよ。
ヴィンテージテイストで取り入れるとお部屋が一気にお洒落になるペンダントライト。
カフェインテリアにマッチする大型ペンダントライト。カフェ風のキッチンにしたい方にぜひおすすめです。
スタンドライト×ダウンライト
シーリングライトやペンダントライトをつけずに、ダウンライトをメインで使い、補助としてスタンドライトを使うのも素敵です。スタンドライトはお部屋のインテリアにもなり、雰囲気づくりにぴったりです。寝室など、少し薄暗い落ち着いたお部屋に取り入れてみませんか?
どんな空間にも馴染むフロアスタンドライト。無駄な装飾のない洗練されたシンプルなデザインです。
間接照明にできる小型のスタンドライト。小型なので空間に圧迫感をあたえません。
まとめ
ダウンライトは開口径や配灯で印象がずいぶん変わってきます。落ち着いた雰囲気にしたいのか、活発的な雰囲気にしたいのか、スタイリッシュでモダンな空間にしたいのか、温かみのある空間にしたいのか、どんな空間にしたいかでダウンライトの配置の仕方、開口径、色温度などは変わります。
ダウンライトは取り入れる際、慎重に吟味する必要があります。失敗のないように取り入れ方を調べてみたり、この記事も参考にしてみてくださいね。