脱衣所の照明は、洗面や身だしなみチェック、洗濯などの家事をする場所の明かりとしてとても大切です。照明にこだわる事で、使い勝手が良くなったり、素敵な雰囲気を演出することができたりと、お気に入りの空間づくりのメリットとなることが沢山あります。脱衣所の照明として押さえておきたいポイントについて、詳しくご紹介していきます。
目次
脱衣所(脱衣室)の照明は頻繁に使うからこそこだわりたい
脱衣所は、家族が毎日朝晩問わず頻繁に使う場所です。そのため、おのずと照明の出番も多くなります。頻繁に使う場所だからこそ、しっかりとポイントを押さえた上で、こだわって照明を設置したい場所でもあります。
多くの人がこだわりを持つ場所
実は、脱衣所の照明は、多くの人がこだわりを持っています。脱衣所の中でも、洗面所の照明の位置や明るさにこだわる人が多いようです。
脱衣所の照明はただ単に明るいだけがいいというわけではなく、用途や使う時間などのことも考えたライティング計画が必要です。特に洗面所は身だしなみを整えるために、鏡で顔がしっかりと見えやすくなるように光が当たる位置や、照明の種類を選ぶなど、細かい部分までこだわる人が多い場所です。また、寝る前に歯磨きやスキンケアをする時間の事を考えて、洗面台の照明をあまり明るくしないようにするなどの工夫をしている人も居ます。
時間や使用状況によって明るさを使い分けたいという面で、明るさを調整できる照明器具に人気が集まっています。
誰でも使う場所だから性別問わず機能性が気になる
脱衣所は、朝顔を洗って身支度をして、帰ってきたら手を洗って、お風呂に入って、寝る前の身支度をして…と、一日に何度も家族みんなが使う場所です。そのため、家の中では、性別や世代を問わず機能性が気になる場所のひとつです。
また、入浴の前後に滞在する場所としてリラックス効果を求めて間接照明のようにしたり、1日に何度も使う場所だからこそ節電の為にLEDを導入したりと、女性だけでなく男性も明るさ以外の面でも気にしたいポイントが多い場所でもあります。
ライト付きで顔の影が気になりにくい、3倍の拡大鏡
洗面台の鏡横に補助ミラーとして設置できるライト付き角形の拡大鏡。メインの鏡だけでは、髭を剃る時、アイメイク時、コンタクトを装着する時などに便利です。
脱衣所(脱衣室)の照明は使いやすさが重要
皆さんの自宅の脱衣所の照明は、どこに設置されていますか?一般的な家庭の脱衣所の照明は、天井と洗面台の2か所だと思います。その照明の位置関係や、使いやすさについて、今一度よく考えてみましょう。
天井の照明と洗面台の照明の位置関係
洗面台の前に立つとき、洗面台に設置された照明をきちんと使っていますか?洗面台の前で化粧をしたり、髭を剃ったり、身だしなみを整えている人は多いでしょう。実は、一般的な脱衣所の天井の照明と洗面台の照明の位置関係の場合、洗面台の照明も使わないと、顔周りの明るさが不足してしまうのです。
脱衣所の天井の照明は、脱衣所全体をまんべんなく照らすために、一般的に中央に設置されています。しかし、洗面台を使う時、ほとんどの人は鏡に向かって前のめりになるため、天井の照明が背中に当たることになり、顔に影ができてしまうのです。この影は、化粧のムラや髭の剃り残しの原因になることも…。
身だしなみを洗面台できちんと整えることを考えた場合、天井の照明と一緒に洗面台の照明もつけることがベストです。また、天井の照明をダウンライトなどで天井の端に2列で配置したりして、鏡の前に立った時に背後から照らさないような配置にするのもおすすめの方法です。
人感センサーもおすすめ
脱衣所の照明は、何かと慌ただしい時間に使うことが多いもの。そんな時、電気を点けるのがわずらわしかったり、ついつい電気を消し忘れたりしてしまうこともあります。人感センサーつきの照明器具を使うと、面倒なスイッチ操作をしなくても、人の動きに応じて自動的に照明をオンオフしてくれます。
また、脱衣所は水を使ったり手が汚れていることが多い場所でもあります。そんなとき、人感センサーを導入していると、手でスイッチを触ることがないので、掃除する場所がひとつ減ってとても快適です。
脱衣所(脱衣室)の照明は色も重要なポイント
天井と洗面台は同じ色合いのライトで良いわけではない
脱衣所の照明は、同じスペースだから天井も洗面台も同じ色合いのライトで揃えていい、と考えがちです。しかし、天井の照明と洗面台では、必要な明るさや色が異なります。同じ色の照明で揃えた場合、パッと見た目の統一感はあるのですが、洗面台のライトが暗くなり過ぎたり、天井のライトが明るすぎて夜に見ると特に落ち着かなかったりというような弊害が起きる可能性があります。
照明器具を設置する時、デザインや雰囲気に合わせて照明の光色を選ぶことも多いと思います。おしゃれな部屋作りに光色選びは欠かせないのですが、脱衣所は実用的な場所だからこそ、単純におしゃれな演出をするだけではいけないということを頭に入れておきましょう。実は、違和感なく落ち着いて過ごすことができる脱衣所の雰囲気づくりには、照明の色合いを使う場所によって使い分ける必要があるのです。
照明の色が持つ効果も知っておこう
一般的な洗面台には、太陽光にもっとも近い色の照明が使われます。この照明の色は「昼白色」と呼ばれるもので、人が一番自然に感じる色合いの光です。暗くてよく物が見えないということも、まぶしすぎて目が疲れるということもありません。洗面台の前で化粧をしたり髭を剃ったりして整えた身だしなみは、外に出て日光のもとで他人から見られます。その時に違和感なく感じるような仕上がりにするためには、昼間のような明るさの中で作業するのが一番。昼白色は、細かい部分をじっくり確認しながら行なう作業に向いた光色なので、身だしなみを整える作業もスムーズです。
一方、天井の照明には温かみのあるオレンジがかった照明が使われます。この照明の色は「電球色」と呼ばれ、柔らかな光にリラックス効果があります。就寝前に視界に入っても神経を刺激しにくく、睡眠の質にも影響しないと考えられている光色です。寝る前の歯磨きなどのときには、天井の照明だけを点けるようにすると良いでしょう。
脱衣所(脱衣室)の照明は防湿型照明を使おう
浴室の照明には、防水型や防湿型の照明を使うのが当たり前だというのは誰しもが考えることですが、洗面所の照明は普通の照明で大丈夫だと思っていませんか?浴室は照明器具に水がかかったり、部屋全体の湿度が高くなったりすることがはっきりしているので、防水・防湿が必要と考えるのが一般的ですが、脱衣所はどうなのでしょうか。脱衣所の使い方も踏まえて、照明のタイプも選ぶ必要があります。
脱衣所(脱衣室)は意外に湿気や水気が多い
洗面所は、顔を洗う時や洗濯の時の水はねに気を使えばいい程度で、浴室よりも照明の防湿・防水性能に関しては必要がないように思いがちです。しかし、お風呂上りに脱衣所を使うことを考えてみてください。意外に湿気や水気が多いと思いませんか?お風呂上り、浴室から脱衣所に流れ込む湿気はとても多いです。また、お風呂上がりの濡れた手で洗面台の電気をつけて、ドライヤーを使ったり、スキンケアをしたりすることもあるでしょう。洗面台がシャンプードレッサータイプの場合は、さらに注意が必要です。洗面台で髪を洗うと、思っている以上に水しぶきが飛んでいます。防水タイプではない照明器具を使っていると、漏電や故障の可能性もある場所なんです。
また、洗濯中は、換気をしていてもどうしても湿気も溜まってしまいがちです。洗濯機や乾燥機を使うことで、脱衣所には熱気がこもります。その熱気は、湿度の上昇にも繋がるのです。
このような理由から脱衣所は他の部屋よりも、湿度が高くなりやすい場所だと考えられます。浴室のように完全防水型の照明でがちがちに固める必要はありませんが、湿気が原因で故障するのを防ぐためにも、最低限防湿対策をした照明器具を使うのが良いでしょう。
防湿型照明とは
防湿型照明とは、湿気などの対策がされている照明のことで、湯気や湿気が気になる脱衣所にはぴったりの照明器具です。
こちらのミラーライトは、IP(保護等級)が付与されている、安心な照明器具です。IPとは、電気機器の防塵、防水に関する保護を規格化しているもので、国際電気基準会議(IEC)規格で規定されている機器の保護等級を記号で示したものです。外からの侵入による保護の度合いを数値で表しています。このミラーライトの保護等級はIP44で、直径または厚さが1mmを超える個体が内部に侵入せず、いかなる方向からの水の飛沫によっても性能に有害な影響をうけないとされています。
また、スタイリッシュなイメージのクロームメッキは、おしゃれでホテルのような雰囲気づくりに一役買ってくれる存在ですが、そのポイントは見た目だけではありません。クロームメッキには耐食性があるため、湿気のある場所でも錆びることが少なく、傷もつきにくい表面仕上げ処理です。まさに、脱衣所の照明器具としてぴったりの商品です。
脱衣所(脱衣室)の照明はライフスタイルに合わせて適したものを
脱衣所は、家族の毎日のスムーズな身支度や、お風呂や就寝前などのリラックスした時間を過ごすために大切な場所です。使う人のことを考えて、照明の位置や明るさにも十分気を配る必要があります。
明るさひとつ、デザインや配置ひとつで、脱衣所の使い勝手も雰囲気も大きく変わります。脱衣所を重視して使いたい場面や家族の構成など、その家だからこそある、それぞれのライフスタイルの違いに応じて、最適な照明を設置するようにプランニングしていきましょう。