スポットライトは舞台の上で使われるイメージがあるかもしれませんが、よく身近で取り入れられてる照明です。お洒落で便利なスポットライトの魅力をご紹介します。
スポットライトって何?
スポットライトはその名の通り、光源を向けている方向に集中的に光を当てて照らすライトです。ピンポイントで照らしたい対象物(絵やオブジェ、観葉植物など)を照射し目立たせることができたり、壁や天井に光を当て反射させ、間接照明のようにも使うことができます。
【取り付け方】スポットライトを取り入れよう!
スポットライトの取り付けには2種類あります。
1つ目は、引っ掛けシーリング(照明器具をつけるための天井にあるコンセントのようなもの)に取り付ける方法と、2つ目はダクトレールに取り付ける方法です。
引っ掛けシーリング
引っ掛けシーリングに取り付ける場合は引っ掛けシーリング用、シーリング用を選んでください。天井側に設置されている引っ掛けシーリングとスポットライト側の引っ掛けシーリングキャップを直接はめるだけで利用できます。しかし1灯のみしか取り付けられません。
ダクトレール
ダクトレールは照明器具を取り付けられる1本のバー上の配線器具であり、ダクトレール上であればどこでもスポットライトをつけることができます。ダクトレールには取り付け可能な重量、ワット数が決められているので、その制限を越えなければいくつでもスポットライトをつけられます。
ダクトレールの場合工事が必要になりますが、簡易ダクトレールという引っ掛けシーリングにダクトレールを取り付けられるものがあります。賃貸でもダクトレールを使った照明を楽しみたい人におすすめです。ダクトレールに取り付ける場合は、ダクトレール用、ダクトプラグと明記されたスポットライトを選んでください。
スポットライトの特徴を生かした効果的なお部屋づくり
スポットライトの特徴は光の方向を変えられること・小型器具であること、そしてダクトレールがあれば天井のほかに壁にも取り付けられるので、気軽に取り付け取り外しができ、模様替えにも対応できます。そして、覚えておきたい特徴で配光という光の広がりの角度があります。角度がいくつなのかは記載があるもの、ないものがありますので知りたい場合はメーカーに問い合わせましょう。
大きくわけて狭角・中角・広角・拡散とありますが、具体的な角度で明記しているメーカーもあります。狭角になればなるほどピンポイントで物を照らすことができ、陰影がつきやすくメリハリのある空間に仕上げられます。拡散タイプは光が及ぶ範囲が一番ひろいので、全体的に照らしたいのであれば拡散タイプがいいですね。
使う場所、用途によって配光は重要なポイントです。スポットライトを選ぶときはぜひ気にしてみてください。しかし器具によっては配光調節付きのスポットライトもあるので、用途や使う場所が決まっていなかったり、色々な状況に対応させたい場合は配光調節付きだといいかもしれませんね。
【全体を照らす】スポットライトで部屋を明るく
他の照明器具を使わずスポットライトのみで部屋を明るくすることは可能です。もちろん数は必要になります。
部屋全体を明るくしたい、というのなら照らす範囲が広い広角タイプ、拡散タイプのスポットライトを選ぶのがいいですね。部屋の大きさによって必要な光の量はかわりますので適したスポットライトの数を取り付けましょう。
シーリングライトやペンダントライトなどといったメイン照明となる照明器具を使用したくない場合や、天井に照明器具を取り付けたくない場合は壁にダクトレールを這わせてスポットライトをつけるのもいいですよ。上からよりも横から光があるほうが雰囲気がよくなり、おすすめです。
スポットライトをメインで使う場合は光の方向も気を付けましょう。直接光が目に入る場所にスポットライトが向いていたら眩しいですよね。配置と方向を気を付けてバランスよく使用してください。
【集中的に照らす】自分の「好き」を目立たせよう
ピンポイントで何かを照らしたい場合の配光は狭角がおすすめです。陰影を利用し対象を浮かび上がらせると、インテリアのアクセントにもなります。
上や横から照らすのもいいですが、例えば観葉植物を後ろから照らすのも素敵です。間接照明のようにもなり、葉の陰ができるのも幻想的でいいですよね。
【組み合わせて使う】スポットライトと他の照明器具をあわせて使おう
スポットライトは存在感のある照明器具ではありません。器具自体は小型であるし派手な装飾もなく控えめですが、そのため使い勝手がいいです。空間演出にたけた照明器具であると思います。
スポットライトだけで使うのもいいですが、住宅ではとくに他の照明器具とあわせて使うとより温かみがあるお洒落な空間が演出できます。
スポットライト×フロアスタンドライト
スポットライトは拡散タイプでいくつか天井につけるとシーリングライトとしてもつかえます。スポットライトのフォルムはお洒落ですよね。光の方向を変えられるのでそれぞれ光の当てたい方向に向け、スタンドライトを補助照明で部屋の隅や、ソファ横に配置するなどして光を補うとインテリアとしても素敵ですよ。
MotoMのフロアスタンドライト「GST003」はシンプルで、どんな照明器具にも空間にも合わせやすいです。
ペンダントライト×スポットライト
ペンダントライトとスポットライトを組み合わせて使用する場合、ペンダントライトがメイン照明になります。しかしペンダントライトは空間全体を照らすのにはあまり適しません。補助的にスポットライトであかるくしたり、挟角のスポットライトで壁を照らして間接光として使うのもいいかもしれません。
MotoMのペンダントライト「GPN008」はお洒落ですが他の照明器具とも組み合わせやすいです。カフェのような空間にもぴったりです。
ダウンライト×スポットライト
照明器具を目立たせたくない人におすすめです。しっかり光源の確保ができますし、ダウンライトもスポットライトも控えめな照明器具です。ダウンライトで空間を照らし、スポットライトで補助的に暗い部分を照らしたり、ピンポイントで対象物を照射してアクセントにしたりするのもいいですね。
まとめ
スポットライトの取り付けははめるだけなので簡単に照明を取り外しできます。スポットライトは小型なのでより気軽にできることでしょう。またダクトレールに取り付ける場合は複数のスポットライトを同時に使用でき、取り付ける位置も調整することができるのでおすすめです。
スポットライトは照らし方やつける位置を最初から決めることなく、暮らしていく中で変えられるのでそれぞれの暮らし方に対応できます。家具の配置を変えるだけでなく、照明の位置や照らし方も変えられるのはとても楽しいですよ。ぜひスポットライトを暮らしの中に取り入れてみてくださいね。