お店やネットで売られている電球って、とても種類があり、どれを選んでいいか悩むため結局同じ電球を買ったりしてませんか。電球選びに役立つお話をしていきます。
電球っておしゃれでかわいいですよね。
形は、スリムなやせ形からふっくらした丸み形など色々あります。
電球の種類には国によっても違いがあります。
ここでは国内で一般に使われているねじ式口金で説明していきます。
・E26 もっとも一般的なサイズ。
・E17 ミニクリプトン球やシャンデリア球などに使われているサイズ。
・E11 ハロゲンライトやスポット電球などに広く使われているサイズ。
・E14 海外規格の口金で、輸入物のシャンデリア、スタンドなどに使用されているサイズ。
・E12 豆電球などに使用されているサイズ。
口金のサイズを測る場合は、ネジ山のある円筒形となった部分の直径で測りますが、ネジの谷ではなく山部分で測ってください。
E14 E11 E12 は、ちょっと測りにくいので、ランプを直接お店に持っていき店員さんに聞いたほうが良いでしょう。電球には口金だけでも5つの種類があります。つぎにそれぞれの電球の仕組みや特徴についてご紹介します。
白熱電球
ご存じのようにフィラメントを使ったみなさん馴染みのある一般的な電球です。白熱電球を世に広めた先駆者でもあるトーマス・アルバ・エジソンから「エジソンランプ」とも呼ばれています。
白熱電球の構造自体はシンプルで、「フィラメント」「ガラス球」「口金」の三つで構成されています。光る仕組みについてですが、白熱電球は導入線によりフィラメントが固定されており、このフィラメントに電流を流すことで、電気抵抗が生じます。この抵抗によりフィラメントの温度が上昇し、およそ2500℃~2650℃の高温となることにより白熱化して、光るという原理です。また白熱電球が電球切れを起こす理由ですが、フィラメントは高温化することにより蒸発します。蒸発することでフィラメントは小さくなり、やがて切れてしまいます。フィラメントが切れてしまうと導入線とつながらなくなるため電気が通らなくなり、電気がつかなくなるのです。2500℃~2650℃ってすべてが一瞬で溶けちゃいそうなイメージですが、溶けないで明るく光るってすごいです。
ハロゲン電球
電流が流れフィラメントが高温になると、 フィラメントからタングステン原子が蒸発し、封入されているハロゲンガスのハロゲン原子と結合し、ハロゲン化タングステンを形成します。この分子はバルブ内を浮遊し、高温のフィラメント付近でハロゲン原子とタングステン原子に分離します。タングステン原子は再びフィラメントに戻り、遊離したハロゲン原子は以前の反応を繰り返します。この一連の反応が「ハロゲンサイクル」でこれによりバルブ壁の黒化を抑制し、フィラメントの消耗を防止します。
そのため白熱電球より寿命が約3倍長持ちします。
非常にコンパクトのフォルムでも白熱電球と変わらない明るさです。
車のヘッドライトにも使用されています。小さいながら優れている電球です。
電球型蛍光灯
世界では1879年にアメリカのトーマス・エジソンが白熱電球を発明しましたが、蛍光灯を発明したのはドイツの発明家であるエトムント・ゲルマーです。
日本で初めて蛍光灯を作ったのは東京芝浦電気です。
光の仕組みは、電流を流すと蛍光管フィラメントから電子が飛び出し、内部に封入されている気体になっている水銀とぶつかり合って紫外線が発生します。ガラス管の内部には蛍光塗料が塗布されていて、紫外線が当たると光を発して、蛍光管の外部へ可視光線を放ち、これが照明となるのです。
寿命は白熱電球より約6倍長持ちします。
光の色は電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色と種類があり、使う場所、目的に合わせられます。
水銀が入っていますので、廃棄する時は気を付けましょう。絶対に素手で触らないでくださいね。
電球型蛍光灯は電球の形にも複数の種類があり、ソフトクリームアイスのようなかわいい形も人気です。
シェードがない器具にとても合います。
LED電球
以前の白熱電球と比較して、省エネルギーかつ明るい特徴があります。小さな電力でも非常に明るい光を灯す事が出来るLED電球は、住宅や商業店舗など多くの場所で使われています。消費電力も少ないため、電気代も節約出来る魅力があります。さらにCO2排出量も少なくなり、地球環境にも優しい省エネルギーが実現出来ます。LED電球には明るさや光の色、また配光角度、形状などとてもたくさんの種類があります。なかには各メーカーたくさんの努力で調光機能を備えたLED電球もありますが、調光スイッチと相性があり、せっかく調光LED電球に取り替えたのに調光できない事がありますので、LED電球用調光器に取り換えをお勧めします。
おしゃれでかわいい電球を使用した照明器具がたくさんあります。
電球を選んでから、電球にあった照明器具を選んでみてはいかがでしょうか。
電球にもたくさん種類があって迷うかもしれませんが、想像しながら選ぶのも楽しみの1つになると思いますよ。
電球がとてもが生える器具です。
一つずつ電球を変えてもいいですね。
電球の種類についてご紹介しました。少し調べてみただけでも電球にはたくさんの種類がありますよね。それぞれの特徴を把握して、自分のお部屋に合った電球を選ぶようにすると生活がもっと快適なものになりますよ。