毎日必ず使うキッチンですが、調理のほか、洗いものも含めるとけっこうな時間を過ごしていることになります。
キッチンでは細かい作業をするので、明るさはとても大切な要素のひとつ。
もちろん、中には家事が苦手な人もいるでしょうが、キッチンが明るく使い勝手が良ければ気分も上がり、料理も楽しくなるものです。
具体的にどんな照明を選べばよいのか、どんな色のライトが向いているかなど、失敗しないキッチンの照明選びをここでお伝えします。
効率よくキッチンで動くためにも、ポイントをしっかりと押さえて使いやすいキッチンにしていきましょう!
目次
キッチンの照明は手元が大事! 明るいと作業がしやすい!
キッチンの照明は空間全体を照らすベースライトと手元灯が設置されているのが一般的です。
ベースライトはキッチン全体を明るくしてくれますが、手元は見えづらいもの。そんなときに活躍するのがこの手元灯なのです。
手元灯はその名の通り、手元を明るく照らしてくれる照明です。キッチンでは野菜や肉を切るので細かい作業をするときに手元がよく見えること、また洗い物をするときに汚れが見えること、これが重要になります。
もし、手元灯がないと手元が狂って手を切ったり、手が滑ったりとケガをする元。細かい作業をするときは手元灯をつけて作業をしやすくしましょう。
手元が明るければ調理するときに食材のチェックもできますよね。傷んでいるところを発見したり、色が変わっているのもわかります。食中毒を起こさないためにも、十分に明るいところで行うのがベストです。
ですから、調理のしやすい明るさや光色の照明を選ぶことがまず重要なポイントとなります。
作業スペースは手元が良く見えるLEDを使うと陰影ができにくくなります。
LEDの特徴
LEDは発光ダイオードと呼ばれる半導体のことで電流を流すことで発光します。
LEDは蛍光灯などの既存光源に比べると消費電力が少なく、電気代を低く抑えることができる照明として知られています。発売当時はいくら長持ちしても「この値段では…」というくらい高価なものでしたが、今は普及率が上がったことで安価になってきました。
また、LEDは虫がよりつきにくく、長寿命で10年は交換不要ということも特徴です。蛍光灯など今お使いの電球が切れたときが替え時ですから、そのタイミングでぜひ長持ちするLEDに換えてしまいましょう。
キッチン照明で手元は見やすく!色のチェックもかんたんに!
キッチンでは、鍋、フライパン、皿とひんぱんにものの出し入れが行われます。また、調理に伴い、肉や野菜を切ったり、炒めたり…と細かい作業も行います。
安全面からも暗がりのないよう隅々まで見えるような照明にしておくことが求められます。
そのためにも影ができにくく、全体に光が広がる照明が必要になってきます。さらに調理には色のチェックも大事なポイントです。食材が傷んでいないかは手触りやにおいのほか、色もチェックポイントになります。また、色合いで味付けを見たりすることもあるので、キッチンでの色チェックはたいへん重要なもの。
ですから、正確に色を見るためにも手元灯の色は、自然に見せてくれる昼白色のタイプがベストです。
おしゃれな照明にこだわりすぎて、食材の色がわからないような照明にしてしまうのはいけません。キッチンでは食べ物の色が見やすい照明がおすすめです。
手元が見やすいキッチン照明! 影を作らず全体に広がる光を重視
キッチンの照明には、「ベースライト」「シーリングライト」「ダウンライト」「ペンダントライト」「スポットライト」といった5つの照明を取り入れることができます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
高い位置からキッチンを明るくする「ベースライト」
天井に直接取りつける「ベースライト」は、キッチンの隅々まで明るくしてくれる照明です。以前は蛍光灯がよく使われていましたが、今の主流は省エネで長寿命のLEDに変わってきています。
吊り扉を開けたときにぶつからず、光がキッチンの隅にまでしっかりと行き渡るように配置する必要があります。
キッチン全体を明るく照らす「シーリングライト」
シーリングライトは天井(ceiling)に直接取りつけるタイプの照明器具のこと。リビングや寝室など、部屋全体を明るくしたい場所によく使われている照明です。
すっきりと広く見せてくれる「ダウンライト」
天井に埋め込んで設置する「ダウンライト」は、狭いキッチンでもすっきりと広く見せてくれるのが特徴。これまでは主流として使われていた照明です。
埋め込み型なのでほこりもつきにくく、掃除の手間がかかりません。また、調光可能なLEDダウンライトならシーンに合わせた明るさに調節ができるのでより便利に使えます。
限られたスペースを照らすおしゃれな「ペンダントライト(天井照明)」
「ペンダントライト」は、その名の通り、コードやチェーンなどで天井から吊り下げるタイプの照明です。部屋全体を照らすのではなく限られたスペースを照らしてくれるので、部屋のアクセントにもなります。
手元をより明るくしたいときにもおすすめの照明ですが、収納の扉を開けたときにぶつかってしまわない位置に設置するようにしましょう。
また、ペンダントライトはダイニングや寝室などに選ばれる照明で、多灯使いをするとすてきな空間作りができます。
一部分を強調する「スポットライト」
スーパーや飲食店では食品や料理を美味しく見せるために「スポットライト」を設置しています。このようにスポットライトは光をあててものを目立たせたり、壁に反射・拡散させる間接照明にも適した照明です。
天井に固定するフランジ式、レール上に取りつけるタイプをダクトレールレール式といいます。
新しいマンションでは、スポットライトをつけるためのダクトレールが最初からついているところもあります。また、簡単に設置ができる簡単取り付け用のダクトレールもあるので気軽にスポットライトをつけることもできます。ライトの向きを変えることで様々な空間演出が可能になります。
ダクトレールはほかにライティングダクト、スライドコンセントとも呼ばれています。
おすすめのLEDペンダントライト(天井照明)
おしゃれなキッチンカウンターにつけるなら「LED円筒ペンダントライトMPN05」がおすすめです。
表面のカラーはゴールド、シルバー、黒、白の4色があります。
筒型のライトがキッチンを華やかに明るく変えてくれます。小ぶりなので、複数並べて吊るせばおしゃれ感がグンとアップします。
高級感を出したいのなら、おしゃれなしずく型のデザインをした「LEDペンダント 1灯 GPN009」がおすすめです。
模様入りガラスの照明はひとつでもすてきですが、いくつか組み合わせて飾るのがおすすめです。
また、ペンダントライトとスポットライトを組合わせたりすれば、両方のいいとこどりも可能です。カラーやテイストを揃えれば、自分好みのキッチン照明に早変わり!ですね。
キッチンでは手元が見やすい照明を! 時短家事の秘密は明るさにあり
キッチンでは、日々の料理はもちろんのこと、洗い物や片づけ、翌日の食事の下ごしらえなどやるべきことがいっぱい! 食べたら片付けないといけませんし、食べればまた次の食事がやってきます。このように家事というのはあれもこれもと欲を出すと永遠に終わらなくなるものなのです。
かといって一日中、キッチンにいるわけにもいきません。キッチンに立つ時間をどうしたら短くできるか、そして快適に過ごせるかが問題となってきます。
効率良く作業するためにもキッチンでの照明選びは重要で、作業台やコンロ周辺はできるだけ明るくして使いやすくすることです。
使いやすさを求めるために、どの照明をどうするかということをメモ書きにしておくといいでしょう。
照明の色の選び方
照明は明るさだけでなく「光の色」も大事なポイントです。照明の色には電球色、温白色、白色、昼白色、昼光色などがあり、部屋の雰囲気も色によって変わってきます。
キッチンでは電球色と昼白色がおすすめです。2つの違いを見ていきましょう。
電球色は暖かみがあって落ち着きのある色で、リラックスしたい場所に向く色です。料理をおいしそうに見せる色なので、キッチンやダイニングの明かりに向いています。
昼白色は太陽光に最も近い色です。自然な色に見える色なので、肉や野菜を調理するキッチンに最適です。
最近は光色を切り替えて使うタイプの照明器具もあるので、シーンに合わせて照明の色を選ぶことができれば便利に使えますね。
まとめ
キッチンの照明の種類と選び方についてご紹介しました。
照明もインテリアの一部。おしゃれな照明を取り入れれば、キッチンの雰囲気も変わってきます。
照明を換えれば、モチベーションも違ってくるので、ぜひ、効率良く家事をするためにも自分に合った照明を取り入れてください。