家の中でペンダントライトが映える場所と言えば、キッチンやダイニングを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
キッチンカウンターにおしゃれなペンダントライトを並べて吊るせば、自宅のキッチンをまるでカフェのような雰囲気にすることもできます。ただし、キッチンの照明をおしゃれさだけ考えて選ぶのはNG! 調理するときの使いやすさもしっかり考えて選びたいですね。
ここでは、キッチンの照明プランニングの際に押さえておきたいポイントや、ペンダントライトをキッチンでおしゃれに使うためのアイデア、キッチンで使えるペンダントライト以外の照明についてなどをご説明します。
目次
キッチンの種類|ペンダントライトが向いているのは?
キッチンの間取りやレイアウトにもさまざまな種類があり、キッチンのタイプによって選ぶべき照明も変わってきます。
キッチンの間取りは、以前はキッチンがほかの部屋から独立した「クローズドキッチン(独立型キッチン)」が主流でしたが、近年はキッチンとダイニングやリビングがつながった「オープンキッチン」が主流になりました。
オープンキッチンの中でも、カウンターでキッチンを区切るタイプの「対面型キッチン」と呼ばれるレイアウトは、調理や洗い物をしながらリビングにいる家族とコミュニケーションしやすいため、特に人気が高いです。
クローズドキッチンの場合、キッチンは独立した空間なので、照明プランもキッチン単体で考えることができます。基本的にお客様などの目に触れることがないので、作業効率を重視しつつ、キッチンを使う人の好みで照明を選ぶと良いでしょう。
一方、オープンキッチンの場合、レイアウトにもよりますがリビングダイニング側からキッチンが見えやすくなります。リビングにお客様を招いた場合などには、キッチンも視界に入ることになるので、作業のしやすさに加えてインテリア性についてもしっかりと意識した照明選びが重要です。
視界に入りやすく空間をおしゃれに彩りやすいペンダントライトは、オープンキッチンに特に向いている照明の一つだと言えるでしょう。
オンラインストアで人気商品!円筒ペンダントライト
直径5.5cmのスリムな円筒形ボディで、どのような場所にも合わせやすいです。器具内部にLEDが組み込まれているため、光源のみを電球のように交換することができませんが、LEDの寿命は40,000時間なので1日平均10時間点灯したとしても約10年間ご使用いただけます。
ペンダントライトはどう使う? キッチン照明のポイント
キッチンの照明プランを考えるときには、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか。キッチン照明で押さえておきたいポイントをご紹介します。
明るさを確保して作業しやすく
キッチンは調理する場所です。食べ物を扱うので清潔さが大切ですし、効率よく作業するためにもしっかりとした明るさが求められます。
シーリングライトやダウンライトなどキッチン全体を照らす照明とともに、作業する際の手元を明るく照らす手元灯を組み合わせて使うのがキッチン照明の基本です。
食べ物の色がわかりやすい色の照明を
照明にはさまざまな色のものがありますが、キッチンで使う照明の色は食べ物の色が自然に見えやすい昼白色をを選ぶのがおすすめです。
食品の色は鮮度を判断する際の一つの目安になりますし、食器と料理との色彩調和などを確認するためにも、キッチンではなるべく自然な色に見えやすい照明が実用的でしょう。
掃除しやすさも考慮して
キッチン照明を選ぶ際は「掃除がしやすいかどうか」についても考えてみましょう。キッチンは煙や蒸気などが出ることが多く、照明器具にも油汚れなどがつきやすいです。
キッチンで使う照明は、シェードなどのカバーで覆われたタイプのものを選びましょう。素材についても、汚れがつきにくくサッと水拭きや水洗いをしやすいものを選ぶのがおすすめです。
ペンダントライトは吊るす高さに注意
キッチンカウンターにペンダントライトを吊るす場合、高さは慎重に検討しましょう。低すぎると邪魔になったりまぶしく感じたりすることがあります。
とはいえ、あまり高すぎる位置に設置したのでは視界に入らず、せっかくペンダントライトを選んだ意味がなくなってしまいます。
キッチンをよく使う人の身長や、キッチンレイアウトと合わせて最適な高さになるよう調節したいですね。
ペンダントライトはキッチンにおすすめな照明!
ペンダントライトとは、コードやチェーンで天井から吊るして設置するタイプの照明器具のことを言います。天井から下がった位置にあるため視界に入りやすく、デザインや配置によってさまざまな空間演出が可能です。
そんなペンダントライトは、キッチンに取り付けるのにもぴったりな照明です。キッチン照明としてペンダントライトを使う場合の、おすすめな使い方をいくつかご紹介します。
手元を照らす補助照明としてシンク上などに
キッチンでの調理中は、刃物や火を扱ったりする作業が多いです。作業中に手元が影になると見づらく、思わぬケガなどにつながる危険もあります。
このため、キッチン照明では手元灯を設置するのが基本になります。手元灯にはスポットライトなどを使うこともありますが、手元灯のうちどこか1か所、たとえばシンク上に設置するものなどをペンダントライトにしてみてはいかがでしょうか。
ちょっとしたアクセントがあるのとないのとでは、キッチン全体の雰囲気が大きく変わります。クローズドタイプのキッチンでおしゃれな照明づかいを楽しみたい方にもぴったりですよ。
対面式キッチンカウンターに複数灯並べて
ペンダントライトは一灯だけ吊るしてアクセント的に使うのも良いですが、複数灯並べて吊るすのも空間に生き生きとしたデザイン性が出て良いものです。
対面式キッチンは、リビングダイニングからキッチン内が見えやすいので、カウンター上の照明に視線を集める工夫を採り入れるのがおすすめ。カウンター上に複数灯並べて吊るしたペンダントライトは注目されやすく、キッチンの内側から目線をそらす働きが期待できます。
同じデザインのペンダントライトを等間隔に並べて吊るせば、落ち着いた優しい雰囲気に。異なるデザインのペンダントライトを並べたり、吊るす高さに変化をつけたりすれば、ポップでおしゃれな雰囲気に……という具合に、照明選びや並べ方によっていろいろな空間をデザインできますよ。
円筒型ペンダントライトでモダンな雰囲気に
ペンダントライトというと、丸みのあるデザインのものや和風のものなど、どちらかというと凝ったデザインのものが多いという印象があるかもしれません。
キッチンの雰囲気によっては、あまり照明を目立たせたくない場合や、シンプルな照明にしたい場合などもありますよね。そんなとき、ペンダントライトは選択肢からはずれがちですが、実はペンダントライトにもシャープなデザインのものや、シンプルさを引き立てるデザインのものも少なくありません。
たとえば円筒型のペンダントライトなら、多灯使いでも目立ちすぎることなく、直線多めのキッチン空間にもよく似合います。すっきりとモダンな雰囲気のキッチンに合う照明をお探しの場合は、円筒型のペンダントライトを検討してみてはいかがでしょうか。
リビングダイニングのペンダントとコーディネートして
対面式に限らずオープンキッチンの場合、リビングダイニングからキッチンが見えやすいものです。キッチンにペンダントライトを使うなら、リビングやダイニングのペンダントライトとのコーディネートを意識するのがおすすめです。
対になるデザインや同じデザインのサイズ違い、色違いなど、多少の変化をつけつつコーディネートすれば、オープンキッチンならではのおしゃれな空間デザインを楽しむことができるはずです。
ダクトレール用スポットライト
"スポットライトのメリットは、お店みたいでお洒落にでき、他のインテリアの邪魔にならず、むしろ引き立たせることもでき、
気軽に光の方向を変えられることです。多灯使いで光を色々な方向・角度にあてると空間に陰影がつき立体感がでます。"
ペンダントライト以外にも! キッチンに合う照明
キッチンに合う照明はペンダントライトだけではありません。ペンダントライト以外で、キッチンにおすすめな照明をご紹介します。
ダウンライト
天井に埋め込む形で真下を照らすダウンライトは、キッチンの全体照明として複数使いで使用されることが多いです。天井がすっきりとフラットになるので、低めの天井の場合などにも圧迫感が出にくいのでおすすめです。また、カウンターをすっきりさせたい方にも向いているでしょう。
スポットライト
狙った場所を明るく照らすことができるスポットライトは、キッチンではカウンター上面を照らす手元灯として使われることが多いです。シンプルでモダンな印象のキッチンにしたい場合などにおすすめです。
ブラケットライト
キッチンの収納といえば、以前はカウンター上部に吊戸棚があるのが一般的でしたが、近年では吊戸棚のないすっきりとしたキッチンカウンターも増えています。このようなカウンターを使う場合、壁付けのブラケットライトをキッチン照明として使うのもおすすめ。ペンダントライトとは一味違うアクセントとして空間に奥行きなどを感じさせてくれるはずです。
間接照明
キッチンの照明は作業効率や清潔感などから明るさを重視することが多く、間接照明が使用されることはあまり多くありません。
しかしオープンキッチンが主流になる中、キッチンを使用していないときのための照明として、キッチンに間接照明を配置するというプランもあります。
天井部分や壁などを間接照明でさりげなく照らせるようにしておけば、使用していない時間のキッチンもリビングなどのインテリアと調和させやすいですよ。
まとめ
キッチンの照明を選ぶ際に押さえておきたいポイントや、ペンダントライトをキッチンでおしゃれに使うためのアイデア、キッチンで使えるペンダントライト以外の照明についてなどをご説明しました。
料理をする人にとって、キッチンは住まいの中でも毎日長時間過ごす場所の一つです。使いやすさとおしゃれさを兼ね備えた照明づかいで、調理をするのが楽しみになるようなキッチンにしたいですよね。
ご自宅のキッチンのイメージにぴったり合う照明のデザインや使い方を検討なさってみてください。