照明の設置に便利な「ダクトレール」というアイテムをご存知でしょうか? ダクトレールを使えば、手軽に照明の多灯使いが可能になります。 ここでは、ダクトレールとはどのようなものなのかと、使用するメリットやデメリット、住まいの中での活用シーンや設置できる照明の種類などをご紹介します。
目次
自在に照明を楽しめる「ダクトレール」ってどんなもの?
ダクトレールとは、スポットライトなどの照明器具を取り付けるためのレールです。
「ライティングレール」「ライティングダクト」などと呼ばれることもあります。
ダクト(duct)とは導管を指す言葉です。ダクトレールには電流が流れており、レール上のどこにでも対応する照明器具を取り付けて使用することができます。
もともとは舞台照明用に使用されていた設備で、その後店舗や商業施設などの照明設置に利用されるようになっていきました。近年では一般家庭の照明に利用されるケースも増えています。
家庭でダクトレールを使いたい場合、天井に直付けや埋め込みで設置するとなると、大掛かりな電気工事が必要になるため、新築時やリフォーム時の対応が向いています。
一方、既にある引掛シーリングなどの配線器具にアダプターを使って固定する「簡易ダクトレール」であれば、後付けで比較的手軽にダクトレールを設置することができます。
ダクトレールは「ライティングダクト」として規格が定められているため、ライティングレール対応(ダクトプラグ)の照明であればメーカーを問わず使用することができます。
簡易ダクトレールやライティングレール対応照明は、ホームセンターやインテリア量販店、家電量販店などで取り扱っています。こうしたお店のネット通販などでも購入できるケースが多いでしょう。
マットな質感 磁器ペンダントライト直径φ12.5cm 引掛シーリング MPN21 MPN21D
昼と夜と違った表情で楽しむペンダントライト。ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を用いました。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。
税込 8,580円
照明設置にダクトレールを使うメリットとデメリット
ダクトレールを使った照明の設置は、通常の設置方法と比較してさまざまなメリットがあります。一方で、デメリットとなる点もあるため、把握したうえで導入を検討することをおすすめします。
ダクトレールを使うメリット
部屋にダクトレールを設置することで得られるメリットとして、主に以下のような点が挙げられます。
照明の設置場所の自由度が高い
ダクトレールを使えば、レールを設置できる場所なら基本的にどこにでも照明を取り付けることができます。レールにはさまざまな長さのものがあり、L字型やコの字型などにレールを配置して照明を設置することも可能です。 ピンポイントで照らしたい場所や照明を並べたい場所に設置できる自由度の高さは、ダクトレールを使用する大きなメリットだと言えるでしょう。
LEDアクリルカバー付き円筒ペンダントライトMPN06
ミニマルな円筒形でオプティカルパーツがワンポイント。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
税込 11,880円
照明の設置や取り換えがしやすい
照明器具の種類や設置方法によりますが、照明を新たに設置したり取り換えたりする際に手順が難しく手間がかかることも少なくありません。 ダクトレールが設置されていれば、照明を新たに取り付けたり、別の照明に取り換えたりする際の着脱が比較的簡単にできるというメリットがあります。部屋の模様替えなどに合わせて照明を換えるのも容易です。
照明の数や明るさを調節しやすい
ダクトレールには、許容されている重量やワット数の範囲内で複数の照明を取り付けることができます。求める明るさに合わせて照明の数を増やしたり減らしたりといった調節をしやすいのです。また、ペンダントライトなどを並べて設置する場合などにも、照明の数を変化させて雰囲気を変えるなどの対応がしやすいです。
インテリアとしての魅力が高い
ダクトレールに照明を取り付ける方法は表現力の幅が広く、単調になりやすい一般的な設置方法と比べて個性的なインテリアを演出できます。 さらに、ダクトレールに取り付けるフックなども販売されているので、照明以外にも植物や雑貨、アクセサリーなどを吊り下げてハンギングインテリアを楽しむ人もいます。 アイデア次第でインテリア演出にいろいろと活用できる点もダクトレールの魅力です。
マットな質感 磁器ペンダントライト 直径φ11cm 引掛シーリング MPN20 ダクトプラグ MPN20D
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を用いました。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。
税込 8,580円
ダクトレールを使うデメリット
ダクトレールを設置して照明を取り付ける場合、以下のような点をデメリットであると感じる方が多いようです。
レールの色やデザインの選択肢が少ない
ダクトレールは基本的に実用性重視で、色は白か黒、グレーがほとんど。デザインもシンプルなので、レール自体が個性的なものはあまりありません。室内設備の色やデザインにこだわりのある人には、選択肢の少なさがデメリットに感じられることもあるでしょう。
ダクトレール自体が目立つことがある
色の選択肢が少ないことと関係がありますが、天井の色とダクトレールの色の違いによってはダクトレールが悪目立ちしてしまうケースがあります。 あえてダクトレールの直線を目立たせてインダストリアルな雰囲気を出したい場合などは良いのですが、さりげなく設置したい場合には気になってしまうこともあるかもしれません。
設置場所によっては熱や汚れを感じることも
照明を設置する場所の自由度が高さはダクトレールの魅力ですが、雰囲気の良さだけを重視して設置場所を決めると、思わぬ問題が出てくることもある点には注意が必要です。 例えば、低めの位置に加熱しやすい電球などを設置すると、暑さを感じやすくなることがあります。また、キッチンやダイニングに設置した照明が、煙や湯気などで汚れやすくなることも。照明を設置する位置や高さについては、見た目とともにこうした実用性の点にも配慮して検討することが大切です。
マットな質感の磁器ペンダントライト MPN19
ダイニング等お部屋のワンポイントに。清潔感あふれる純白な磁器素材を用いました。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。昼間は磁器の白さがお部屋に清潔感をあたえ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋をほっとあたたかくともします。
税込 8,580円
どこの照明に使える? ダクトレールの活用アイデア
ダクトレール照明は、住まいの中のどういった空間に活用されているのでしょうか。一般住宅内で照明設置にダクトレールが使われることの多い場所をご紹介します。
ダイニング
ダイニングは、ダクトレールで照明を設置する人が特に多い場所です。家具の大きさや位置に合わせてちょうど良い位置に照明を設置するのにダクトレールが便利なのです。
また、ダイニングテーブル上にはペンダントライトを設置することが多いのも、ダクトレールと相性の良い点です。小ぶりのペンダントライトを2灯、3灯と並べて吊るすと、1灯だけの照明とは異なるおしゃれな雰囲気になりますよ。 実際に明るさやバランスを見ながら、照明の位置や数を調節しやすいのも便利です。
【スフィアシリーズ】 球状のランプがくっついたタイプ Φ100×2 ペンダントライト
アシンメトリーに配置した乳白色のガラスグローブが、柔らかな光のリズムを演出する「スフィアシリーズ」のペンダントライト。高さを変えて複数台をレイアウトすれば、明かりをちりばめたような華やな空間づくりにお使いいただけます。
税込 21,780円
キッチンカウンター
キッチンカウンターの上もダクトレールを活用しやすい場所です。昨今はリビングダイニングとキッチンがつながったオープンキッチンが主流ですが、特に対面式キッチンカウンターの上などはダクトレールで照明を設置すると便利でしょう。
キッチンカウンター上にダウンライトやペンダントライトが利用されることが多いです。また、作業台などで手元を照らすためのスポットライトを設置する際にもダクトレールは便利です。
リビング
リビングの照明にもダクトレールを活用できます。最近の住居ではダイニングやキッチンと区切りなくつながった広々としたリビングが主流ですが、ダクトレールを使用すれば、リビング内でもエリアに合わせて明るさや照明の種類に変化を付けることができます。
例えば、リラックスして過ごすソファー回りは明るすぎないペンダントライトを付けたり、子どもが勉強するスペースには手元を照らすスポットライトを配置したりといった具合です。 ダクトレールは吊るしてディスプレイするインテリアにも活用できるとお伝えしましたが、リビングのダクトレールに植物などを吊るして楽しむのも良いですね。
ベッドヘッドボードに取り付ける間接光&スポットタイプ 読書灯 MBK025
間接光のやわらかな光で空間を照らします。間接光とスポット光は各々独立したスイッチで点灯可能。
税込 27,500円
ダクトレールに設置できる照明の種類
先述の通りダクトレールには規格が定められているので「ダクトレール対応」と表示されている照明であれば、メーカーの区別なく設置することができます。 また、引掛シーリング用の照明をダクトレールに取り付けるためのアダプターもあるため、引掛シーリング対応の照明も一部を除いて設置可能です。 ダクトレールに設置できる照明には、主に以下のような種類があります。
スポットライト
ダクトレールと組み合わせて使う照明と言えば、まずはスポットライトを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。設置する位置や数を調整しやすいダクトレールは、スポットライトとの相性が抜群に良いです。 スポットライトにはシンプルな見た目のものが多く、モダンな雰囲気の部屋やシンプルなインテリアによく似合います。壁の絵画やポスターなどを照らすといった使い方もできます。
ペンダントライト(天井照明)
ペンダントライト(天井照明)もダクトレールに設置しやすい照明です。 ダクトレールと組み合わせることで多灯使いが容易になるのが魅力。ダイニングテーブルの上やキッチンカウンターの上に小さめのペンダントライト(天井照明)を並べて配置すると、カフェのような雰囲気になりますよ。 ペンダントライト(天井照明)はデザインが豊富なのも魅力です。同じペンダントライト(天井照明)を並べて設置してもかわいいですし、デザイン違いを3灯並べて設置するのもおしゃれです。円筒型のペンダントライト(天井照明)なら、段差をつけて設置するのもおすすめです。
MotoM「LED磁器ペンダントライト(天井照明)」シリーズは、ダクトレール対応の磁器製ペンダントライト(天井照明)。さまざまな形やデザインがあるので多灯使いにもぴったりです。部屋の雰囲気に合わせてお好みの組み合わせや配置を選んでみてくださいね。
まとめ
ダクトレールとはどのようなものなのかと、設置するメリットやデメリット、住まいの中での活用シーンや設置できる照明の種類などをご紹介しました。 複数の照明を使って空間演出したい方にとって、ダクトレールは自由度が高く表現の幅が広がる方法です。照明にこだわってみたいかたは、導入を検討してみてはいかがでしょうか。