「バジルの栽培に興味はあるものの、どうやって始めたらいいかわからない」という方は多いようです。スポンジで発芽させて水耕栽培する方法なら、初心者でもカンタンにバジル栽培を始められますよ。
ここでは、バジルを栽培する魅力と、スポンジを使って水耕栽培を始める方法やポイント、おすすめの栽培器などをご紹介します。バジル栽培を始めてみたい方は参考にしてみてくださいね。
目次
スポンジでできる!? バジルを水耕栽培する魅力とは
キッチンやダイニングなどで、ちょっとした野菜やハーブを育てる人が増えています。中でもバジルはさまざまな料理に使えて人気のハーブの一つです。バジルの水耕栽培の魅力として、以下のようなことが挙げられます。
簡単に始められて育てやすい
バジルは初心者にも育てやすいハーブですが、土に植えて育てるとなると、最初に鉢やプランター、土、じょうろなどといった道具を用意する必要があります。水耕栽培ならちょっとしたコップや空き容器とスポンジなど身近な道具と種さえあれば始められるため、より手軽に楽しめるのが魅力です。
汚れないし害虫の心配も少ない
水耕栽培は土を使わないため、室内を汚す心配がありません。また、バジルにつく害虫や病気などは土が媒介となることが多いです。水耕栽培でも害虫や病気が発生する可能性はゼロではありませんが、土で育てる場合と比べてリスクはかなり低くなります。
摘みたてを料理に使える
バジルのさわやかな味は、イタリア料理やエスニック料理に重宝します。でも、スーパーで購入しようと思っても扱っていなかったり、適量が売られていなかったり、意外と高値だったりすることが多いです。乾燥バジルを購入するという手もありますが、やはり生のバジルに比べると風味は劣ります。
自宅でバジルを水耕栽培していれば、料理に使いたいときに使いたいだけ収穫して、摘みたてのバジルを食べることができます。
見た目がかわいくておしゃれ
暮らしの中に植物があるのは良いものですよね。バジルのつややかで丸みのある葉は、見た目も愛らしく部屋のインテリアとしても良いアクセントになってくれます。水耕栽培なら、容器のデザインなどにこだわれば、よりおしゃれな印象にすることができるのもうれしいですね。
バジルをスポンジで水耕栽培する方法
水耕栽培というと、特別な用具などが必要に思えるかもしれません。確かに事業用の野菜栽培などでは大規模な水耕栽培用設備が使用されていますが、ご自宅でバジルを少し育ててみる程度であれば、種と液体肥料以外は身近なものを使って始めることができます。
ここからは、スポンジを使ってバジルを発芽させ、水耕栽培するために必要な道具と手順をご紹介していきます。
用意するもの
・バジルの種
バジル栽培は人気が高いので、ホームセンターや園芸ショップなど植物の種を扱っているお店ならほぼ置いてあると思います。都心などでこうしたお店が身近にない場合は、ネットでも購入可能です。
・液体肥料
植物は根を使って土から養分を吸収しますが、水耕栽培では土を使いません。土から吸収するはずの養分を補うために、水に液体肥料を加える必要があります。水耕栽培用の液体肥料が販売されているので、種と一緒に購入しておきましょう。
・スポンジ
バジルを種から発芽させるときに使います。水耕栽培専用のスポンジが便利ですが、普通にキッチンで使っている食器洗い用スポンジでも問題ありません。
・発芽用の容器
スポンジを使って発芽させる際、スポンジを水に浸して並べておくための容器です。タッパーやプラスチックトレイなど、浅くて広いタイプの容器が適しています。
・栽培用の容器
発芽して根が伸びてきたバジルを移し替えて育てるための容器です。口の部分をカットして逆さに置きなおしたペットボトルを使用する方法が、バジルを根から安定させやすく人気です。コップや紙パックなど、ある程度の深さと安定感のある容器ならOKです。
・はさみ、カッター
スポンジを加工する際に使用します。普通の文房具のはさみやカッターで問題ありません。
・ピンセットや毛抜き、竹串など
バジルの種をスポンジに載せていくときに使用します。
・トイレットペーパー
バジルを発芽させるとき、スポンジに載せて水分蒸発を防ぐために使用します。芽がのびるときにこのトイレットペーパーをつき破って出てくることになるため、水に溶けやすいトイレットペーパーが適しており、ティッシュペーパーは使用に向きません。
バジル水耕栽培で育てる手順
①スポンジは3cm角ほどに切り分け、真ん中に十字の切り込みを入れておきましょう。
②スポンジを発芽用の容器に並べて水にひたし、十字の切り込みに種をピンセットや濡らした竹串で載せていきます。
③種をまきおえたら、濡らしたトイレットペーパーを上から載せます。
④窓辺など日光の当たる場所に置いて発芽を待ちましょう。
⑤発芽して根が伸びてきたら、栽培用の容器に移し替えます。
⑥2~3日おきに水を換えて育てましょう。
⑦丈が20cmほどに育ったら、手摘みやはさみで茎から切って収穫します。
バジルをスポンジで水耕栽培するときのポイント
スポンジを使ってバジルを水耕栽培するときは、以下のような点に注意しながら育てましょう。
忘れずに液体肥料を使用する
バジルは栄養が足りないと下の方の葉が黄色く変色してしまいます。水耕栽培の場合は、土から栄養を吸収することができないため、水耕栽培専用の液体肥料を使うのが基本です。水換えをしたら、必ず液体肥料も適切な量補うようにしましょう。
液体肥料にもいろいろなタイプがありますが、どの生長段階でも使えるタイプを選んでおけば収穫まで同じ肥料を使えるので便利です。
日なたに置いて栽培する
バジルは日光を好む植物です。バジルの生長には光合成が欠かせません。屋内で水耕栽培する場合は、窓辺など日当たりの良い場所に置くようにしましょう。日当たりを確保できない場合は、植物栽培用のLED照明などを活用するのがおすすめです。
収穫を兼ねて摘心をおこなう
摘心とは剪定作業の一種で、茎の先端にある新芽を摘みとることを言います。定期的に摘心をおこなうことで、どんどん上に伸びてしまうことを防いでわき芽を増すことができるのです。
バジルが20~30cmほどの丈に育ったら、下のほうの葉を残して摘心しましょう。収穫を兼ねて摘心をおこなうようにすると、たくさん収穫することができます。
バジルのスポンジ水耕栽培をもっとおしゃれに楽しもう!
キッチンやリビングでバジルの栽培を始めてみたいけど、スポンジやペットボトルを使った栽培で部屋がなんとなく雑然として見えたり、生活感が出てしまったりするのはちょっと嫌だな……と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
せっかく部屋でハーブの栽培を始めるなら、インテリアのアクセントとしても生かせたらうれしいですよね。
そんな方におすすめしたいのが、LED照明付き植物栽培器「Akarina(アカリーナ)」シリーズです。
水耕栽培は部屋でのバジル栽培にぴったりな方法ですが、気をつけたいのが日当たりの問題です。バジルは日光を好む植物なので、日当たりが悪い場所では育ちにくく、枯れてしまうこともあります。 日光の差し込む窓辺などちょうど良い場所を確保できれば良いですが、なかなか難しいケースも多いですよね。
LED照明付きの栽培器なら日当たりを気にせずに好きな場所でバジルを栽培することができます。 Akarinaはインテリア照明ブランド(MotoMモトム)が開発した製品なので、デザインの美しさや空間との調和にこだわって作られているのが魅力です。
植物育成用のLED照明というと、光合成に必要な光に最適化した赤色と青色のライトを使用するケースも多いのですが、Akarinaは白い光で植物を育てられるよう開発されているため、照明を点灯していてもインテリアに違和感なく溶け込んでくれます。 さまざまなサイズやデザイン、カラーが揃っているので、バジルを栽培する空間にぴったりとマッチするものが見つかるはずです。
Akarinaには栽培用ケースやスポンジ、お試し用の液体肥料や種が付属しているので、すぐに栽培を始めることができます。ただし、お試し用で付属している種はサラダ菜なので、バジルを栽培したい場合は別途バジルの種を購入する必要があります。
先ほどスポンジを使った一般的な水耕栽培の始め方をご紹介しましたが、Akarinaならタッパーやピンセット、トイレットペーパーなどを用意する必要はありません。スポンジにも最初から切れ目が入っているので手間いらず! 養液をつぎ足すだけのカンタンなお世話で育てることができます。
発芽させるところから栽培まで、同じ栽培器でできるように作られているので移し替えの手間もかからず便利ですよ。
まとめ
バジル栽培の魅力と、スポンジを使って水耕栽培を始める方法とポイント、おすすめの栽培器などをご紹介させていただきました。
ハーブの栽培というと、手間が多すぎたり失敗してしまったりするのではないかと心配に感じられる方も多いかもしれません。でも、やり方を見てみるとそこまで難しくはなさそうだと思いませんか? 実際に挑戦してみると「意外と簡単で楽しいな」とハマる方も多いんですよ。
バジルは初心者でも育てやすいハーブです。気になっている方はぜひ挑戦してみてくださいね。